プロジェクト概要

 

旧魚半別邸の歴史的価値に光を。熱田の誇りとして守り継ぐ。

 

はじめまして。NPO法人堀川まちネット理事の日高寿之です。私は活動を通じて、名古屋市熱田区の歴史・文化について学び、他の地域に無い歴史的な価値がたくさん埋もれていることを知りました。そして、活動のひとつとして、安土桃山時代の頃から昭和初期の頃まで続いていた「堀川まつり」を現代に蘇らせる活動を毎年行っています。


そこで今回は、熱田の誇りとして保存活用している旧魚半別邸洋館を改修するプロジェクトを立ち上げました。

 

旧魚半別邸洋館は、東海地域では最古の鉄筋コンクリート構造の建物である可能性があり、第二次世界大戦での熱田大空襲では焼夷弾の驚異から免れ、伊勢湾台風の洪水からも難を逃れた、大変強運な建造物です。名古屋市の「登録地域建造物資産」第29号・第30号に認定されています。

 

名古屋市の「登録地域建造物資産」:旧魚半別邸洋館


現在、旧魚半別邸を宮の駅観光案内所や交流サロン、私共の拠点として活用。この歴史的建造物を守り、次世代へと継承するために「NPO 法人堀川まちネット」にて様々な勉強会やイベントを行っています。

 

しかし、建物の外装のタイルは剥離しかけている、窓の鉄製の手すりが腐食して脱落しかけている等、お客さまをお招きして熱田の魅力を伝える発信拠点とするには安心して使用できない状態にありました。改修費用250万円のうち、125万円が不足しています。

 

何とかこの歴史的な価値のある建物を次世代へ遺していくために、皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

 

茶道(裏千家)のおもてなしを通じて、出会った方々へ熱田の魅力をお伝えしています。

 

 

明治・大正・昭和を生きた建物が一列に並ぶ。

 

この建物は、明治29年に創業された料亭「魚半」の経営者の本邸として建てられました。明治時代の煉瓦の蔵・大正時代洋館・昭和初期の和館の3つが一列に並んで建っており、同時に、明治・大正・昭和をみることができるまさに貴重なエリアです。

 

それぞれの時代を生きた建物を紹介します。

 

 

明治

明治時代に建てられたという煉瓦づくりの蔵。明治時代に建てられたため、「煉瓦」で造られており、大変珍しい蔵です。

 

この蔵は魚屋、料亭をしていた当時、鮮魚を保管するために活用されていました。 現在は耐震性の問題で安全を考えて入っていません。

 

 

 

 

 

大正

 

大正時代に建てられた洋館は、名古屋で初期の鉄筋コンクリート住宅。白いタイル貼りの洋館の1階の窓に鉄製のシャッターがあり、2階の窓には、観音開きの鎧戸があります。手すりやバルコニーは、大正時代に存在したとは思えないようなお洒落なのデザインになっています。

 

熱田は、昔「宮宿」と呼ばれていました。宮宿は海運の要衝であったため港町としてたいへん栄えた地域でした。江戸時代の末期にこの地域で魚屋、料亭で大変繁盛された武藤家がありました。大正時代、武藤家の三代目「武藤兼次郎」は海外旅行へ行った際、寄木細工のような模様のあるテーブルをとても気に入り、そのテーブルに似合う建物を建てる事を決め、大正時代には珍しい「洋館」を建造したのです。

 

旧魚半別邸の洋館

 

部屋の中は、大正モダンな雰囲気。

 

 

昭和

 

切妻造り(屋根形状:きりづまづくり)の和館は、熨斗瓦(のしがわら:屋根の棟に来る雨水を表側と裏側に流すために積まれる瓦)を高く積んだ屋根が特徴です。

 

和館は三代目の武藤兼次郎の隠居住宅として建てられたと伝えられ、料亭風の数寄屋造りを意識した建築で、重厚な屋根に比べて柱は細く、各部屋の意匠は細部に手間がかけらています。

 

ほぼ全室に床の間、1階には水屋などが配され、客間仕様の連続した構成になっています。また玄関入口横には名古屋城石垣の忘れ石、道路を隔てて蔵もあり、いくつかの見どころを備えています。

