支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 346人
- 募集終了日
- 2020年11月20日
【応援メッセージ#4】 HEAPS編集長・平野 仁子さん
TOUTEN BOOKSTOREへの【応援メッセージ 】をほぼ毎週月曜日、新着情報に載せていきます。
第四回はHEAPS編集長のさこちゃんです!
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「江國香織さんの本って、英文の直訳のようなタイトルがあって好き」
詩穂子ちゃんとの出会い、というか、最初の会合は数年前のニューヨーク(私は1年の半分以上の拠点がニューヨークで、詩穂子ちゃんは旅行に来ていた)で、壁にどでかい天使の絵が描いてある不思議なご飯屋さんで、そんな話ばかりをしたのでした。
やたらと洒落た取り分けづらいタコの唐揚げなどを食べながら、互いのこれまでの人生やその時の恋人などの話はすっかりよそに置いて、私たち(彼女の友人も含めた3人)はきゃっきゃと本の話ばかりしてニューヨークの夜の数時間を遊んだ。
そもそも詩穂子ちゃんは「夜ご飯に行く」にしてはだいぶヘビーな装いをしていた。ギャラリーで買ったという特大&重箱系弁当箱な本も入っていて、「きゅう」と声が聞こえそうなパツパツのバックから、1冊ずつにやにやしながら(ごめん、でもニコニコというよりも、やっぱりもっと含みのある顔だった)取り出して、本の説明をしてくれた。本が好きな人の顔であり旅であったので、たった一度の会合で私は「古賀さんて、なんかすごい信頼できる人」という根拠のない友情を心に抱いてしまった。
2度目に会ったのは、彼女が働いていた本棚屋さん。
小さなボックス型の本棚を、一つのテーマでまとめた数冊と一緒に購入できるという新しい取り組みをしていた。私が購入した小さな本棚に入っていたのは、小説と、ガイドブックと、漫画と、それから詩集。棚から一冊いっさつ勝手にパタパタと飛んできて収まったような無秩序さで、だけどそこには読む人に予定外の発見と喜びをあげようとする綿密な心算が見えて、すっかり彼女の選書のファンになってしまった。
「せっかくだから本棚になんか描いて」というと、本棚の底に黒マッキーで「ニューヨークで考え中」とイラストを描いてくれた(近藤聡乃さんの漫画)。私は「やっぱり詩穂子ちゃんて、すごくいい」と、2度目の会合でさらに勝手に熱をあげ、その翌年に私が運営しているメディアのイベントで「本屋と選書」について語ってもらったのだった。
インターネットでは、知りたいことは検索できるけど、何が知りたいかを検索することはできない。本屋は、「考える」の出発点。だから本屋は大事だと思う。
と言っていた。
新しい友人に出会うような、あるいは懐かしい知人に思い出したように出くわすような、予定外の巡りあいが本屋にはある。言葉にすらなっていない「知りたい」かけらを探りにいけば、自分の中に眠るものがむくっと起きたりする。 ググるよりずっと非効率に、ぼんやりした思考をほどけないまま思いあぐねたりもして…。
そんなふうに、私は思う存分に詩穂子ちゃんの本屋さんで「考え中」がしてみたい。
なのでひとまずいま、ニューヨークで応援中なのです。
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さこちゃんの文章、だいすきです。うれしい。泣。
さこちゃんとの関係は、NEUTの編集長・平山潤くんと出会った日に「さこちゃんと合いそう」と紹介してもらったことがきっかけ。ちょうど私がその翌週だか翌月だかくらいにニューヨークに本屋巡りをしに行く予定で、その時ニューヨークに居たさこちゃんに会いに行くことに。妖艶な、それでいてカルチャーの匂いのする不思議なご飯屋さんの空間に酔いながら、日本の本の話をするのがとってもたのしかったことを覚えてる。
イベントのオファーの時は、なぜこのイベントを行うのか、そこになぜ私を呼んでくれたのか、というのをたくさんのページを割いて文章にして伝えてくれた。パワーをくれる人。憧れの存在です。
さこちゃん、本当にありがとう!!!
TOUTEN BOOKSTOREで乾杯できる日を心からたのしみにしています。(その時もきっとおすすめの本をニヤニヤしながら紹介しちゃう)
平野 仁子 SAKO HIRANO
21歳で単身渡米。2015年から、世界の辺縁とそこにある片鱗を観察し、世界各地のユニークな個人と会話しながら大切なシーンを独自取材して届けるカルチャージャーナリズムのマガジン『HEAPS MAGAZINE』の編集長を務める。 現在は、NYと東京を拠点に、同誌の運営と同誌制作で培った世界各地のネットワークを活かしたプロジェクトを主な活動とするHEAPS株式会社の経営も行う。一番好きな食べ物は、のり巻き。
リターン
3,000円
お礼のメール
、感謝の気持ちを込めたお礼のメール
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
8,000円
お礼メール、オリジナルブックカバー
、感謝の気持ちを込めたお礼のメール
、 オリジナル布製ブックカバー
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
3,000円
お礼のメール
、感謝の気持ちを込めたお礼のメール
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
8,000円
お礼メール、オリジナルブックカバー
、感謝の気持ちを込めたお礼のメール
、 オリジナル布製ブックカバー
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
愛知の登録文化財の魅力を伝える「あいちのたてもの」を制作したい
- 現在
- 763,000円
- 支援者
- 77人
- 残り
- 35日
日本一の酒米産地に、黄金の稲穂に囲まれた宿泊拠点をつくる!
- 現在
- 6,092,000円
- 支援者
- 211人
- 残り
- 35日
低賃金の新人アニメーターに住居支援し、割の良い仕事を作りたい!
- 総計
- 35人
『d design travel』を続けたいvol.35 島根号
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- 714,500円
- 支援者
- 43人
- 残り
- 45日
もやいの「葬送」プロジェクト|身寄りのない方の「お見送り」を考える
- 現在
- 2,166,000円
- 寄付者
- 209人
- 残り
- 25日
緊急支援|レバノン空爆による避難民に寄り添う支援を
- 現在
- 414,000円
- 寄付者
- 43人
- 残り
- 25日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 40,885,000円
- 支援者
- 2,006人
- 残り
- 27日