岡山県真庭市にユースセンター開設！10代の学び場・遊び場を！

目標金額1,500,000円達成！！

ご支援いただきましたみなさま、ありがとうございました…！！

 

そして、NEXT GOAL　1,800,000円　に挑戦します！！

 

 

～御礼～

9月18日（月）より進めてきた本プロジェクトは、みなさまのおかげをもって、第一目標（1,500,000円）を達成することができました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます！！

また、ご支援とともに寄せられた応援メッセージに支えられ、何度も勇気づけられました。厚くお礼申し上げます。

 

NPO法人manabo-deはみなさまに支えて頂きながらネクストゴール、1,800,000円に挑戦いたします。

残り日数わずかではありますが、外壁や床など、まだまだ修繕が必要な場所があります。

ユースセンター運営資金も必要です。(ネクストゴール支援金はこれらの修繕費・運営資金にあてます。）

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

どうぞ、あと少し、お付き合いください。

よろしくお願いいたします！

 

 

 

 

▼10代にとって居心地のよい地域（場所）を目指す元教師

 

写真中央が森年（代表）

 

初めまして！

manabo-de代表の森年（藤田）雅子と申します。

私は大学卒業後、教職に就き、県内の高等学校にて13年間、教鞭をとってきました。

教師という職業は、本当に慌ただしくも充実した毎日で、子どもたち一人ひとりの成長を間近で見られる最高の職です。

子どもたちと向き合い、よりよい教育を届けようと日々邁進していた中、あることに気づきました。

学校でできること、家庭でできること、そして地域でできること、それぞれに意味があり、もっと社会全体で子どもたちを支えていくことが必要だと。

 

新型コロナウィルス感染症の影響で、学校が閉鎖したあの時から、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しました。

窮屈な生活を強いられた子どもたちもいれば、夢や希望をもてず、対人関係もうまく築くことができない子どもたちも多くなりました。

 

私は、子どもたちによりよい教育を届けるためには、学校でも家庭でもない第３の居場所が必要であると強く感じたのです。

13年間勤めた教職を離れ、健全な発達発育のために「子どもたちに本当に必要なことは？」と考えました。

 

そこでたどり着いた答えは、見守る大人がいる中で、「10代が自分たちで自分たちの居場所を創る」ことだったのです。

 

 

 

▼10代の居場所（ユースセンター）設置場所

 

突然ですが、真庭市はどこにあるかご存知ですか？

岡山県真庭市は県内でも最も広い面積。

約４万人が暮らしている地域です。

豊かな自然と温かい人が自慢！

 

真庭の面白い人たちを特集した『真庭の人びと』。こんな本も発行されています。

 

 

しかし、一方で過疎化が進み、地域の衰退が危ぶまれていることもまた事実です。

現に、令和６年度より高等学校が１つ閉校となり、若者の姿がまちで見られなくなることも懸念されています。

10代を取り巻く環境の変化に加え、若者がのびのびと過ごせる場所も少なくなってきています。

 

 

そんな真庭市で、manabo-deが10代の居場所として選んだのは、JR久世駅から東に50ｍの空き家。

 

もともと自転車を預かっていたこともあり、とっても広い。

 

 

７年ほど、誰も住んでいない状態でした。

地域の方からご紹介いただき、大家さんに今回のプロジェクトについて相談すると

 

「教育のためなら提供します！」

 

と、ありがたいお言葉を頂きました。

なんせ、駅近で好物件。借りたい人はたくさんいたはず。

にも関わらず、今回ご縁あって、お借りすることができたのは、地域のみなさんの温かさ故。

 

ここを、まちのシンボルとして10代の居場所に10代と創り上げていきます。

その名も「ユースセンターまぁぶる」。

10代が利用する限り、完成しない場所。常にアップデートされる。

まさに、真庭のサグラダファミリア。

 

 

 

▼そもそもユースセンターとは？

 

実は、内閣府の調査によると、子どもたちの約20人に1人が「どこにも居場所がない」と感じています。

また、「居場所」と思える場所が多くある子どもほど、自己肯定感などの前向きな感情がもてる傾向にあることも同調査では確認されています。

 

希望をもって成長していくために居場所の存在は重要であると考えます。

そこで我々manabo-deが着目したのが「ユースセンター」。

中高生を中心とした10代の放課後や休日の居場所となる施設です。

日本ではまだまだ知名度が低いですが、10代の自主性や主体性を尊重しながら、大人たちが様々なチャレンジに伴走するなど、10代に多様な挑戦機会を提供する居場所なのです。

 

「学ぶ」「遊ぶ」「出会う」

 

この３つを軸に、子どもも、大人も、混ざり合い、新たな価値観に触れる。

そんなユースセンターを「地域のハブ」に育てていきたいと思っています。

また、研究機関や企業とも連携しながら、10代の誰もが学びを得られる環境を創出していきたいと企んでいます。

 

世代を超えて、10代がわいわい楽しむ。ユースセンターは、安心・安全の空間。

 

 

 

 

▼空き家を活用、10代もお手伝い（プロジェクトの始まり）

 

岡山県真庭市は過疎が進んでいる地域の１つ。

そのため、空き家もたくさんあり、社会問題にもなっています。

今回お借りした物件も、なかなか味のある感じ…

 

　

　

空き家は大きな家具・家財が残ったまま。床裏はところどころ腐っていた…。

 

ただ、ここに無限の可能性を感じたのです。

子どもたちが学校では体験できないことがたくさん詰まっている！

面白そうな場所になること間違いなし！！と。

 

 

一番に腰を上げたのは、中学生の彼。

 

