ろうあ者との交流ボウリング大会を存続したい！

自己紹介

ページをご覧いただきありがとうございます。

石川県小松市の前田　晴樹と申します。

ｓ５９年１０月生まれの３８歳（男）で妻がおります。

２０１０年からろうあ者との交流ボウリング大会を企画運営しております。

大会には賛同していただいたプロボウラーにも参加いただき、参加された全員が笑顔になれるよう回数を重ねるたび努力を続けてまいりました。

賞品も、実力に応じたものではなく、全員に抽選で公平にお渡しできるようにしております。

大会自体も、石川県だけではなく、兵庫県や広島県で開催するなど、ボウリング場様にも協力していただきながら行ってまいりました。

 

今回クラウドファンディングに挑戦させていただく理由としては、大会の存続です。

直近３年はコロナウイルスの影響もあり中止しておりましたが、再開希望の声も多く、感染対策をしっかりと行ったうえで開催を決意しました。

しかし、個人開催でスポンサーもおらず、大会経費は参加費から賄うしかなく、大会の内容を濃くすれば、参加費が上がってしまい、参加者が減るの悪循環に陥りそうになったため、自己負担も含めながらなんとか存続してまいりました。

しかし、昨今のコロナ・円安での物価高騰で、賞品代が値上がりしていたり、プロボウラーの人数を増やそうとすれば、プロ協会への大会申請費用や、各プロボウラーの交通費等の負担が増えるため、個人の負担では賄えず、今回クラウドファンディングでの資金調達を考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

高校卒業後三重県に住んでおり、自分が好きなこともあり、ボウリング場でアルバイトをしていた時のことです。お客様（会員様）に何名かろうあ者がいらっしゃいました。

最初ろうあ者とはわかって無かった時の事ですが、そこまで上手では無かったのに自己主張が強いというか、ボディアクションが大きめの方がいらっしゃいました。

同僚にあの人は何だ？大して上手でもないのに・・・と聞いた事があります。

その同僚からあの人はろうあ者だと教えてもらいました。自分自身ろうあ者との出会いは初めてだったため、どのように接していいか分からなかったのですが、身振り手振りや筆談等を用いてコミュニケーションを取っていくと、とても素敵な出会いだと思うようになっていきました。

その後そのボウリング場が閉鎖となり、しばらくろうあ者との交流は無かったのですが、自分の言動がずっと心に残っている状態でした。

地元に戻り近所のボウリング場に勤めていたある日、２００９年だったと思います。

ろうあ者だけの全国大会が勤務先で開催されました。

その様子を見ていてとても感動する事がありました。

それは、参加者全員が終始笑顔でボウリングを楽しんでいる姿でした。

スコアの良い方ならまだしも、スコアの悪い方も同様に純粋にボウリングを楽しんでいる感じでした。

この人たちともっと交流したいと考え始めたのはこの時です。

話を聞いていると、聞こえないから教えてもらえない。話せないから聞けない。一般の大会に参加しても、受け入れてくれない方々の空気を感じることなど色々と聞きました。

自分たちは楽しむことがメインになるが、健常者は違うという話も出てきました。

その話を聞き、自分にも思い当たる節がありました。というのも、自分含む健常者は、スコアの良い悪いにこだわり、ボウリングを楽しむなど考えた事もなかったですし、上手な人間こそが偉い！みたいな実力主義的な考え方の中で育ってきたので確かにそうだと強く思うきっかけになりました。

そこで、この大会の開催を企画しました。

２０１０年からこの大会をスタートし、今年が節目の１０年目（第１０回大会）となります。

https://youtu.be/1LKzfAmArgY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=QeHhBkhzTJo

※上記の映像等に関しましては、個人のYouTubeからの引用となっておりますので、使用許可等

一切の問題はございません。

 

▼プロジェクトの内容

２０２３年５月３日にボウリング大会を行います。

※個人作成の要項の原本です。印刷はまだのため引用させていただきました。個人作成のため、使用許可等問題ありません。

内容はファイルの通りですが、写真のため概要説明いたします。

プロボウラーを招いての、健常者とろうあ者の交流大会です。

予選は前半４ゲーム、後半４ゲームの計８ゲーム行います。

前半と後半でメンバーが変わるように配置し、また、プロボウラーは２ゲーム毎に移動し

少しでも多くの方と交流できるようにしています。

健常者：男子　女子　　ろうあ者：男子　女子　の４部門での予選とし、決勝では

各部門の１位同士・２位同士・・・での対戦とし、各順位の決勝での順位にて順位賞を贈呈します。

また、残念賞として、スプリットが出てしまった方先着でカップめん等の粗品を先着順で配布するなど、実力に関係なく皆さんが楽しんでもらえる内容となっております。

また、先にも触れましたが、賞品は全員に抽選にて平等にお渡しさせていただいております。

（全てがボウリングに関連する物にしております。）

資金の利用についてですが、まずはプロボウラー経費に充てさせていただきます。

余りが出た場合は賞品代に充てます。

要項上は参加費１００００円となっておりますが、（仮）とさせていただいております。

ご支援いただけた分を差し引いて参加費を下げ、参加率を上げる事に尽力させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望

展望と云える程のものかわかりませんが、「手話ができないから」「話せないから」「聞こえないから」で終わらせるのではなく、手話がなくても交流や助け合いが出来る事がこの大会を通じて少しでも広がればと思っております。

また、手話が言語として登録されている都道府県がまだまだ少なかったり、パラリンピックにろうあ者の種目が無かったり（デフリンピックというろうあ者のオリンピック的なものはありますが、認知度は低いのが現状です）と言い方は悪いかもしれませんが、障害者なのに障害者としての認識されていない部分も多かったりという現実もあります。

我々が普通に利用したり、娯楽としているものもろうあ者にとっては楽しめないものになるケースも多々あります。ドライブスルーは使えません。カラオケもできません。テレビも映像と文字なのでニュースは分かりますが、バラエティ番組は理解に苦しむと思います。

話が脱線してしまいましたが、同じ趣味の中で交流していくことで、生活面でも「○○ないから」で終わらせるのではなく、「なんとかなる」と思ってもらえる方が少しでも増えていってくれればと切に願って開催を続けておりました。

コロナ前の話になりますが、実際にろうあ者との食事会に呼ばれたり、ろうあ者の方から健常者を交えた食事会を開催してほしいなどの要望もいただいた事があります。

今年も要望は出たのですが、大人数での食事会は控えた方が良いとの見解で断念はさせていただきましたが、健常者からも楽しい食事会だったとの声もいただけました。

機会が少ないということもあるかと思いますが、交流を深めて行くことで、新たな価値観に出会えたり、誤解が解けたりと様々な相乗効果が実際にあったと思います。