地元のおじぃちゃんと山仕事してた時

はじめまして!こんにちは!!
安藤由美子と申します。
 
岐阜県恵那市上矢作(かみやはぎ)町という山里で、子育てのかたわら地元の森づくり・里づくり活動に力をいれている一人の主婦です。今日は、あまりじっくりできていなかった自己紹介と、私の想いを語らせてください。だいぶ端折ったんですが、熱すぎて長くなるのですみません。

 

 主人と息子(祭りの様子)


主人はこの上矢作生まれ、上矢作育ち。私は、恵那生まれ・恵那中津川育ち。二人とも生粋の地元っ子です。二人とも実家に山と田畑があります。

息子は小学1年生で、地元上矢作学校の同級生は息子も入れて15名で1学年1学級です。主人が子どもの頃は1学級でしたが、37名の同級生がいたそうです。ところが、昨年町内で生まれた子どもの人数はわずか4名。周囲のおうちは、お一人暮らしの80代以上のお家が本当に多く、空き家も町内に100件以上となっています。急激な過疎化で、大好きなこの上矢作町の将来がとても心配な状況になっています。
 

「もし都会で働いていて定年を迎えた時、この故郷が誰も手入れされることなく草だらけになり山も田畑も荒れ果ててとしたら、絶対にやりきれないと思った。何をしてでもいい。今の自分のできることをやりたい。」

 

結婚前、高校の後輩だった主人がそういうのを聞いて、私は一緒に地域の山や田畑、そして「ふるさと」が元気に続くために、できることをやっていこうと決めました。二人ともホームヘルパーの資格を取って福祉について勉強してみたり、様々なまちづくりの学習に顔を出してみたりしたのですが、もともとこの上矢作は林業と製材のまち。「山」と「川」の資源こそが、地域を支えてきた源でした。

 

「せめて、自分の実家の山を自分たちが手入れできるように」

 

そんなところから山や林業のことを学ぶうち、多くの活動に参加することになり、「森」をキーワードに地域の未来は大きく開けていくかもしれない。そう強く実感するようになりました。そして、少しずつ仲間を広げながら、色々な活動をしてきました。

 

●日本初の「木の駅プロジェクト」事務局
●森の中で親子でのびのび遊ぶ「ぼうけんくらす」

●「林業女子の山しごと体験ツアー」

●森づくり・森ぐらしを伝えるフリーペーパー「えなもりLife」

●木馬(きんま)技術の伝承など「山里に生きる知恵と技と心をつなぐ」「なつかしい未来の会」

●「えなの森林づくり推進委員会」「恵那市バイオマス検討委員会」などを通じた恵那市の今後10年間の森林づくり実施計画への参画

 


上の写真は、「林業女子の山しごと体験ツアー」(2013年)の様子。
初めて、山の中にたくさんの女子たちの声が響き、地元の山の達人寺澤さんたちの嬉しそうだった顔を、私はわすれません。


 

カマドでご飯を炊き、森や川で全力で遊んだ「ぼうけんくらす」

えなの林業女子仲間で創ってきた4冊の「えなもりLife」


たくさんの人たちと、その活動の想いを込めて創り上げ
可知前恵那市長に手渡した「えなの森林づくり実施計画」


こうした私の様々な活動は、泣いたり笑ったりの日々の想いとともに、ブログ「しあわせの里えな山里楽耕」やSNSを通じて、随時発信を行い続けてきました。
 

なつかしい未来の会の活動とビジョン

多くの活動を経て、今、私は上矢作町の60~80代の有志が中心に活動している「なつかしい未来の会」の活動を中心に、企画や情報発信などの面で関わらせていただいています。

 

 

「地元の山の木で12坪分の小さな小屋を建てよう!」言ってしまえば、これだけの小さな取り組みです。

けれど、ここにも立ち上げから2年3カ月の積み重ねが詰まっていて、それは今80代の人たちが受け継いできたもう途切れてしまいそうな生きた知恵をつなぎ残す作業なのです。人がしかも80代の老人が、人力だけで重機と同じくらいの材木を運ぶなんて、信じられるでしょうか?

山の達人たちが受け継いでる知恵や技というのは、本当に私たちが常識でイメージできるレベルを超えているのです。人間がもつ本当の可能性を、たくさんたくさん教えてくれるのが80代以上の方々なのです。その知恵や技を受け継ぎたくて、集まってくる若者たちがいます。そして、こうした「生きる知恵や力」を本当に受け継ぐことができるのは、もう大人になってしまった私たちではなくて、これから育っていく子どもたちこそだと思います。

 


「自分たちが山で伐って、自分たちの手で運びだして、自分たちで製材をし、自分たちで基礎をつくり、自分たちで小屋をたてる」

一緒に汗を流し、知恵を出し合い、お金も出し合い、泣き、笑い、ときにともにお酒も飲んで、2年3カ月の準備を経てこれから建てる小屋。これからまた約1年間かけて一緒に完成させていく小屋。この皆が共有する思い出こそが、「ふるさと」をつくります。そして、それを見ながら時に関わりながら育った子どもたちの心にも、「ふるさと」ができていきます。

 

そして、その小屋をとりまく裏山や沢水、桑畑など山里そのものの環境の中で、80代のおじいちゃんおばあちゃんたちと一緒に、思いっきり水や木や火や土や風とふれあい、自分の思うやりたいことを心置きなくやってきた子どもたちは、どんなに幸せにたくましく育つでしょう。

そして、あくまでの結果として、地域や生きる土台である山川や田畑などの環境を大切に守っていく担い手として、心も身体も育つことができるのです。山や田畑を守らなきゃなんて、口だけで言っても仕方のないことで、「自分にとって本当に大切なもの」を感じて子どもたちが育つこと。それ以外に、道はないのだと思います。

現代の都市の子育て環境からは失われてしまったものが、ここにはちゃんと残っています。山里の人生の先輩たちに支えられながら、その知恵や技をしっかり受け継ぎ、大人も子どもも幸せに生き生きと育ち合える。そんな環境を、私自身が望んでいるし、実は都会で暮らす多くの子育て世代も望んでいると思っています。

 

「ここで、一緒に子育てしようよ!ここで、一緒に子どもと育とうよ!」

小さな12坪の小屋を建てる。その屋根の板を買う資金を集めるためのクラウドファンディング。けれど、本当の願いは、こんな想いで、こんな活動をしている人たちがここにいることを知ってもらうこと。そして、一緒になって未来の子どもたちに「ふるさと」をつなぐチカラをつけることのできる「楽園」を残していってほしい。そんな思いでやっています。

どうか、シェアなどで応援、そして直接のご支援で仲間になって、私たちと未来の子どもたちの「楽園」を一緒に創りましょう!

プロジェクトの内容ページはこちら↓


 

新着情報一覧へ