
支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 229人
- 募集終了日
- 2023年9月15日
大阪夏の陣 雲居国師と塙団右衛門
松島雄島雲居国師坐禅堂復興クラウドファンディングにご協力頂き、誠に有り難うございます。おかげさまをもちまして支援総額6,096,000円となりました。心より感謝申し上げます。
本日も復興する坐禅堂の主である瑞巌寺中興開山雲居国師の生涯について紹介させて頂きます。本日は27〜35歳頃のエピソードです。
慶長13年(1608)、27歳の若き行脚僧だった雲居国師は静岡臨済寺にあって修行に邁進していました。臨済寺では妙心寺山内蟠桃院にて鉄牛を名乗っていた塙団右衛門と再会します。団右衛門は「賤ヶ岳の七本槍」の
一人加藤嘉明の家臣でしたが、嘉明の忌諱に触れて出奔。嘉明の怒りは凄まじく他候に団右衛門を召し抱えぬようという回状を出したほどでした。このような理由で僧鉄牛として蟠桃院に身を隠していた団右衛門でしたが、これが嘉明の耳に入り、その怒りの矛先は雲居国師の師匠である一宙和尚に向けられたのです。一宙和尚に迷惑を掛けられぬと蟠桃院を去った団右衛門。数年の時を経て、駿府臨済寺で雲居国師と運命の再会をしたのでした。
清貧に徹して身を飾らぬ雲居国師は瑞巌寺に入寺した際も一介の修行僧に間違えられたと伝えられますが、この時の姿も見窄らしいもので、団右衛門はこれを哀れみ、度々、国師に施しを行い、遂には外護者になることを約束しました。しかしこの友情がもとで、後に雲居国師と妙心寺に一大事件が生じてしまうのです。
元和元年(1615)、大阪夏の陣が勃発。34歳となった雲居国師は団右衛門が大阪城内にいることを知ると、団右衛門に面会すべく城内潜入を企てます。理由は臨済寺で団右衛門から預かった甲冑を返す為だったとか。
その際、国師はあろう事か、その甲冑を身に付け城外をウロウロしたものですから…。当然の如く東軍の侍に見つかり、若干の抵抗を試みたもののそこは素人!簡単に捕捉されてしまいます。また、力尽く押し倒された拍子に兜が飛び落ち、坊主頭があらわに!東軍の稲田九良兵衛は敵将と思った甲冑から出家が出てきたものですから、非常に驚いて訳を尋ねたました。国師は以前に世話になった団右衛門に恩返しをしたい旨を真剣に話しました。九良兵衛は国師の説明に大変感心しましたが、僧侶の身でその目的を達成することが困難であることを伝え、甲冑を預かり、密かに小舟を出して国師を逃したと言われます。(年譜では団右衛門と会ったとしています。)
この話は後に問題となり、京都所司代板倉勝重は妙心寺に国師の身柄を差し出すよう要請、従わない場合には妙心寺を焼却するとまで通告してきました。国師は潔く召還に応じて、詰問にも堂々としたものです。国師の清い態度が功を奏したのでしょうか、結局、国師は身柄を妙心寺に託されて事なきを得ました。
しかし翌年、国師の将来を案じた一宙和尚と妙心寺は病気で亡くなった僧を国師の名で送り、もともとは宗佐もしくは宗団であった僧名を希膺と改め、号を雲居とし、妙心第一座を与えて、若狭高成寺の住職に就任させたのです。
画像は開山忌のもの。中央が法身禅師(円福寺開山)、向かって右が雲居国師(瑞巌寺中興開山)、左が洞水禅師(国師の弟子で瑞巌寺100世)。瑞巌寺はこの3名の僧侶を三代開山と称して特に尊崇しています。
リターン
5,000円+システム利用料

A|松島古地図のクリアファイル
●雄島を含む松島古地図のクリアファイル
●お礼メール
●ホームページに御芳名記載(希望制)
●礼拝堂の銅像に納める芳名簿にお名前記載(希望制)
●瑞巌寺拝観券
●雄島のご紹介の小冊子
※画像はイメージです
- 申込数
- 100
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

B|坐禅堂の端材を納めた御守
●坐禅堂の端材を御内符に納めた御守
●雄島を含む松島古地図のクリアファイル
●お礼メール
●ホームページに御芳名記載(希望制)
●礼拝堂の銅像に納める芳名簿にお名前記載(希望制)
●瑞巌寺拝観券
●雄島のご紹介の小冊子
※画像はイメージです
- 申込数
- 76
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
5,000円+システム利用料

A|松島古地図のクリアファイル
●雄島を含む松島古地図のクリアファイル
●お礼メール
●ホームページに御芳名記載(希望制)
●礼拝堂の銅像に納める芳名簿にお名前記載(希望制)
●瑞巌寺拝観券
●雄島のご紹介の小冊子
※画像はイメージです
- 申込数
- 100
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

B|坐禅堂の端材を納めた御守
●坐禅堂の端材を御内符に納めた御守
●雄島を含む松島古地図のクリアファイル
●お礼メール
●ホームページに御芳名記載(希望制)
●礼拝堂の銅像に納める芳名簿にお名前記載(希望制)
●瑞巌寺拝観券
●雄島のご紹介の小冊子
※画像はイメージです
- 申込数
- 76
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
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