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干し柿の仕上げもみ機械を開発したい

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支援総額

465,000

目標金額 1,500,000円

支援者
40人
募集終了日
2022年6月19日

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プロジェクト本文

 

自己紹介

 

皆さまこんにちは、佐藤京子(エヌ・Kファーム株式会社)です。

 

私は農家の7代目。山形県鶴岡市の羽黒地区で、家の屋号「弥右ヱ門(やえもん)」をブランド名として、干し柿、ミニトマト、庄内米を作っています。

 

お米、トマト、庄内柿

 

お米は全国おいしい米づくり大会で優秀賞を受賞するなど、作物のおいしさにこだわって取り組んでいます。

 

庄内柿も古くから栽培をしており、樹齢100年以上の柿の木も毎年たくさんの実をつけてくれます。

 

タネなしで食べやすい庄内柿

 

庄内柿は「平核無(ひらたねなし)」といい、平べったい形とタネがないのが特徴です。

「渋柿」なので、生で食べるにはアルコール等で渋抜きをして食します。

渋みが抜けた庄内柿は、とろりとした食感と自然な甘みがあります。

 

エヌ・Kファームでは、全量を「干し柿」に加工しています。

タネがないのでとても食べやすく喜ばれています。

 

庄内柿の実

柿のカーテン

お茶と干し柿

 

 

庄内柿の一大産地の課題

 

鶴岡市の羽黒地区は庄内柿の一大産地で、周辺にはたくさんの柿畑があります。

100年以上の歴史がある羽黒地区の庄内柿ですが、この地域でも世の例にもれず、生産者の老齢化や担い手不足により、柿畑が年々減少しています。

 

おいしい柿を収穫するには、春先のせん定、伸びすぎた若い枝の整理、形の良い実をつけるための摘果、年に数回行う 園地の下草刈り、定期的な消毒など、たくさんの手間暇がかかります。

 

老齢化や担い手不足により、栽培の継続が難しくなってきてるのが実情なのです。

 

残雪の中、春のせん定

芽吹きを待つ柿の木たち

下草刈り

柿の実が育っています

オレンジに色づく柿の実

 

柿は病気に弱いので定期的な管理が欠かせません。管理不足で病気を発生させると近隣の畑に迷惑がかかるので、後継者がいなければ木を切るしかなくなります。

 

毎年春になると雪解けと共に、あちこちの柿畑からチェーンソーで柿の木を切る音が鳴り響くのが聞こえると、心が痛みます。

 

 

庄内柿を未来に残したい

 

地域の特産を絶やしてはならない、未来に残していきたいとの思いから、現在5件の農家の柿畑を引き受け、400本以上の柿の木を栽培しています。

 

今年度からは、親戚の柿畑も引受けることになりました。高齢になり(86歳)後継者もいないが、大切にしてきた柿の木を切るのは忍びないということでした。他にも、毎年ある管理の相談の、すべてに応えられないのが難しいところです。

 

規模が増えると人手が必要になりますが、苦労するのが人手の確保です。

 

一般に生食用の柿は、収穫・選別して出荷なので、どうしても短期間になってしまいます。

渋抜きをすると1週間ほどで柔らかくなってしまうので、旬の時期も限られます。

 

そこで私は「干し柿」を作ることにしました。

 

干し柿に加工することで手間がかかり工程は増えますが、その分パートの方たちから長く働いてもらえます。また、山形の冬は雪が深いので農家の冬仕事は限られます。近所の農閑期の冬仕事としても喜ばれています。

 

毎年 15万個、2,000ケースほどの柿を収穫し、そのすべての皮をむいて干し柿にしています。干し柿に加工することで、庄内柿の継続と、地域の雇用創出に貢献できているのではと感じています。

 

ハサミで一つ一つ収穫します

実に傷がつかないように、軸を切ります

コンテナに入れて保管します

一つずつ丁寧に皮をむいていきます

1本のヒモに20個ほど留めていきます

干し柿のカーテンの出来上がり

 

 

仕上げの「手もみ作業」がやわらかさのヒミツ

 

干し柿づくりは始めて20年くらいになりますが、毎年一年一年が勉強の日々です。

 

そんな中でも、私の「弥右ヱ門の干し柿」がおいしいと言って買ってくださるお客さまも増えています。ありがたいことです。

 

おいしいと言って下さるお客さまからは、「甘い」「やわらかい」という言葉が圧倒的に多いです。

やわらかさのヒミツは、1つ1つ手でもんで柿の繊維をこわすことです。

 

中の繊維がこわれると、やわらかさが長く続きます。また、もむことで糖分が表面に染み出してきて、白く結晶化します。甘みが凝縮された干し柿は、糖度が68度~70度にもなります。

 

中の繊維を壊して柔らかくします

一つひとつ手もみで仕上げていきます

おいしそうな干し柿になりました

 

 

「手もみ作業」に課題あり!

