食品残渣を活用したキノコ栽培へのチャレンジに関する報告
【ご協力どうもありがとうございました。】
本事業をもとに、食品残渣を再資源化し、新たな製品へと再生する地域循環型食糧生産システムの構築を目指し、2024年3月に会社(株式会社SD Global AgroTec Japan)を設立しました。
特に食品残渣を活用したキノコ栽培を主事業として進めています。現在は、規模は小さいですがキノコの生産拠点を作り、生産体制を整えているところです。同時にメディアや様々な機会を通じて広く本事業の認知向上を図るとともに、多くの方々へ宣伝できるよう少しずつ活動を実施しています。

また、環境教育や食育活動についても積極的に関わりたいと考えており、山梨大学付属幼稚園で園児と保護者向けの食育活動を実施しました。今後も多くの幼稚園、小中学校で実施できるよう取り組みたいと考えています。
この1年間の研究で本事業で実施している食品残渣を活用した菌床培地でヒラタケを栽培すると、市販のヒラタケよりもエルゴチオネインという抗酸化活性の強いアミノ酸の一種が豊富に含まれることが分かりました。エルゴチオネインの効能は、お肌や脳にも良いと言われています。参考:https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/kenkyu/81221/
今後もエルゴチオネインに関する研究を進めていく予定です。
本事業は食品残渣を循環の出発点とし、地域循環を意識した生産ストーリーをしっかりと消費者に伝えることで、これまでとは違う視点からキノコの消費を拡大できるポテンシャルを秘めていると考えています。
これからも、①食品残渣の削減とサスティナブル化、②地域食材のブランド化、③生産拠点の増加と雇用創出など地域経済に貢献できるよう事業を進めていきたいと考えています。今後とも応援していただけますと幸いです。
会社のホームページがまだないので、インスタグラムで発信しています。
もしよかったら覗いてみてください!
https://www.instagram.com/sd_global_agrotec_japan?igsh=Y2g5aWpiY2p3aHp6&utm_source=qr
【最後に】
本プロジェクトにご援助頂いた167.5万円でビニールハウスを建て、ハウスの中に温度や湿度をモニタリングできるセンサーを設置しました。また、ハウス内には無菌操作ができるように無菌ブースを設置しました。残りを実験ための試薬や消耗品の購入に使わせて頂きました。
本プロジェクトへのご支援ならびに温かな応援、誠にありがとうございました。





