 

 

 

こちらは、GHQの撮影した熱田の空襲後の航空写真。

 

写真中央やや下寄りの部分:
周りより黒く見える所が空襲で難を逃れた場所であり、旧魚半別邸のある場所です。

 

写真ではわかりにくいですが目を凝らしてみると一部のエリアだけが焼失していません。

 

写真中央のやや下寄りの部分だけ周りより黒く見える所があると思います。  その部分が空襲で難を逃れた場所であり、旧魚半別邸のある場所になります。

 

熱田空襲で、この魚半別邸のエリアだけは風向きや色々な条件が重なって難を免れることができたそうです。そのため、この建物を平成の現在でも見ることができるのです。

 

 

そして、
現在

 

数年空き家の状態になっていましたが、家主さんとのお話合いの上で、住宅としてより、地域の人たちの交流の場としようという結論に至りました。

 

旧魚半別邸洋館では、熱田の見所、イベント等の観光情報をご案内する「宮の駅観光案内所」や「交流サロン」、「NPO法人堀川まちネット」の拠点として活用しています。

 

地域の人たちの交流の場として、建物の価値を現代に継承。

 

 

熱田の魅力を後世に繋げていく活動拠点に!

地元で生きる私たちの手で守りたい。

 

歴史的建造物を拠点に持つことができた!という喜びもつかの間、建物が老朽化している現実を突き付けられました。建物の外装のタイルは剥離しかけている、窓の鉄製の手すりが腐食して脱落しかけている等、お客さまをお招きして熱田の魅力を伝える発信拠点とするには安心して使用できない状態にありました。


今回は外壁、窓の手すりの改修をまず行い、タイル、手すりの脱落によってお客さまが怪我をされることのないように対策をしたいと思います。

 

建物の価値を生かした事業

 

NPO法人堀川まちネットは、熱田の魅力ある歴史・文化をたくさんの方々にお伝えするために「体験型学習」を提供する活動もしています。

 

例えば、東海道の唯一の海路である熱田~桑名間を船で辿りながら楽しく学ぶ「東海道七里の渡し船旅学習会」、熱田に散在するお寺を巡りながら歴史散策をする「ぐるりんウォーキング」等を実施しています。

 

七里の渡し船

 

これらの活動を通じて旧魚半別邸に興味を持っていただくことで、他団体から旧魚半別邸にある和館で茶道イベントや浴衣の着付けイベントを開催したいという要望をいただくようになりました。歴史的建造物を活用したいという思いは僕達だけではなかったということがわかりました。

 

もし、洋館も改修して安全に活用していただく環境が整えば、もっと活用したいと思う人が増える!と期待しています。

 

堀川まちネットでは旧魚半別邸という歴史的建造物を利用しての様々な体験型学習を提供する人、体験したい人を結ぶプラットホームを創ることを目指しています。そして、この活動を通じて熱田の魅力、日本の歴史・文化の魅力を伝える「語り手」を増やしていくことで、継続的に熱田の魅力を伝える発信拠点となるようにしていきます。
 

浴衣の着付けイベントの開催にも活用していただいています。

 

 

歴史的建造物の保存活用のモデルケースへの挑戦。

 

今回、皆さんとともに、旧魚半別邸へいのちを吹き込むことで、そこに人の交流が生まれます。


明治・大正・昭和と生きた建物を次世代へつなぐ。

 

この旧魚半別邸の改修プロジェクトが、歴史的建造物の保存活用のモデルケースとなるよう、今後もこの拠点から熱田の魅力を発信し続けてまいります。

 

 

NPO法人 堀川まちネット

 

 

資金使途

 

❏ 旧魚半別邸洋館改修    

 

 

注目リターン:

 

今回だけの熱田の魅力を体験できる限定リターンです!

 

僕達の活動に賛同していただいた方々には、東海道の唯一の海路である熱田~桑名間を船で辿りながら楽しく学ぶ「東海道七里の渡し船旅学習会」の参加券をお渡しします!

 

また、船に乗る事が苦手という方には熱田の歴史散策+呈茶(抹茶の予定)セット、又は熱田名物セットをお返しします。
 

 


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