プロジェクト概要

若手人形劇ユニット・ゆめみトランク作品

「URASHIMA」が日本代表として世界へ!

 

はじめまして。パペットシアターゆめみトランク代表・ゆみだてさとこです。私たちは、2008年に旗揚げ、名古屋を中心に人形劇を製作し全国で上演している人形劇ユニットです。代表のゆみだてを含めた役者2名、プロデューサー1名、計3名の小さなユニットです。

 

今回、私たちの作品「URASHIMA」が、インドネシアで行われるWORLD PUPPET CARNIVAL 2013 に正式招聘されることとなりました。このWORLD PUPPET CARNIVAL 2013は9月1日~8日にインドネシアのジャカルタ、バリにて開催されます。世界中から450を超える作品がエントリーし、その中で正式招聘されたのは50か国からの70作品。私たちの作品はその中で、まさに「日本代表」として参加することになります。

 

どうか、役者2名、スタッフ2名、合計4名(ユニット3名+照明スタッフ1名)のジャカルタまでの渡航費を、そして今後の活動よりよい作品創造のための活動費をご支援ください!

 

(インタビュー動画)

 

また、7月23日~25日には、国際児童青少年演劇協会ASSITEJ(アシテジ)韓国のフェスティバルにて6ステージ上演が決定しています。こちらも、非常に大きなチャンスですが、私たちのように小さなカンパニーにとっては、赤字覚悟の条件です。

このチャンスを生かし、海外での上演とともに国内での上演、よりよい作品創造のための今後の活動費としても、みなさまからのご支援をいただきたいと思います。

 

日本の「人形劇」のイメージをひっくりかえすような、

新しく、刺激的で、芸術性の高い作品。

私たちゆめみトランクはそうした作品を目指しています。

 

みなさん「人形劇」にどのようなイメージをお持ちでしょうか?そもそも、「人形劇」を観たことはありますか?

 

実は、日本は人形劇が盛んな国です。人形浄瑠璃、文楽の伝統芸能から現代人形劇まで、独自の発展をしています。しかし、なぜ「人形劇」が「子どものもの」というイメージが一般化しているのでしょうか。

それは、戦前に人形劇が戦意高揚のために利用されてしまった歴史があります。子どもたちへの教育ツールとして人形劇が利用された影響が、今もなお根強く残っているのです。

 

(URSHIMAでのワンシーン)

 

子どもたちだけではなく、大人も感動し、笑い、深く感じることができる作品。それは、年齢や国籍を超え、誰が見ても、それぞれの心に触れ、子どもも大人も同じ立場で語り合える。それが私たちゆめみトランクの目指す「人形劇」です。ゆめみトランクが海外公演を成功させることは、日本の人形劇を世界に知ってもらうことだけではなく、「人形劇」を日本のみなさんに改めて知っていただくきっかけになると思うのです。

 

私が人形劇をしている理由

 

実は、私も学生の人形劇サークルに入るまでは、「人形劇」というものを知りませんでした。きっかけは、「いちばん人数の少ないサークルだった」から、それだけです。たった3名で、自分たちの好きなように作品を作っては、幼稚園や保育園で上演していました。

 

そのサークルで、セリフのない、音楽と効果音だけの作品を作りました。ストーリーなんてものはなく、ただ指に玉を付けただけの人形が、たくさんのロープやひもを引っ張ったり、引っ張られたり、絡まったり、遊んだりするだけ。でも、子どもたちの前で上演したとき、あまりの歓声と笑い声に、何が起こったのかわからないほど驚きました。自分で作っておいて変ですが、いったい何がそんなにおもしろいのか・・・不思議だったのです。本当に!!

 

その現象は今のゆめみトランク作品でも起こっています。ただ、モノが出たり入ったり、動いたり、色が変わったりするだけなのに。

 

(作品「やぎのおはなし」でのワンシーン)

 

でも、これがまさに人形劇の力だと感じました。言葉ではなく、モノ=人形の存在そのものが、語るのです。だから、人形劇は言葉を超え、国境を超え、世代を超えることができる芸術なのです。芸術は大人だけのものではなく、人形劇は子どもだけのものではない。そして、そのような芸術こそ、子どもたちにとっては食事と同じくらい大事なことだと思うのです。私は、人形劇という制限された無限の表現方法で、作品に込めたメッセージを観客のみなさんに届けたい。それが、私が人形劇をしている理由です。

 

 

ゆめみトランク作品「URASHIMA」とは

 

(「URASHIMA」ショートバージョン動画

※ページ最後でフルバージョンがご覧いただけます。)

 

「浦島太郎」のお話は、みなさんよくご存知でしょう。でも、この物語がどのようにして生まれ、どのようにして今の私たちに受け継がれているのかご存知ですか?

 

「浦島太郎」伝説は、文献に残されたものでは古事記、日本書紀にまでさかのぼります。しかしその起源には諸説あり、中国の神仙思想とも言われていますが定かではありません。今の私たちがよく知るお話、「助けた亀に連れられて竜宮城へ、乙姫様から渡された玉手箱をあけたらおじいさんに」、という話は、実は明治時代、国語の教科書にこの話が採用されてからなのです。明治時代の教科書には、因果応報、という教条的な物語として語られていましたが、原点を探ると、太郎と乙姫の時空を超えたラブストーリー、そして自然への畏怖といった壮大な物語が見えてきます。そして、私たちはそこに、現代の「浦島太郎」を見ました。

 

3日間海の底で過ごした太郎が地上へ帰ってきたとき目の当たりにしたのは、荒廃し、村人ひとりの姿もなく、もちろん、懐かしい母の姿も消えた、変わり果てたかつての故郷だったのです。

