【活動報告】クラウドファンディングスタートしました！

クラウドファンディング初日

 

みなさま、この度は保護猫応援ファームを応援頂き有難うございます。

 

本格的な保護猫活動を始め、（社）保護猫応援ファームを立ち上げて、約3年が経過しました。

 

ある日突然、自宅の庭に現れた母子猫たち。飢えに苦しみながらも子猫を守ろうとする懸命な姿に心を打たれ、慌てて餌をあげた日を思い出します。それから、餌を入れたキャリーのドアにビニール紐を付け、遠くからそっと見守り、猫が入ったところで紐を引っ張り急いでドアをしめる…。捕獲機なんて持ち合わせていなかった当時の私は、猫を捕まえるのにも何度も失敗し、数日かけて大格闘の末、自宅に来ていた母子猫を保護しました。

 

当時、まだ知識がない私は、インターネットで野良猫の不妊手術について少し調べ、急いで近くの動物病院に母猫を連れて行きました。捕獲できた夕方、急いで病院に連れて行ったのです。

しかし、その病院では、冷たくあしらわれてしまいます。

 

「あなたはいったいこの野良猫をどうしたいんですか？」

「え？岡山県では、野良猫の不妊手術を進める活動を推進しているのではないんですか？健康チェックや不妊手術をして頂けないんですか？」

「この病院ではできませんよ、岡山県でしているという野良猫の活動も、私は知りません」

 

今となれば、獣医さんの反応は常識的で、相談もなく野良猫を連れて行った私のこの行動が間違っているのですが、それだけ、「野良猫」の対処方法というのは、まだ広くは知られていませんでした。

 

そこから、手探りで、この活動を進めながら、徐々に徐々に、保護猫活動のいろはを覚えていったように思います。

 

そして、私がこの活動を続けているのは、こんなにも野良猫が過酷な状況下にいるんだということを身をもって知ったから。また、この活動の最中に、この国で平然と行われている殺処分の現状やペット市場について、有識者の方と出会い、色々と知ってしまったからです。

 

（自宅内にいる自分の家の飼い猫は家族のようにかわいがり、玄関外にいる「野良猫」は別物として扱うということが、私にはできなかった、というシンプルな話でもあります）

 

また、殺処分ゼロとは名ばかりで、それは全て各都道府県内、動物愛護団体のみなさんが身銭をきり、時間と労力をかけ、善意で救い出しているということや、動物たちを救う愛護団体さんを支えてくださっているのは、動物の命に向き合い、行動してくださる、心あるボランティアさんの寄付によるものだということ。

 

勇気ある先人たちの努力の結晶で、この活動の今があることを知り、心ある、皆様のこと、私は尊敬してやみません。

 

改めまして、保護猫応援ファームに心を寄せて下さる方に心より感謝申し上げます。

本当に有難うございます。

 

そして、縁があって当団体に保護された猫たちは、今日も飢えることなく、十分な食事が与えられ、「安全」という環境下で、心地よい眠りについています。

 

一生の家族を見つけ、沢山の愛情をかけられ幸せを掴んだ卒業生の姿や

猫に冷たい地域の中で、望まない出産を繰り返し、息途絶えていく悲劇から救われたTRNM猫の姿

 

また息をのむほどの、ひどい、多頭飼育崩壊現場から救い出され、新しい生活をスタートした猫たちの姿について

 

全ての事柄を報告できず大変申し訳ございませんが

 

当団体に寄せてくださった、みなさまからのあたたかいご支援は、猫の命を救い、確実に、出会った子の猫生をゆたかにしています。

 

みなさまの優しいお気持ちが、猫たちに届いていることについて、当団体はお約束いたします。

 

これからも許されるなら、1匹でも多く、猫たちの命を救いたい。

 

今後とも保護猫応援ファームをどうかよろしくお願い致します。

 

一般社団法人保護猫応援ファーム

代表　渡辺梢