長期入院中の高校生(AYA世代)に、切れ目のない教育を。

支援総額

373,000

目標金額 360,000円

支援者
41人
募集終了日
2024年7月10日

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プロジェクト本文

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▼プロジェクトの目的

 

「長期入院中の高校生に充実した教育環境を提供したい」

 

長期入院により、教育が途切れる子どもたちがいます。

特に高校生は義務教育の範囲外にあり、院内学級等に所属できないため、自ら学習を進めなければなりません。

 

優先される生活の中で、自らの力で学習を進めなければならないのは、想像以上に困難です。

高校生は子どもから大人へと成長する大切な時期。病気と向き合いながら、将来への不安と闘い、学びの機会を失うことは、言葉にできないほどの精神的な負担をもたらします。

 

しかし、病室で過ごす彼らの中には、未来への希望を抱き、学び続けたいと願う子どもたちがいます。

 

「退院したらまた学校で友達と一緒にいたい」

 

「しっかり単位を取って卒業したい」

 

「体調が許す限り、勉強したい」

 

そんな高校生の教育を確保するべく、治療と並行した学習及びキャリアサポートを実施します。

治療を最優先としつつ、学習意欲をサポートし、進学や卒業に必要な学力を維持することを目指します。

さらに、病気や入院による精神的な負担を軽減し、学業を通じて希望を持たせることも大切な目標です。

 

 

 

▼プロジェクト概要

このプロジェクトは、病気で入院中の高校生が治療と並行して学習とキャリア形成を続けるための支援を行います。

 

具体的には、

 

①ポケットWi-Fiの貸し出し

 

②スタディーサプリなど学習動画の提供

 

③学習メンターによる学習計画と指導の提供

 

④キャリアメンターによる進路サポート

 

です。

 

約1月間のプロジェクトは、デジタルツールを活用し、各学生のペースに合わせ個別対応を重視して取り組んでいきます。

対象者は、長期入院中等の高校生(AYA世代)6名ほどを予定しています。

 

 

 

▼自己紹介

はじめまして。吉田莉恩(よしだ りのん)と申します。

通信制の大学に通いながら、Swimmy株式会社のCFO(最高未来責任者)とし活動しています。

 

 

高校生のころから、医療、特に小児医療に焦点を当てて活動してきました。

 

そして、昨年度の春からSwimmy株式会社が導入したCFO(最高未来責任者)として、『病弱教育(病気を抱える子どもたちの教育』をテーマに教育課題の解決に取り組んでいます。

 

CFO(最高未来責任者)とは?

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

▼病弱教育とは

病弱教育」とは、がんや心臓病などの病気により、長期的な入院や医療管理が必要とされるこどもたちへの教育です。

 

健康上の理由で通常の学校に通えない子どもたちが、その状態に合わせた特別な教育や支援を受けられることを目的としています。

また、病弱教育の対象となるのは主に慢性的な病気や障害を抱えた子どもたちで、彼らが学び続ける機会を失わずに、最適な状態で成長できるようにするための教育体系です。

 

長期入院をしている子どもたちは以下のような問題を抱えています。

<病弱教育における課題>

 

学習の空白:病気や治療による長期欠席が生じると、教育が中断され、知識の習得に空白が生じる。

 

教育資源の不足:特に院内学級や専門の学習支援が不足しており、病弱な生徒の学習ニーズに対応できない場合が多い。

 

精神的サポートの不足:病気による孤立感やストレス、学校とのつながりの喪失など、精神的なサポートが不足している。

 

進路指導の問題:進学や就職に関する具体的な指導やサポートが不足しており、将来に対する不安が増大する。

 

教育関係者の知識と理解の不足:教師や学校関係者の病気や病弱教育に対する理解と知識が不足している。

 

また、高校生に焦点を当てると以下の課題があります。

<高校生における病弱教育の課題>

 

教育環境の不足:院内学級への所属が難しく、学習指導者のサポートが得られない。

 

自立した学習の必要性:病気の影響で学校に通えない生徒は、自ら学習を進める必要がある。

 

学業成績の問題:頻繁な欠席や入院により、単位の取得が困難になる可能性が高い。

 

