年45万通のSOSを送る子どもたちに「オンライン居場所」を残したい

支援総額

3,375,000

目標金額 3,000,000円

支援者
226人
募集終了日
2022年1月23日

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2022年01月19日 12:52

こどもギフトメンバーとの特別対談【後編】

こんにちは、岡田です。いつも応援ありがとうございます。

残り期間いよいよあと4日、目標金額まで88%まできており、達成まであと少しとなってきました。

 

子どもたちのためのオンライン居場所の運営に、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

今日は、「こどもギフト」メンバーである犬山紙子さん、草野絵美さん、坂本美雨さんとの特別対談の後編をお届けします。

 

編集:READYFOR


前編:まず若者メンタルサポート協会の今までの活動について岡田より紹介し、犬山さん、草野さん、坂本さんの質問にお答えしながらお話しました。
 
後編:今回のクラウドファンディングで資金調達をおこなっている「オンライン居場所」について、また今後の活動の展望について議論を交わしました。

 

→→前編


 

犬山さん
ーコロナ禍での子どもたちの変化や、悩みの傾向について教えてください。

 

何かが変わったというよりは、とにかく相談の数が増えました。それまで月2万通くらいだったのが、倍の4万通になったんですね。

 

母数が増えた中で、OD(オーバードーズ)もリストカットも、死にたいという声も増えているんですが、理由の一つとして、今まで普通のお家だったのにコロナになってから両親がいつも喧嘩しているといった声が多く聞かれるようになりました。

 

子どもの部屋に親がやってきて「お前の学費のせいで、お父さんお母さんはこうなっているんだ」と怒鳴りつけてくるみたいなことがあって、子どもは「私がいるからダメなんですよね」と言うんです。

 

あとは、もともとの状態からコロナでさらに悪化したというケースも多いですし、テレワークの影響でお父さんからのレイプの相談が増えた時期もありました。

 

そうした中でもオンライン居場所を始めたことで、元気になっていく子どもたちの姿も見られました。

 

虐待などもあって声を発することができなかった子が、はじめのうちは声も顔も出さずに参加していたんですが、半年くらい経って、まず声を出せるようになって。

 

そしたら参加していたみんなが「すごく可愛い声じゃん〜、やっと話ができたね」と声かけしたところから、顔も出せるようになって、彼女はだんだん「ここではみんなが受け入れてくれる」と思えるようになったんですね。そして彼女は、オンライン居場所で自分の夢を語り出すようにまでなりました。
 

 

犬山さん
ーオンラインで繋がれるのは本当に一つの居場所ですね。

 

そうなんですよ。実際のリアルな居場所もすごくよかったんですけど来れる子しか来れない。オンライン居場所は日本全国の子たちが集まれます。みんな「夜一番辛いときに、おかえりって言ってくれる場所があるなんて」と言ってくれています。

 

オンライン居場所では「good & thanks」をテーマに話すんですけれども、ある子が「親には『保健室登校だと意味ないわよ』と怒られるけど、ここだと保健室でも行けたことをみんなが褒めてくれるんだ」と言っていました。

 

ほかにも、オンライン居場所で出会った大阪の子たちが、どんどん元気になっていって「自分たちでも何かやりたい、ゴミ拾いをやるんだ」と言い出して、大阪のグリコがあるエリアで近所の人たちも集めて、ゴミ拾いイベントをやっていました。

 

そしたら今度は北海道の子たちも「自分たちも何かイベントをやりたい」と感化されて、最近はそんなことも起き始めています。
 

子どもたちが主催したゴミ拾いイベントの様子

 

 

草野さん
ー個人的にこんなケースを聞きました。中高生が集まるチャットで仲良くなった女の子が性的な要求をしてきて…実は、女の子と思っていたチャット相手が大人の男性だったという怖い事件があったそうなんです。


親として、子どもにそういう目にあってほしくないなとすごく思うんですが、子どもたちが危ない目にあわないための啓発などもされているんでしょうか。

 

そうだったんですね。草野さんのようなケースもそうですし、SNSで仲良くなった知らない相手に制服を着た写真をつい送ってしまった結果、相手が豹変し、学校名を出して脅してくるケースなど、SNSのトラブルはすごく多いです。

 

うちの理事に元刑事でSNSトラブルの専門家がいるので、トラブルに巻き込まれている子と相手の間に介入してもらったり、オンライン居場所で子どもたちに「SNSの正しい使い方」の講習をしたりもしています。

 

今後は、対外的な啓発事業もしていきたいなと考えています。

 

 

坂本さん
ー沙織さんご自身が辛い経験をされたとおっしゃっていましたが、どのように乗り越えて、サポートする側になられたのでしょうか?

