高校で通っていた塾の国語の先生が、「おさるのジョージ」をしきりに褒めていた事がありました。

 

作者は第二次世界大戦で大変な思いをされて戦火から逃れている。
しかしその経験をそのまま書くのではなく、好奇心旺盛な猿の物語にされた。
それを塾の先生がしきりに良いと言っていたが、当時の私はあまりよくわからなかった。

 

 

今になってやっと、そうなりたいと思い始めました。(その理由は最後に。)
キッカケは3.11です。

 

地域活動に関わっていた私は以前から震災対策の重要性を説いてました。
しかしNHKで津波に飲まれる人達をリアルタイムに拝見して、凄く凄く反省しました。

「なんであの方々に伝わるようにしないで、正論を正論のまま言ってたんだ!」と。

 

しばらくしてわかったのは、自分自身がとても浅ましかったということでした。
「あの人達の手助けをしたいんじゃなく、ただ『自分は凄いでしょ!』と思われたくて言っていただけじゃないか。。。」

 

醜い自分に気づいたこの反省以降少しずつ私の行動は変わりました。
必要だけど動いてない人達、必要だけど気づいてない人達に何としても気づいて欲しいと思うようになり、そうした活動が増えました。

 

・地域の入り口「ネコワーキング」
・対話のキッカケ「作業日」
・イベント外集合「虎ノ門焚火」(手伝い)
・自治リテラシーの解説スライド「正直すぎる家入さんシリーズ」

 

ネコワーキングをひとつ例として取り上げます。
ここは猫が常駐しているコワーキングスペース(協働オフィス)なのですが、猫好きが高じてつくったわけではございません。地域に興味ない人が地域に関心をもつキッカケの場所として作りました。

 

猫がいるので、それを目当てに来た利用者さんは多くいらっしゃいます。

その方々に地域の素材で作ったものをひたすら提供し続けました。岡山県西粟倉村の杉床材、天然素材の漆喰の壁、きりたんぽ鍋、茨木の猪鍋。猫目当てに来たプログラマーが島バナナジャムづくりに入ったり。

気付いたら地域のことに関わってしまうようになっていく。

 

そうした仕掛けをたくさん作った、いわば「地域の入り口としての罠」でした。

 


そして、
研修用「うつ病回復体感カードゲーム ーウツ会議ー」
を作りました。


まだまだ「おさるのジョージ」には遠く及びません。
改善点がたくさんあります。

 

でも、辛かった事、苦しかった事をそのまま伝えるのではなく、何らか昇華させて、楽しませたり、日常に溶け込ませたりしたいと思います。

 

“辛さの追体験だけでなく、未来を拓く力になるものを作りたい。”

 

「おさるのジョージ」はそういう物語だと思っています。

 

どうかこれを広めるためのお力をお貸し下さい。
よろしくお願いします。

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