岩戸神社の拝殿及び休憩施設の改修工事を早急に行いたい

 

 

私は、岩戸神社総代長の前田謙輔です。西郷八幡神社の神社総代長を兼務しております。

 

岩戸神社は約30万年前の古期雲仙火山の溶岩の上に流れ出た溶岩流の先端部分位置し、三方を岩に囲まれて、参道には樹齢400年以上の杉や檜が林立して自然豊かな場所に鎮座されています。

 

縄文遺跡などもある歴史と自然と大地が織りなす、特別な空間です。

 

 

岩戸神社は古来より、「豊蘆原瑞穂の国」と言われるように稲穂が沢山に実る美しい国という意味があり、町名でも「瑞穂町」という言葉が入っています。

 

稲を作るには水がとても大切で、西郷川の源流に鎮座される岩戸神社は、地元の皆様にはとても密接で、昔から田植えが終わる時期になると、自治会で揃って各地区の神社での豊作祈願だけでなく、岩戸神社にも「作願立て」と称してお参りされ、その年の水の恵みを祈願します。

 

江戸時代には、観世音菩薩を祭っており、岩戸観音として代々の島原藩主も毎年祈願にお参りされるほどの崇敬を頂いておりました。

 

明治時代の廃仏毀釈によって現在の神様だけになっていますが、観世音菩薩の御命日が18日であり、その流れで、4月18日、7月18日、11月18日が祭礼の期日となっています。

 

ご祭神は、岩永姫命　大山祇神　水波之賣神の3柱です。作物の神として（大己貴命、少彦名命）の２柱が祀られています。岩永姫命をお祭りされている神社は、全国的にも京都の貴船神社などでとても珍しいです。

 

最近のお参りされている方は、子宝祈願や良縁祈願、家内安全など特に女性に人気が有ります。参拝された方でお陰様で、子宝に恵まれたのでお礼詣りに来ましたと言われる方を何度か拝見しております。

 

 

岩永姫命は古事記にも一度しか登場されていないので、岩戸神社にお隠れになったのではと憶測されます。

 

他県から多くの参拝者が訪れるパワースポット

 

岩戸神社は、以前から知る人ぞ知るパワースポットとして、関西方面や遠くから毎月来られる人もいるほどの神社ですが、この4～5年前からSNSを通じて更に一般の人も、他県から多くの参拝者が訪れるようになりました。

 

神社専用の駐車場も無くて、地元の人の交通の迷惑をかける状態までになっていました。

 

雲仙市の観光課担当者からも、雲仙市の問い合わせの95％は岩戸神社に関することだと聞かされました。その中で、一つずつ駐車場の整備と看板の設置から始めました。

 

 

 

 

地元、雲仙市瑞穂町西郷地区の僅か３５０軒位の浄財で、数十年に一度改築されてまいりましたが、近年拝殿及び休憩台の傷みが酷くなっていました。

 

心配されていましたが、今年の春の祭典の折、修理をしないと危険な状態になってきました。

 

 

 

 

 

写真では分かりにくいと思いますが、拝殿の床板は外れそうになっています。早急に修理しないと、年に3回斎行する祭典が出来ないだけでなく、一般の参拝者の方が上がってお参りしようとして、怪我でもされる事が一番危惧しています。

 

 

今回の修復工事は地元の皆様のご協力も頂きますが、田舎でもあり過疎化で高齢化が進んでおりますので多くのご負担をおかけするには忍びないと思っています。

 

コンサートや古典フラ、ギター演奏と幅広く訪れる皆様は元より、全国の皆様のご協力頂いた方が、より早く改修が出来るのではないかとクラウドファンディングを考えるに至りました。

 

 

 

 

 

今回の工事は応急的な修理ですが、より多く集まりましたら、神楽殿改修や駐車場を近くに整備する計画をしています。

 

また、11月5日には第2回目の岩戸こもれびコンサートを計画しております。今後、岩戸神社は雲仙市の貴重な観光資源としても重要になるのではないかと思います。

 

 

 

 

宮司よりご挨拶
 

岩戸神社　宮司の進藤　翠です。最後まで読んで頂きまして有難うございます。

 

近年では氏子の方は元より、長崎県内外だけでなく外国の方も含めて遠方より崇敬を頂くようになり、それぞれの思いを祈願に来ていただくようになりました。その、祈りの場が倒壊の危険があるような場所であってはならないと考えております。

 

岩戸神社が千年も2千年も悠久に続く、お参りする方々の安寧の場所である様に繋げるために、皆様のご協力を宜しくお願い致します。

 

 

スタッフよりご挨拶

 

皆様、今回のプロジェクトの趣旨をご理解いただきまして、一人でも多くの厚いご支援、ご協力を賜り、達成したいと望んでおります。何卒宜しくお願い致します。ご支援お待ちしています。