 

私は大人になってもずっと波乱だったんですけど、15年くらい前に「そっか、誰かに愛してほしいと思い続けてきたけど、自分だったんだ。自分と親友になればいいんだ」と気づいてから人生が変わりました。

 

誰かに愛されようとがんばるよりも、自分をもっと愛してあげようと思うようになったんです。

 

それから約5年後に、養子縁組でいまは私の娘になった子に初めて出会いました。彼女も虐待経験、薬物使用など壮絶な人生を歩んできた子で、大人に心を開かないですよと言われていた子だったんですけれども、会ったその日に私が「生きていてくれてありがとね」と伝えたところ、号泣して心を開いてくれました。

 

その時に「私のやりたい活動はこれだったんだ」と思い、走り出した感じです。

 

苦しんでいる子たちって、みんな口を揃えて「自分なんかいなくなればいい、自分がいなければいいんだ」と言うんですね。その気持ちはすごくわかるんですけど、「まずあなたが自分を大事にしてあげて」と伝えるようにしています。
 

 

草野さん
ー「こどものいのちはこどものもの」の活動で、さまざまな虐待や社会的養護に関わる活動をされている方のお話を聞くんですけど、全部根底に自己肯定感の問題がありますね。親御さんも自己肯定感がなくて、それが連鎖しちゃうと聞きました。


今日、自己肯定感は回復できるものだっていうお話を聞けたのは希望があるなと思いました。
 

そうですね。活動すればするほど、LINE相談にくる子やオンライン居場所にくる子たちの元気になっていく姿を見られます。本来は親がやってほしい寄り添いを、ひたすら私たちがやっているだけなんですけどね。

 

担当制で相談員さんたちが毎日、親戚のお兄さんお姉さんのように寄り添い、「今日これ食べたよ」「よかったじゃん」といった何気ない日常会話をする中で、ある時ぼそっと人に言えない相談を言ってくれたりします。

 

そのときに受け止めて聞くことで、元気になっていくんです。彼らも本当は親に寄り添ってほしいけどしてもらえないから、私たちのところに来ていて、そこが埋まれば自己肯定感も自ずと上がっていきます。

 

なんらかの理由で親に愛されずに育った親御さんも、どこかのタイミングで自己肯定感を回復できれば、こういった虐待の連鎖もなくなっていくと思います。

 

なので、子どもたちだけでなく、親御さんも元気にしていきたいと思っていますし、虐待のない社会をどうしたら作っていけるだろうといつも考えています。
 

■ 相談者からのメッセージ

 


ー最後に、今後の展望について教えてください。

 

コロナ禍だから立ち上げたオンライン居場所ですが、子どもたちを元気に成長させてくれている居場所を、もっともっと続けていかないとなと思っています。

 

あと長期的な目標としては、リアルな居場所ですね。子どもたちを我が家に泊めることもあるんですがどうしても限界があるし、「ここにおいで」って言える場所を作りたいというのが一つ目です。

 

もう一つは、私たちの強みとして、オンラインで会わずに子どもたちを元気にする活動をやってきたんですけど、ただ実際に北海道の子が「お腹空いたんだよね」と言っている時に食べ物を届けてあげることは難しいです。

 

なので、地域で活動している信頼できる団体の方々とつながって、「ここに行くといいよ」と子どもに伝えてあげる。団体側にも「今日こういう子が行くのでお願いします」「はい、来ましたよ、こんなことがありました」と伝え合える連携を作りたいなと考えています。
 

犬山さん
ー全国各地での連携!大事ですよね。沙織さん、今日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

 

→→前編

リターン

5,000


alt

お礼のメッセージ|5000円コース

・お礼のメッセージ(メール)

支援者
103人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


オンライン居場所に参加する子どもたちが制作する「オリジナルステッカー」|1万円コース

オンライン居場所に参加する子どもたちが制作する「オリジナルステッカー」|1万円コース

・お礼のメッセージ(メール)

・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作したオリジナルステッカーを3種類セットでお送りいたします。

支援者
90人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


alt

活動報告会にご招待|3万円コース

・お礼のメッセージ(メール)

・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作するオリジナルステッカーです。

・活動報告会にご招待
※報告会は2022年10月に開催予定です。詳細は2022年9月までにご連絡いたします。

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

50,000


alt

活動報告会にご招待|5万円コース

・お礼のメッセージ(メール)

・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作するオリジナルステッカーです。

・活動報告会にご招待
※報告会は2022年10月に開催予定です。詳細は2022年9月までにご連絡いたします。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

100,000


alt

子どもたちとの交流会にご招待|10万円コース

・お礼のメッセージ(メール)


・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作するオリジナルステッカーです。

・活動報告会にご招待
※報告会は2022年10月に開催予定です。詳細は2022年9月までにご連絡いたします。

・子どもたちとの交流会(子どもたちから直接お礼の言葉をお伝えします)
※交流会は2022年8月に開催予定です。詳細は2022年7月までにご連絡いたします。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

200,000


alt

代表の岡田が直接お礼に伺います|20万円コース

・お礼のメッセージ(メール)

・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作するオリジナルステッカーです。

・活動報告会にご招待
※報告会は2022年10月に開催予定です。詳細は2022年9月までにご連絡いたします。

・子どもたちとの交流会(子どもたちから直接お礼の言葉をお伝えします)
※交流会は2022年8月に開催予定です。詳細は2022年7月までにご連絡いたします。

・代表の岡田が直接お礼に伺います
※詳細は2022年2月末までにご連絡いたします。日程をご相談のうえ、2022年3月から1年以内に実施させていただきます。
※交通費のみ実費でご負担をお願いいたします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

300,000


alt

代表の岡田が直接お礼に伺います|30万円

・お礼のメッセージ(メール)

・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)

・ステッカー

・活動報告会にご招待
※報告会は2022年10月に開催予定です。詳細は2022年9月までにご連絡いたします。

・子どもたちとの交流会(子どもたちから直接お礼の言葉をお伝えします)
※交流会は2022年8月に開催予定です。詳細は2022年7月までにご連絡いたします。

・代表の岡田が直接お礼に伺います
※詳細は2022年2月末までにご連絡いたします。日程をご相談のうえ、2022年3月から1年以内に実施させていただきます。
※交通費等はご負担いただく必要はございません。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

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