プロジェクト概要

ひとりの若者の志に共感した社会人たちの手で、地方の魅力を世界に発信したい!

 

はじめまして。学生に「キャンパス外での学び」を提供するサイト「NOIZ」を、学生スタッフと一緒に運営している丸山剛と申します。取材を通して出逢った「ある家族」に共感したことから、大学生と社会人がタッグを組み、ある「夢」を叶えるために本プロジェクトを立ち上げました。

 

「輪島塗」の職人一家に生まれ、東京で活躍する大学生の思いを軸に、日本の生活に根ざした文化や、日本の美を体現した伝統工芸を、日本国内や海外に向けて発信するため、日本の若者と外国人が輪島を訪れ取材を行います。そこで、現地滞在費を皆さまにぜひご支援いただきたいです。

 

大学生1000人が参加する大運動会を仕切り、その収益を途上国の子供たちの支援にあてる「学生団体SWITCH」。元代表で、輪島塗の職人をを祖父に、デザイナーを父に持つ桐本滉平君の話をまとめたインタビューは、当初、学生団体の活動にフォーカスしたものになるはずでした。でも、彼の想いに触れるにつれ、彼自身の物語に寄り添ったものとなりました。その一節を転載します。

 

(学生1000人を集めたチャリティー運動会を仕切る桐本君)

 

“震災は、日本から多くを奪い去りました。日本が音を立てて崩れていくように見えるなか、日本人が大切にしてきた伝統工芸を必死で守り、時代とともに昇華させてきた家族の姿勢に心を打たれました。多くの人が大切な家族を失い、仕事を失い、企業が倒産するなか、日本人が大切にすべきものは、改めて日本を象徴する、日本文化や伝統工芸。それを、「僕も守っていきたい」これが長い時間をかけて自分自身が出した答えでした。”

 

※インタビュー全文はこちらからご覧いただけます。

 

大学生の気持ちを丁寧に掘り起こしていくことを目的にしていたインタビューでこの話を聞いた私たちは、正直ワクワクしました。初めて会った桐本君は、イマドキの学生といったイメージだったのですが、4時間にもおよぶインタビューの後、印象ががらりと変わりました。そして、こんなに頼もしい学生がいて、何かにチャレンジしようとしている。お節介ながら、私たち大人ができることって何だろう?――と考えるようになりました。

 

(学生がキャンパス外での学びを見つけるがコンセプト)

 

両親に届いた思い。そして、初めて知った日本が誇る伝統工芸の実態

 

インタビューを公開した日(偶然にも桐本君の誕生日でした)、思ってもみなかったことが起こりました。それは、この記事を読んだ桐本君のご両親から届いた、筆者である私へのあたたかなメッセージでした。

 

“現在、輪島塗業界は、大変な不況時代が長引き、とてもしんどい、辛い時代です。倒産も次々にあり、厳しい現状です。うちの製品は、必ず使ってくださる方の心をホッとあたためることができると確信しているから、何とかそれを広めて、あたたかい生活を送ってもらえたらと願っています。主人も私も、今本当に苦しい中にいますが、息子の気持ちを知ることができ、救われましたし、勇気をもらいました。もっと言うと、私は大阪から23年前に嫁いできて、自分の仕事を諦めて家業を手伝わなければならなくなり、納得できず悩んだ時期があったのです。良かったかどうかわからないけど、今日息子が22歳になり、良しとしよう! と朝一人で思っていたのです。この文章を読み、これで良かったんだ! と確信でき、とても爽やかな気持ちになりました。そして、この文章のおかげで、今後もずっと頑張れる気がします。“(お母様からのメールより)

 

 

 

 

桐本君の実家は、日本の伝統と、現代社会にマッチした価値観が融合する輪島塗を生み出し、フランスの有名ブランドともコラボレーションするなど、一見華やかなイメージがありました。でも、私は恥ずかしながらこのメッセージを読んではじめて、地方が抱える、憂うべき現状を思い知ることになりました。そして、インタビュー後に感じたワクワクという気持ちが、少し変化しました。「これは、地方の問題ではなく、我々日本人の問題だ」と。

 

私はいてもたってもいられず、このエピソードを周りの社会人たちに話しました。社会人たちは、「輪島に行こう!」と声をそろえ、「どうせなら、お母さんがあきらめることになった『夢』も実現してしまおう!」とどんどん話を先に進め、瞬く間に桐本君とそのご家族を中心としたこのプロジェクトが誕生したのです。

 

世界的ファッションブランドと輪島塗のコラボレーション作品

 

外国人と日本の若者がみた日本の地方をリアルに映し出すコンテンツを世界に発信!

 

“「現在の価値観にあった伝統工芸品を日本だけではなく世界に広めたい」という夢が僕の中に生まれました。デザイナーの父が創造そして開拓した新たなマーケットをさらに広げ、伝統工芸の世界をリードできる人材になりたい。これが僕の役目。”

 

そう語る桐本君の目標の第一歩をみんなで実現することにしました!

