医療的ケア児・重症児のために、東京日野市で卒後の居場所を創りたい！

「おふろのことで相談があるんです！！」
とあるセラピストに紹介されて、ただならぬ勢いで、まだ着工前の「フローラ」の図面を送りつけてきたのが、大高美和さんとの出会いです。「入浴サービス、給食・おやつ付きの多機能型児童発達支援・放課後等デイサービスを作りたい」という熱い想いに、意気投合したのが昨日のことのようです。
 
そんな大高美和さんの想いと実行力は、一歩ずつ着実に地域で根を伸ばし、温かな場所が育まれていると感じます。「入浴介助は大変だけれど、子どもの喜びと感じるから頑張りたい」というのが、親御さんたちの想いです。

しかし、毎日の入浴介助は本当にしんどい、『入浴は成長に伴う課題』これも事実です。入浴を家族以外の人とやってみるのは、子どもにとっても地域で生きていく自立のための一歩だと考えます。おふろを大切にする「日野坂CANPAS」は、医療を携えて生きる子どもと社会的障害を抱えて生きる子どもの、さらなる未来を見つけられる場所になることでしょう。
 
 もう一つ、皆さんに知っていただきたいことがあります。現在の制度では、「児童発達支援や放課後デイサービスなどでの入浴サービス」に特別な報酬加算はないのです。

ですから、全体の運営費の中で何とか工面している各事業所の実態があります。安心安全な入浴介助を維持するためには、介助者数や設備をおろそかにするわけにはいきません。

利用者も介助者も、どちらも笑顔で過ごせるように、皆様の力強いご支援をお願い申し上げます。