全国の子どもと世界遺産キャンプを！青春を奪われた大学生の挑戦！！

てらこやって何？と思われる方が大半と思われます。

そこで、各地で活躍されておられる方からのメッセージを投稿させていただきます。

今日は、伊勢崎てらこや実行委員会　　久保　文孝さんです。

私が『てらこや』と出会ったのは２００７年のことでした。当時所属していた地元の青年会議所とういう団体でその名を初めて知りました。そして、その翌年に青少年育成事業の担当委員長として『てらこや』の活動を開始してから今に至るまで、微力ながら協力をさせていただいています。

これほどの年月『てらこや』にかかわり続けているのは、やはり『てらこや』事業の魅力を知ってしまったからだと思います。『てらこや』は簡単に言えば“大人”と“学生”と“こども”の３世代での活動です。“大人”は“学生”を、“学生”は“こども”を見守る。その中で私たちは驚くほどの変化を目にすることが多々あります。変化というよりも成長と言う方が正しいかも知れません。その成長を目にすることができた時の驚きと感動は何物にも代えがたいものがあり、その感動を再び味わいたくて、私は今もなお『てらこや』にかかわり続けているように思います。

さらに言えば、『てらこや』という団体には課せられた大きな名目があります。それは、『こどもの居場所づくり』です。大小様々な要因が重なり、今の日本という国はとても生きづらい国になってしまっているように感じます。その環境下で“こども”達は本当の自分と向き合うことのできる居場所を失いつつあります。そこで活躍してくれるのが”大人”よりも“こども”たちに年齢の近い“学生”たちです。大人の前では良い子を装う子供たちも、“学生”の前ではワガママを言い、強く自己主張することがあります。また、それとは逆に本当は打ち明けたい胸の内を少しずつ吐露することもあります。
　かつて“こども”たちはコミュニティーの中で育ちました。親兄弟のほかにおじいちゃんやおばあちゃん、近所のおじちゃんやおばちゃん、様々な年齢層や人格の人々と触れ合うことで、時には傷つき時には守られてきました。しかしながら今は核家族化が進み、様々な考えと触れ合う機会が減少し、“こども”たちは窮屈な判断基準の中に閉じ込められ、自分の正直な気持ちや感情を放出できなくなっているように感じます。そんな状況を、そんな時代を打破してくれるのが『てらこや』だと私は信じています。

だからこそ、私は彼ら彼女らの活動を応援したいと思うのです。

伊勢崎てらこや実行委員会　　久保　文孝