日本人が投票するハワイランキングで地元経済を活性化させたい！

　

第２回目の『メッセージリレー』は、実行委員会メンバーとしてサポートしているハワイ在住のメディアプロデューサー、TMSハワイ社社長の岩瀬英介さんです。

　

 

Q 「111-Hawaii Award」を立ち上げた理由は？

 

岩瀬：ハワイって不思議な場所、いえアイコンなんですよ。日本人にとってハワイは「永遠の憧れ＝楽園」ですよね。ハワイっていう言葉の響き自体に、そんなイメージが付いて離れない。それって、おそらく海外旅行が自由化された1964年、その前のサントリーのキャンペーン「トリスを飲んでHawaiiへ行こう！」の頃からまったく変わってないんです。すごいことですよね。流行り廃れのある世の中で、ハワイのイメージだけは変わってないんですから。

 

　でも、それに安住していたら、いつかは怖いことになるぞ・・・という漠とした不安が、観光で成り立つハワイに暮らす僕らのような移住者にはあるんです。ホテルはいつも満室、飛行機はいっぱい、ハワイに行くと言うと必ず「いいねえ」と言われる、そんなことが永遠に続くわけない。でも続いてしまっている。

 

　だから、サボっちゃいけないんです。自転車は漕ぎ続けていないと、いつか倒れちゃう。でも漕ぐのやめても、しばらくは同じスピードで進むから気付かない。これは怖いです。ハワイを活性化する、ハワイ人気をさらに加速させるような取り組みをしないといけない。その一つとして考えたのが、この「日本人によるハワイランキング」でした。

 

　移住してしまうほどにハワイが大好き。だからこそ、ハワイのために何かしないと。そんな想いがこのプロジェクトの原点なんですよ。

 

 

 

 

Q あなたにとっての“ハワイの魅力”は？

 

岩瀬：私はもともと日本の大手出版社で編集者をしていました。夜も昼もなく仕事もプライベートもごちゃまぜで、お酒にまみれて（笑）24時間フル稼動していたんですが、そんなハチャメチャな生活の中で息抜きというか楽しみが海外旅行でした。雑誌の仕事をしていましたから仕事での出張なども含めると、世界中何カ国も巡りました。どこも素晴らしかったです。でもね、その時々を切り取ると素晴らしいんだけど、そこで生活するイメージは沸かなかった。毎日がパーティーみたいだったブラジルのサンパウロも、食事が美味しすぎた台湾のリゾートも、景色も人も良かったイタリアのシチリア島も、住むほどの相性は感じなかった。

 

　でもハワイは違いました。ここに住みたい！って直感でイメージが浮かびました。東洋と西洋の間のような文化があって、アジア人種への差別もない。何より気候が年中良くていつも爽やかな貿易風が吹いている。人々は皆やさしくて、会う人は皆笑顔。大好きな海もすぐそばだし、誇張ではなく本当に「楽園」でしたよ、私にとっては。多くの人は、旅行で来るのと住むのとでは大違い、なんて言うけど、私の場合は８年間住んで、そのハワイの印象はまったく変わっていません。今も、素晴らしい楽園です。何しろ、東京では「電車通勤」と「冬」と「雨」が大キライでしたから、今のハワイ生活は全てを満たしてくれる貴重な場所ですよね。

 

　たまたま結婚（入籍）してすぐハワイに移住したので、ハワイ＝新婚生活の場にもなりました。

 

 

 

 

Q 「111-Hawaii Award」への思いを教えてください

岩瀬：この取り組みのすごいところは、日本にいるハワイファンもハワイの地元に貢献できるということ。投票数に応じて地元の環境や文化を守るNPO団体に寄付が行われますし、そもそも日本人目線の評価軸が入ればハワイのお店やレストランは著しくレベルアップするはずです。それはハワイ観光の促進にもつながります。これまでは旅行で来てお金を使うくらいだったと思いますが、この取り組みで、日本にいながらにして大好きなハワイに積極的に貢献できる。これはすごいことじゃないでしょうか。

 

　まずは投票してください（投票サイト＝http://111hawaiiaward.com/）。

　その一票、一票が、ハワイをブラッシュアップすることになります。これは言わば、「ハワイ＝楽園」というイメージの延命作戦。私も含めてハワイに魅了された人にとっては看過できないプロジェクトだと思っています。一緒にハワイを盛り上げましょう！一緒にこのプロジェクトを大きくしましょう！　だって、ハワイが大好きだから！！