プロジェクトの終了報告
【感謝のことば】
昨日6/4を以て、予定されていた全ての医療機関へのお弁当配達が完了しました。
これにてミッション完遂となり、結群馬はプロジェクトとして幕を閉じることになります。
この活動を応援していただいた全ての方に、実行委員会を代表し心より御礼申し上げます。
皆さまへの感謝の気持ちは筆舌しがたいほど大きなものですが、この終了報告を通じて、少しでもその想いが伝われば幸いです。
まず、北海道の地で立ち上がり、「結」の精神を世に、そして私に問いかけてくださった倉本聰さんに最大級の敬意を表したいと思います。倉本さんの撒いた種は、遠く離れた群馬まで届き、しっかりと芽が出ました。何もできずに立ちすくんでいた私にきっかけを与えてくださり、ありがとうございました。また、幾度にも渡りじっくり話を聴いてくださり、激励のエールを送っていただいた倉本財団の常務理事、谷山様にもこの場を借りて感謝申し上げます。
1月の着想時から相談に乗っていただき、賛同者としても多大なるお力添えをいただいたJINS田中社長、学生の参画に全面的にご協力いただいた共愛学園前橋国際大学の大森学長にも改めて御礼申し上げます。また、ここではお一人ずつのお名前は割愛しますが、構想段階では数多くの飲食経営者や知人にも相談に乗っていただきました。貴重なお知恵とお時間をいただき、本当にありがとうございました。
3/31-4/30のクラウドファンディング実施期間中には、数え切れないほど多くの支援者から、ご寄付に加え、心温まるお言葉を頂戴しました。300万円All or Nothingの耐久レースをあの熱量で走り続けることができたのは、ひとえに皆さまの応援が追い風となり、背中を押してくれたお陰です。
そして、連休明けからの約1ヶ月に渡るマッチング〜お弁当配達期間においては、飲食店の皆さまからたくさんのエネルギーをもらいました。ご承知の通り、本プロジェクトは飲食店も応援したいとの意図から、お弁当を買い上げる仕組みです。ただ、いざ作っていただいたお弁当の中身を拝見すると、採算度外視で取り組まれているお店が少なからずあり、、、。正直、企画者としては複雑な心持ちでした。中には、「お代は要りません」と主張される神対応の店主もいらっしゃり、ただただ感動してしまいました。（公平性の観点から、丁重にお断りしました）実行委員の立場を通じて、このような素晴らしい魂の持ち主と交流を深めることができたのは、プロジェクトの大きな副産物だと感じています。
というわけで、医療従事者や飲食店を応援するつもりが、気づけば私自身が周囲からパワーをもらう側になっていました。このプロジェクトを通じて、一番印象に残ったことかも知れません。
皆さまのお陰で、益々この土地が好きになりました。
本当にありがとうございました！
結群馬実行委員長
二口圭介
【結果報告】
各医療機関へのお届けの模様は、これまでの「新着情報」にて綴っておりますので、ここでは詳細は割愛します。お届けした日程、医療機関、飲食店名、数量のみ、記念のお写真と併せてご紹介させていただきます。
（5/18 原町赤十字病院、吾妻弁当&さかえ鮨、計276食）
（5/20 藤岡総合病院、パズール、225食）
（5/20 藤岡総合病院、大和屋、37食）
（5/24 高崎中央病院、小吃坊＆GGC&そばいち、計200食）
（5/24 太田記念病院、うおのぶ＆The Bakery、計170食）
（5/27 済生会前橋病院、biko cafe&Bon Viveur&磯春松＆ホルモンしま田、計100食+なか又わもち100個）
（5/31 渋川医療センター、パズール&磯春松＆FAN&るるど、計290食）
（6/1 伊勢崎市民病院、あかね屋＆プラザアリア、計500食）
（6/2 渋川医療センター、親方ホルモン、190食）
（6/4 渋川医療センター、sokono cafe、160食）
【収支報告】
予想を上回る寄付金が集まったことから、当初予定になかった医療機関を追加しました。ただ、まだ50万円ほどの余力があります。こちらの資金は、今後医療機関側からのリクエストがあったり、将来的に結群馬プロジェクト第二弾を実施することがあった場合の活動資金として、大切に保管させていただきます。
【プロジェクトの今後について】
コロナ禍における医療従事者、飲食店支援としての活動はこれにて一区切りとなります。
ただ、新型コロナウィルスとの戦いはまだまだ予断を許さず、医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカーへの支援が欠かせません。また、私たちは、自然災害はじめ今後も様々な社会課題に直面することが予想されます。地域社会における支え合い、助け合いの精神は「結」の普遍的な価値であり、いざというときに力を発揮しうるプラットフォームだと考えております。将来的に、何かしらの形でまた皆さまのお目にかかる機会もあろうかと思います。引き続き「結群馬」を温かいまなざしで見守っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
