家内外の猫たちを寄生虫(フィラリア・回虫・ノミ・ダニ)から守りたい

こんにちは。盛田真満です。
ページをご覧いただき、またご支援いただき本当にありがとうございます！

 

今日は、外で暮らす猫たちを取り巻くリスクのお話です。

 

外猫の生活には危険がいっぱいです。

公園に住み着いた猫は幸せな方で、資材置き場や廃車置き場、割れたガラスや

廃材、鉄くず、金網などが放置された場所などにも、隠れる場所があれば

猫は住み着きます。

 

2年前、そのような廃材が雑然と放置された場所に猫たちがいるのに気付き、

不妊・去勢手術、エサやりを始めました。

 

廃材の間のスペースに納まった子猫

 

 

周りの廃材を片付けて少しスペースを作り、テントを張ってエサやりしています

 

 

昨年、ここを餌場にしていた猫が前足にケガをして地面につけずにいたところ

を緊急保護しました。ひどい裂傷で、さらに骨折していました。病院の先生の

見立てでは、どこかに足を挟まれるかしてパニックになり、引き抜こうと暴れた

のであろうとのことでした。

 

周りにはごちゃごちゃといろいろな廃材があり、いつどこでどんなケガを負って

も不思議ではないような環境です。

 

この子は幸い、治療と自宅でのリハビリの結果完治しましたが、人知れずケガを

負った猫の行く末は・・。考えただけでも辛いものがあります。

 

 

2ヶ月でほぼ完治。飛んだり跳ねたり走ったり、ケガ前と全く変わらない状態まで

回復しました。まだ1歳と若かったため、回復が早かったのが救いです

 

 

この場所に住んでいるサビ猫さんには、足先がありません。2年前にこの場所を

知ってエサやりを始めたときには、すでに傷が自然治癒した状態でした。傷は

癒えてはいますが、痛みがあるのか常に足を地面につけずに上げており、歩く

ときには軽く引きずっています。見ていて、とても不憫です。。

 

サビちゃんは高齢ということもあり、さらにこのような障害があるので里親さん

が見つかりにくいです。里親さんの決まりやすい子猫や若い猫を優先に自宅に

連れ帰っていますので、サビちゃんはどうしても後回しになってしまいます。

自宅に連れて帰る前に、ケガや病気で亡くなってしまうのではと、いつも

ハラハラしています。。

 

 

 

爪を含めて指全部と、肉球の一部が欠損しています

 

 

外で暮らす猫たちは様々なリスクにさらされています。

今回プロジェクトでご支援をお願いしている寄生虫のリスク、他の猫と接触する

ことで感染症にかかるリスク、ケガや事故、車に轢かれて命を落とすリスク・・。

 

室内飼いの猫の平均寿命は約15歳ですが、外で暮らす猫の平均寿命は驚くことに

3～5歳程度です。

 

過酷な状況で暮らす猫たちに、安心安全な室内での暮らしをしてほしい。

優しい里親さんを見つけてあげたいです。

なかなか順番が回ってこないサビちゃんのような外猫たちには、せめて、寄生虫

から守られるようにしてあげたいのです。