全国の子どもと世界遺産キャンプを！青春を奪われた大学生の挑戦！！

今日は宮島てらこやの活動をご紹介します。

てらこやの特徴は、大学生が中心になって事業を行っていることです。

その大学生を支えるのが、地域の経済人であったり、青年会議所であったり、そして、地域のお寺や神社です。

大学生は子どもの身近なロールモデルとなります。てらこやで育った子どもが、大学生となりスタッフとして参加していたり、大学生が親になり、その子どもが参加者になったり、人の循環が生まれています。

宮島てらこやの活動をご紹介いたします。学生が書いた報告です。

今年度も大聖院さんのご協力をいただき、2日間に及ぶ夏合宿を開催することができた。

参加人数は小学生25名、スタッフは宮島てらこやのみならず県外てらこやの学生を含む50名以上となる大規模事業であった。

今回の事業テーマを「きょうそう」に定めた。

この文字を変換できる漢字(競争、共創、共想、協奏...など)によって意味合いが異なり、それに対応する宮島およびお寺でしかできない体験や学びが得られる様々な企画を目指した。

子どものみならず、学生たちも本気で子どもたちと向き合う姿勢を高め、以降の活動にも熱を与え、宮島てらこや全体の士気を上げていくきっかけともなる事業をつくることを目的として据えた。

おもな企画として、自分の思うままに彩るTシャツづくりや、ウォーターバトルを行った。

目を輝かせながら活動に取り組む子どもたちの姿だけでなく、学生も子どもと共に本気で声を上げて楽しむ姿を見ることができた。

大雨の影響を考慮し途中で事業は打ち切りとなったものの、2日間を通して、参加したすべての人の心に何か一つでも想いや感情が残る事業になったのであれば成功といえるのではないかと振り返る。

ただ、泊まりがけの2日間だからこそできること、「お寺」でしかできないということにもっとフォーカスし、食事作法や座禅などといったお寺のスタイルを少し多めに取り入れて活動することも大切だったのではないかと反省している。

来年度以降の夏合宿では、その点等も念頭に置き、終了後にただ「楽しかった」という感想で終わるのでなく「何を学んだか」という言葉が出てくるほどの想いを子どもや学生の全員で築ける事業ができたらいいなと感じる。

一年のうちの最も規模が大きい事業となる夏合宿をさらに素晴らしいものへと進化していってもらいたい。

最後に、本事業に携わっていただいた全ての方に感謝を申し上げたい。

宮島てらこや 夏合宿2023
総合プロデューサー 今吉航大