 

(輪島キリモト製品が生まれる工房および店舗)

 

仲間の社会人の中には、グローバルな活動をしている人も多く、日本人学生と日本で暮らす外国人を輪島に招待しようという案が持ち上がりました。輪島塗の工房でのワークショップ、全国的にも有名な輪島朝市、美しい日本海、のどかな田園風景、古き良き町並み――。日本の地方の魅力が凝縮された「能登輪島」を舞台に、朝日や夕日を浴びて輝く若者たちの体験の様子やこぼれるであろう笑顔をフレームに収めます。そして、そこに映し出された若者たちと、生き生きとした輪島の姿を、「日本の地方の景色」として紹介し、日本語・英語での絵日記、フォトエッセイ、ムービーと趣向を凝らしたコンテンツを、オールボランティアで制作し、世界へ発信しようと考えています。

 

(左:千枚田越しの夕日、右上:千枚田、右下:袖ケ浜)

 

プロジェクト参加者たちが、輪島に滞在するための費用について、ご支援ください!

 

本プロジェクトでは、日本人学生、日本文化に関心のある外国人それぞれ2名ずつが輪島を旅します。そして、その様子を伝えるための、イラストレーター、ライター、カメラマン、編集者、ディレクターの総勢10名が、11月29日~30日に輪島へ向かう予定です。コンテンツ制作にかかわる経費はすべてそれぞれのスタッフの有志で賄いますが、現地への交通費、宿泊費などが足りません。

 

そこで、この場を借りて皆さまに本プロジェクトへのご協力をお願いすることにしました。目標金額70万円のうち、手数料や引換券を除いた約35万円を参加者10人の、羽田から輪島の交通費および現地旅館の宿泊費に充当させていただきます。

 

“実は、私が結婚と同時に諦めなければならなかった仕事は、子供に英語を教える仕事でした。この企画に備えて、さびれた英語力を磨き直しておきます。久々に、私の大好きな、ワクワク感を味わえ、うれしいです。”

 

このように語るお母さんに、現地で外国人留学生の方に、日本の魅力を英語で伝えていただく。それが、お母さんにとって諦めなければならなかった「夢」をほんのひと時でも実現するきっかけになればとも考えています。そして、来春の朝ドラの舞台となる輪島市について、放送のタイミングに合わせて本コンテンツを公開することで、輪島の魅力を世界にはもちろん、国内にも伝え私たちが日本や地方に眠る宝を再認識するきっかけづくりに貢献したいと考えています。

 

お父さんはメールでこう書いていました。

 

“古い体質の業界にていろいろな事を積み重ねてきてはいますが、まだまだ苦境は続いています。はっきり言って苦しい。私は「継ぎなさい」と言われたことはなかったので、長男にも言ったことはありません。それなのに、このような思いを秘めていたとは……。くじけそうな今の自分をもう一度奮い立たせるきっかけをもらいました。”

 

「輪島キリモト」を支える桐本君のお父さんの決意は、決して桐本家だけの話ではないと思っています。これは、地方を、日本をもういちど「奮い立たせる」ためのプロジェクト。

 

どうか、皆さんからのあたたかなご支援をお待ちしております。


【引換券について】

 

■サンクスレター

(輪島ツアー参加学生・留学生が心を込めてお礼状をお送りします)

 

■動画エンドロールでお名前紹介

(ツアー後に制作配信する動画のエンディングに協力者としてお名前を掲載いたします)

 

■輪島キリモト・蒔地楕円箸(定価:5,400円)

(輪島でつくられる箸は、漆との馴染みが良く、木に粘り気がある輪島の地元材・ヒノキアスナロが使われています。楕円形の箸は、人間工学的にも持ち易く、手にしっくりと馴染みます。)

 


■輪島キリモト・おわん(中)(15,120円)

(高台が大きく安定した形のおわんは、小さいお子様にも使い易い器です。輪島の地の粉(珪藻土を焼成粉末にしたもの)と漆を掛け合わせる蒔地技法を、独自に応用した「makiji」シリーズ。表面硬度が高いから、傷がつきにくく、金属のスプーンやフォークを使っても大丈夫。)

 


■輪島キリモト・hana(大)(24,840円)

(五角形の底からガラスのカットのような形状を施した漆の器は、逆さまに置いたときにまるで「花」の見えることから「hana」という名前になりました。曲線と直線が織りなす抑揚のある形は、見た目の美しさはもちろん、手に持ったときにしっくり馴染み、持ちやすさも兼ね備えています。ビールや焼酎、ウィスキー、日本酒はもちろん、温かいお茶にも使えるマルチなカップです。)

 

 

■絵日記原画スケッチブック

(イラストレーター「ばしこ。」さんがライフワークで描く、旅先での絵日記。優しい色合い独特の世界観が描く「輪島」の魅力が存分につまった、世界で1冊の絵日記の原画スケッチブックです。)

 


(画像は、ギリシャ編の表紙です。こちらの輪島版をプレゼント!)


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