物件が決まってから、

「真庭市にどんなユースセンターがあったら来たい？」と10代に聞いて回りました。

すると、ある若者から

 

「自分で創りたい」

 

という声が上がったのです。

これはもう、大人の役割として、全力で支えるしかない。そう思いました。

 

そして、地域の方を巻き込んで、

「10代が自分たちで創る自分たちの居場所づくり」が始まりました！

 

　　　

壁の色も、レイアウトも自分たちで考える。

 

 

　

子どもたちの一生懸命さに心を打たれた大人たちも頑張る。

 

 

　

10代がアイデアを出し、大人が手伝う。子どもたちがどんどん成長していきます。

「欲しいものリスト」を作って窓に貼ってみたり。発想が面白い。

 

 

　

自分たちで内装をデコレーションしていく姿。すごいパワーです。

 

 

 

▼ぶつかる壁…子どもたちの学び・遊びの環境を整える

 

作業を進めていると、補修が必要な部分や泣く泣く撤去せねばならないところがたくさん出てきました。

床の修繕・水回りの修繕・トイレの改修・壁の剥離…。

 

そして、今回の資金の使い道の１つでもあるエアコン。

もともと設置されていた全５台のエアコンは全滅。（そもそもエアコンのない部屋もある…）

７年も空き家だとそうなるか…と思いつつ、

子どもの学びと遊びの空間となる前に、環境が整っていないため、

スタートラインにも立てていないことに気づきました。

 

望みをかけて清掃するも、作動せず…。

専門家も「買い替えですね」と。

 

 

大幅な予算オーバーに緊急会議。

 

 

子どもたちの安全を１番に考えると、コストがかなりかかることが判明…。

それでも、環境を整えることは大人の役割です。

どうにかしなければ…。

 

 

 

▼結局ユースセンターって何をするところなの？

 

結論から言うと「何かをしても、何もしなくてもいい場所」です。

自分で意思決定・行動選択することを大切にする場所です。

ポジティブな感情もネガティブな感情も受け入れていく空間です。

 

ユースセンターは子どもたちが創造力をや探究心を向上させるためにあります。

つまり、多様な価値観に出会ったり、興味のあることを追求したりするような、きっかけを得られる場所です。

現実逃避がしたい時に利用するのもよし。

動画配信したい時に利用するのもよし。

進路相談がしたい時に利用するのもよし。

研究機関と繋がって、探究学習をしたい時に利用するのもよし。

汽車を待っている間に利用するのもよし。

テスト期間に利用するのもよし。

 

manabo-deは10代が安心・安全に利用できる場所でありたいという願いから、無料で利用できる施設を運営します。

 

中高生が自分たちでルールを創り、居心地のよい環境にしようと努力してくれています。

 

 

 

▼資金の使い道

 

今回、皆さまにご支援いただいた資金は、ユースセンターまぁぶるの物件リノベーション費用に充てさせていただきます。

達成目標の150万円は、内装リノベーション（主にエアコン）のみの最低費用です。

もし目標を超えて達成できた場合は、

 

・外観リノベーション

・オープン後の運営費用

 

に充てていきたいと考えています。

 

※「クラウドファンディングのやり方がよくわからない」、「ネット上からの支援の仕方が難しい」という方は、プロジェクト実行者の森年（藤田）雅子またはmanabo-de事務局まで直接ご連絡ください。

 

 

 

▼最後に（プロジェクトの展望・ビジョン）

 

ユースセンターまぁぶるがあることで地域が元気に！

 

「大変そうだけど、面白そう！」

「地域が元気になる！」

「何か手伝えることはある？」

と温かいお言葉をたくさんいただき、心からありがたく思っています。

 

今回のユースセンタープロジェクトは、岡山県真庭市、岡山県北でのチャレンジの第一歩だと考えています。

 

子どもたちを取り巻く環境が変化している今、我々大人にできることは何でしょう？

教師を辞め、子どもたちにとって大切なことは大人にとっても大切なことでもあると再認識しました。

 

私は、この真庭市が大好きです。

このまちから若者の姿が減り、未来の見えない地域になることは避けたい。

そういったまちは全国にもたくさんあると思います。

今回のプロジェクトは、同じような課題を抱えた地域の希望にもなると考えています。

 

ぜひ、応援いただけますと嬉しいです！！

 

中高生のアイデアで創られたクリームソーダ。地域の名物になるよう、工夫してくれています。

 

 

 

 

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝========

ユースセンターまぁぶる

　〒719-3201　岡山県真庭市久世2477番地

=========================

 

※リノベーション工事やリターンに関しては、延期や遅延が発生する可能性がありますがご容赦ください。

※本プロジェクトにおける掲載写真は、関係者・本人・（未成年の場合）保護者より承諾を得て掲載しております。

 

 

＜参考＞

文部科学省「学校基本調査 令和元年度(速報) 初等中等教育機関、専修学校・各種学校 卒業後の状況調査 －平成３１年３月卒業－ 中学校，義務教育学校，高等学校 中学校 39 中学校卒業者の高等学校等への進学者数 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口」、https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0&tclass1=000001131823&tclass2=000001131824&tclass3=000001131840&tclass4=000001131841&tclass5=000001131843&stat_infid=000031845961

厚生労働省「国民生活基礎調査ー平成28年国民生活基礎調査の概況」、p.15

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf

内閣府「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」（子供・若者白書）https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r03gaiyou/pdf/r03gaiyou.pdf

内閣官房 Ι こども政策の新たな推進体制に関する基本方針https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku/pdf/kihon_housin_gaiyou.pdf