日本人が投票するハワイランキングで地元経済を活性化させたい！

 

第３回目の『メッセージリレー』は、実行委員会メンバーとしてサポートしているハワイ在住のアートディレクター、クラレンス・リー・デザイン社代表の山本クニさんです。

 

 

 

Q 「111-HAWAII」の“111”とは、どういう意味？

 

山本：私はハワイに移住して今年で１３年目ですが、ちょうど１０年の節目に、私が代表をしているデザイン会社が創業５０年を迎え、これまでハワイでビジネスをさせていただいてきたことや、個人的にもハワイが第二の故郷となり、地元にデザインの力で何か恩返しができないかと考えていました。

 

　ハワイは世界中からの観光客が訪れるリゾート地ですが、ハワイに長く住んで感じるのは、ハワイで暮らす人々やローカルビジネスにとっては、非常に厳しい環境だということです。島国ということもあり、家族経営のような中小企業が多く、実際にビジネスを立ち上げては潰れていく姿を数多く見てきました。

 

もちろん大資本による開発もハワイ経済にとっては必要ですが、それと同時に、「地元の中小企業が元気になり、住んでいる人が幸せにならなければ、ハワイの将来はどうなってしまうのか？」 という危機感を持つようになりました。

 

 

 

 

　特に問題だと感じたのは、ハワイにはアロハの心で作られた上質なハワイ産製品がたくさんあります。しかし、そのほとんどが中小企業で、ブランド力・知名度の低さから埋もれてしまっています。

 

そこで、そのような通常はバラバラに存在して埋もれているハワイ産製品を「同じ 111-HAWAII という統一ブランドの大きな傘を持つことで、より多くの人に届けることができるんじゃないか！」さらに、その商品の売上の一部をハワイの環境・文化の保護に役立て、「みんなでハワイの魅力を守っていこうよ！」と考え、111-HAWAII PROJECTという活動を立ち上げました。

 

　そして、こういった活動は、一時的な盛り上がりで終わることも多いので、継続させる仕組みとして、「地元企業」・「旅行者（消費者）」・「地域社会」の３者がハッピーになる「WIN-WIN-WIN（三方よし）」を目指すという想いを込め、「111」というネーミングにしました。

 

　要するに、メイドインハワイ自体のブランド価値の底上げにより「地元企業」が元気になり、その魅力あるハワイ土産で「旅行者（消費者）」が喜び、その売上をハワイの「地域社会」に役立てるということです。そして、この活動が凄いのは、現在約50ほどの様々な業種の地元企業・団体や政府機関が、みんなで一緒に取り組んでいるということだと思います。

 

 

 

 

 

Q 「111-Hawaii Award」を立ち上げた経緯は？

 

山本：この「111-HAWAII PROJECT」で一緒に活動していただいていたハワイ報知新聞の吉田太郎さんからお声がけいただき、「ハワイに様々なランキングがあるが、その多くは日本人にとって違和感があり、もし日本人が選ぶランキングがあれば、日本人の手でハワイを良くするプロジェクトになるのではないか！」という太郎さんの熱い思いに共感し、メディアプロデューサーの岩瀬英介さんと共に、三方よしの仕組みを組み込み、この「111-HAWAII AWARD」が生まれました。

 

　その後、このハワイへの思いに賛同していただいた、 ハワイ報知社の親会社である静岡新聞社やトムス社と５社でハワイと日本の連携による実行員会が発足し、主催のNPO団体JHTA、後援のハワイ州観光局、スポンサー、メディアなどたくさんの方々のご協力により、今年からスタートすることになりました。

 

　「111-HAWAII AWARD」の三方よしの仕組みは、消費者として厳しい目を持つ日本人が選ぶことで「地元企業」のサービス向上になり、そうなれば「旅行者（消費者）」のハワイ満足度も上がり、投票数による寄付でハワイの「地域社会」にも役立てるということです。このハワイ初の日本人によるハワイランキング「111-HAWAII AWARD」は、この世のため人のためという考えがベースにあり、さらに様々な業種を網羅していますので、よりハワイの活性化に大きな貢献ができると考えています。

 

 

 

 

 

Q あなたにとっての“ハワイの魅力”は？

 

山本：ハワイの魅力は「空気感」だと思います。それは、誰もが感じる大自然、特異な文化、世界中から集まる人々など、ハワイにあるもの全てが融合し生まれているものだと思います。ハワイに居ると自然と笑顔になり、ストレスも無くなります。つまり、旅行でハワイを訪れている人も含めて、ハワイに住んでいる人々は、この「空気感」により、感謝・思いやり・協調性などの「アロハの心」が自然と身につくようになるのではと感じています。

 

　そして、このハワイの魅力である大自然や文化を守り、観光地としての価値を維持することが、観光業に依存する我々ローカルビジネスの将来にも繋がってくることなので、我々がやらなければいけない使命だと思っています。

 

 

 

 

 

Q 「111-Hawaii Award」への思いを教えてください

 

山本：長くハワイで暮らしていると、日本にいた頃は気づかなかった日本の魅力を再認識することがあります。その一つに、一般的にもよく言われる「日本人のきめ細やかな、おもてなしの精神」を痛感することがよくあります。日常生活の中で、ハワイでは当たり前ではないことに本当に気づかされます。そんな消費者として厳しい目を持つ日本人が選ぶということに意義があり、そんな日本人から選ばれることで、ハワイのレストランやショップのサービス向上に繋がると思います。

 

　我々は、海外から客観的に日本を見ることができるハワイ在住の日本人だからこそ、ハワイと日本を繋ぎ、共に良くしたいという思いが強いんだと思います。ハワイに優良企業が増えれば、ハワイ産業の発展に繋がりますし、日本人旅行者にとっても、ハワイをもっと好きになっていただけると思います。

 

　特に日本の方はハワイ好きの方がたくさんいらっしゃいます。ハワイ旅行時に行ったお気に入りのレストラン・ショップがあると思います。また在住者は、定期的に行く常連のお店や、友達がハワイに来た時にいつも連れていくというお店があると思います。そういうお店を投票していただくだけで、ハワイ応援になります。

 

みんなで投票しハワイを盛り上げる活動を一緒にしていきましょう！
ぜひよろしくお願いいたします。

www.111hawaiiaward.com （投票締切日：2017年7月10日まで）

 

 

 

 

【事務局からのお願い】

 

「大好きなハワイをもっと良くしたい！」そんな私たちと同じ想いで、趣旨にご賛同いただき、応援してくださる皆様のご支援で運営が成り立っています。

 

ご支援金額は、5千円・1万円・3万円・5万円から選択可能で、お礼として、あなたのお名前を掲載した、ハワイ発行の日本語新聞「ハワイ報知」紙面や、111-HAWAIIステッカーなどを送らせていいただきます。

 

 

今後も続けるために、ぜひご支援をよろしくお願い申し上げます。