生理の貧困が女性・少女の幸せに生きる権利を奪っています

世界中のコミュニティーが大なり小なりCOVID-19パンデミックの影響を受けています。その中でも生理を安全に、尊厳を持って生理を管理する能力への影響は見過ごせません。

1. 下水道のメンテナンスが出来なくなったり、水の供給が中断したりすることは生理中に起こるととても困ります。
2. ストックが無くなったり、サプライチェーンが滞ったりすると、生理用ナプキン、タンポンなどが手に入らなくなります。
3. COVID-19に感染したり、濃厚接触者になって隔離されると、生理用品が手に入らなくなったり、水道が利用できなくなったりします。
4. パンデミックのために仕事を失った人を抱える家庭では、食品や家計にかかる費用を優先して生理用品に手が回らなくなります。
5. 需要の増加、買いだめ、サプライチェーンの混乱などで生理用品が値上がりし、思ったような生理用品が手に入らなくなります。
6. 生理や初潮への知識が十分でないとストレスや不安が増します。でもパンデミックのせいで、いつも行われている保健サービスが中断されたり、学校が閉鎖されたりして生理をうまく管理するための大切な情報が伝わらなくなっています。

このパンデミックという危機の中では、人々の尊厳、健康、幸福を守るために必要な情報、製品、設備へのアクセスが確保されなくてはなりません。政策立案者/決定者は生理用品の利用が滞らないことを保証すべきです。

パンデミックはこの状況下で生理中に起こる体験に様々な影響を与えています。© PONY for UNFPA