 

 

この光景はまさに、東日本大震災

突然奪われた故郷、愛する人を失った人々のことでした。

 

そして、「開けるな」と言われた匣を開け、白い煙に巻かれ、老いて砂になってしまう太郎の姿は、まさに、今の日本の姿に映ったのです。

 

(2012年3月、岩手県釜石市鵜住居地区での公演時に撮影。)

 

私たちはこの「浦島太郎」を、今描かなければ、今世界中の人々に観てもらわなければ、と感じました。なぜなら、この物語は今の日本が抱えている傷や悲しみを語っているからです。

 

時代によって形を変え語り継がれてきた「浦島太郎」は、過去と未来、生と死、愛と祈りを込めた新しいゆめみトランクの「URASHIMA」として、世界中の人々に届けられようとしています。

 

演出・美術はチェコ在住、世界中で活躍する人形劇家、沢 則行

 

日本の和服地や伝統的な小物を使いつつ、ヨーロッパテイスト溢れる独特の美術には定評があります。また、この作品にはセリフはほとんどありません。音楽、人形、オブジェ、身体で物語を表現します。使い手が隠れる人形劇ではなく、使い手の身体も含め、あらゆるモノで表現するオブジェクトシアターの手法で、人形、オブジェ、人間の身体が混ざり合う新しい舞台表現です。この作品は、2012年、長野県飯田市のいいだ人形劇フェスティバル、東京都調布市の せんがわ人形演劇祭、福岡県の国際子ども芸術フェスティバルにて上演され、好評を得ました。

 

 

=====観客のみなさんからの声(一部抜粋)=====

・崩れる茶わんのシーンではしが折れたのがビックリしました!! 老人になった浦しま太郎のお面がよかったです!(20代 男性)

・世界が独特の空気をもち,うらしまの母のさいごのシーン,おわんなど涙がでてきました。すごくおもしろかったと思います。役者さんも人形も曲もすてきでした。(50代 女性)

・浦島太郎はこんなに哀しいお話だったのかと気づかされた。人形劇と言うよりも,オブジェクトシアターというか,人間劇というか,なんでもいいけれど感動した。(20代 女性)

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<引換券について>

 

日本の皆様にも「人形劇」を見てもらいたく、凱旋公演を実施する予定です。

 

2013年はWORLD PUPPET CARNIVAL 2013の他にも、韓国での公演など海外公演があり、それらからの凱旋公演を実施します。また、海外のフェスティバルの様子や現地での公演の様子などのご報告会も、あわせて実施する予定です。

 

ゆめみトランク「URASHIMA/やぎのおはなし」凱旋公演&報告会 

【開催日時】2014年1月26日(日) 14:00~

【開催場所】損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(名古屋市中区)

※チケット代未定

 

引換券として、この凱旋公演&報告会にご招待いたします

また、事前に配布する凱旋公演のチラシ、当日お客様に配布するパンフレットへのお名前の記載、広告の掲載をいたします

 

(チラシイメージ)

 

また、ゆめみトランクの人気作品「やぎのおはなし」のグッズをお送りいたします

この作品は、若手日本画家の平松絵美さんとのコラボ作品です。小さな白いやぎが、さまざまなものに出会って旅をしていくお話ですが、そのかわいらしさと、どこか切ない不思議な魅力に、大人も子どもも夢中になる作品です。

この「やぎのおはなし」オリジナル缶バッヂとポストカードのセットを、お礼状と共にお送りいたします

 

 

 

さらに、ご支援いただき、みなさんの地域やコミュニティでゆめみトランク公演を企画していただいた方には、上演料の特別割引をさせていただきます。(交通費等必要経費は別・要相談)

 

(保育園での人形劇「かぐやひめ」上演後の様子)

 

ゆめみトランクについて

 

2008年 

旗揚げ作品として「うたのすきなかえるくん」(作・かこさとし)製作。

2009年 

沢則行の作・演出で「かぐやひめ」製作。北海道から鹿児島の離島まで、全国を巡演。

2010年 

平松絵美とともに「やぎのおはなし」製作。

あいちトリエンナーレでは日・中・韓の現代アーティストユニット「西京人」の作品に人形劇パフォーマーとして参加。

2011年 

人形劇、クラウン、舞台役者とのコラボ作品「フラワーズ 小泉八雲作品集より」を企画、出演。

「やぎのおはなし」が愛知人形劇センターP新人賞2011受賞。

2012年 沢則行を再び演出・美術に迎え、「URASHIMA」を製作。

 

ゆみだてさとこ(代表・役者)

1982年生まれ。愛知県刈谷市出身。大学在学中の2003年、名古屋のプロ人形劇団に入団し、5年間全国で上演を重ねる。

2008年、自らのユニット「ゆめみトランク」を旗揚げ。

2009年、東海地区の児童劇団の若手による企画にて「福笑い鼻想譚 芥川龍之介「鼻」より」(作・演出 右来左往)を企画・出演。

世界人形劇連盟(UNIMA)日本ウニマ会員。

 

桑原博之(役者)

1979年名古屋市出身。2002年~2012年、総合劇集団俳優館に所属。右来左往演出作品、鐘下辰男演出作品などに数多く出演し、全国を巡演。

2011年よりゆめみトランク作品に出演。

 

中康彦(プロデューサー)

名古屋のおやこ劇場事務局長を務めたのち、損保ジャパン人形劇場ひまわりホールプロデューサーに抜擢。現在はゆめみトランクプロデューサーほか、多くの若手の劇団を支援。

2011年 世界劇場会議名古屋文化賞受賞。

 

(「URASHIMA」フルバージョン動画)


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