 

干し柿の生産量も少しづつ増え、今では15万個以上の出荷に至っていますが、現在そのすべてを「手もみ仕上げ」しています。

 

乾燥にも気を使っていますが自然のものなので、硬さにもばらつきがあります。

また、これだけの数を手でもむのは、さすがに手指が痛くなり、働きに来てくれるパートさんの中には、腱鞘炎になってやめていく人もいます。

 

その負担を軽減することはできないものか?

 

機械化は可能だろうか? 

 

私のところでも、「市販の柿もみ機」を使っていますが、干し柿を入れて回転させるもので、「揉む」というよりは、表面を刺激して「粉をふかせる」タイプのものです。

白く粉はふきますが、やわらかくする効果は少ないです。

 

市販の回転式柿もみ機

他にも市販の柿もみ機を探しましたが、なかなか「手もみ」に近い動きをするものは見つかりませんでした。

 

「柿もみ機」をつくりたい

 

ならば、どこかで開発・製作してくれる方(会社)はないものかと探していたところ、私の話に興味を持ってくれた会社が見つかりました。

 

「人が手もみをする動作を機械で再現したい」そんな思いをくんで設計図にしていただきました。

干し柿を指で挟んで左右から交互に押して繊維をほぐす動作をする機械で、手もみの動きを再現しています。

 

人の手では1日1,200個が限度ですが、この機械が実現すると、1日3,000個ほどできるようになります。

 

負担の大きい作業を機械化できれば、作業する人の負担を減らすことができます。

柿畑を増やすこともできるでしょう。

干し柿の生産量を増やすことが可能になれば、人も増やすことができます。

そんな元気な干し柿農家を見て、やってみたいという人も出てくるかもしれません。

 

しかし機械の導入には大変な費用がかります。私のような一農家には大きなお金です。

柿畑が縮小していく現状では、賛同して出資してくれる柿農家も見つかりません。

 

そこで、クラウドファンディングの利用を考えました。賛同してくださる方のご協力を仰いで機械を導入し、干し柿の安定的に増産したいと考えています。

 

干し柿加工の活動が地域に伝わり、「うちでも干し柿をやってみよう」という農家が現れれば、地域の特産品である庄内柿がまた盛り上がるでしょう。

 

庄内柿の産地である羽黒地区の特産品を、未来に残していくために。

 

8代目、9代目・・・と続いて、永く「弥右ヱ門の干し柿」をお客さまにお届けするために。

 

皆様のご支援をお願いします。

 

プロジェクト実行責任者:
佐藤京子(エヌ・Kファーム株式会社)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月1日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

集まった資金は、干し柿の仕上げもみをする機械の製作費に使用します。

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プロフィール

山形県鶴岡市の羽黒地区で代々農業を営んでいます。 家の屋号「弥右ヱ門(やえもん)」をブランド名として、干し柿、ミニトマト、庄内米を作っています。

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リターン

5,000+システム利用料


干し柿

干し柿

■干し柿 2パック

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

5,000+システム利用料


alt

応援コース

心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
大事に活用させていただきます。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

10,000+システム利用料


干し柿とお米(つや姫)

干し柿とお米(つや姫)

■干し柿 2パック

■お米 つや姫 5kg

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

10,000+システム利用料


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応援コース2

心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
大事に活用させていただきます。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

30,000+システム利用料


干し柿とお米(つや姫) 夏にミニトマト

干し柿とお米(つや姫) 夏にミニトマト

■干し柿 4パック
■お米 つや姫 5kg
■ミニトマト 1kg(別途、夏にお届けします)

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

プロフィール

山形県鶴岡市の羽黒地区で代々農業を営んでいます。 家の屋号「弥右ヱ門(やえもん)」をブランド名として、干し柿、ミニトマト、庄内米を作っています。

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