学校の制度上の問題:出席日数が不足することにより、退学になるリスクがある。

 

進路相談の欠如:進学や就職に関する相談ができる人が周囲にいない。

 

進学・就職先の制約:病気を理解し、対応してくれる進学先や就職先が限られている。

 

社会における病弱教育の認知度が非常に低いため、この分野に関するデータや情報が不足しています。

そのため適切な教育支援政策立案困難となり、これらの生徒の教育的ニーズに十分応えられていない状況が生じています。

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

 

治療と並行した学習・キャリアサポートのプロジェクト内容

デジタルツールを活用し、治療と並行して自分のペースで学習を進められる環境を整えることを目的に、次のような取り組みを開始します。

 

【①Wi-Fi貸し出し】

 

入院患者がインターネットに自由にアクセスできるよう、ポケットWi-Fiを無償で提供します。

 

これにより、学習資料へのアクセス障壁を取り除きます。

 

 

【②学習動画の提供】

 

スタディーサプリなど学習動画を活用し、学習者が自分のペースで学びを深められるようにします。

 

学習動画を中心に、メンターと共に個別の学習計画を立て、効果的に学習を進めていきます。

 

 

【③学習メンターによるサポート】

 

学生メンターが学習計画の策定、学習相談、指導を担当します。

 

定期的な面談を通じて、入院生活に適した柔軟なサポートを提供し、学習進度を見守ります。

 

 

【④キャリアメンターによるサポート】

中高生向けのキャリア教育を専門とするキャリアメンターが、デジタルツールを介して進路に関する考察や相談に応じます。

また、月に一度キャリアに関する講演をオンライン上にて行います。

 

これにより、学習だけでなく将来のキャリアについてもサポートします。

 

 

期間:約1か月間

費用:無料

 

 

<プロジェクトを通して求める成果>

 

求める成果1:長期入院中の高校生の学習ペース調査

 

→長期入院中の高校生がどの程度のペースで学習を進められるかを調査し、病弱教育の指針を設定する。

 

求める成果2:基本データの収集

 

→病弱教育対象者から入院期間や学習ツールの使用状況などの基本情報を集め、現状の課題を明確化する。

 

求める成果3:課題の発見

 

→病弱教育の課題を特定し、改善点を明らかにする。

 

求める成果4:必要なサポートの特定

 

→明らかにした課題を基に、病弱教育に求められる教育資源やサポートを特定する。

 

 

 

▼これまでの活動

 

【こども医療センターにて院内ボランティア】

 

活動内容

 

・外来に来た子どもたちとの交流

 

・各種イベントのお手伝い

 

・きょうだい児(病児のきょうだい)の預かり

 

・入院中の子どもたちの学習サポート

 

 

 

【レモネードスタンドの実施】

 

活動時期:2019年8月、12月、2023年2月、4月

 

 

 

レモネードスタンドに関する詳しい内容や実施時の様子はこちらでご覧いただけます。

 

 

レモネードスタンドとは?

 

レモネードを販売して得た収益を小児がんおよびAYA世代(15歳~39歳)のがん研究や支援へ寄付する取り組みです。

 

小児がんは治療の研究開発に必要な高額な費用に対し、患者数が少なく費用の回収が難しいため、研究開発が遅れている現状があります。

 

またAYA世代とは、15歳~39歳の様々なライフポイントと重なる年代のことを指し、その時期のがんには特有の課題があるといわれています。

 

レモネードスタンドは、これらのがん患者への患者を支援を目的としており、地域社会における支援の動きを促進する役割も果たしています。

 

 

【教科書出版会社への提案】

 

子どもたちが小児がんについて学べる機会を提供することを目的として、保健教育の教科書に小児がんの情報を掲載する提案を教科書出版会社に行いました。

 

<経緯>

活動を通じて、小児がんの晩期合併症患者への周囲の理解とサポート強く感じた一方で、適切な支援が行き届いていないのが現状でした。

晩期合併症とは?

 

身体の発達段階で受けた治療によってもたらされる、副反応や障害、新たながんなどを指す。

例)身長発育障害、発達障害、臓器異常など

認知度調査を行ったところ、以下の結果が得られました。

 

 

調査により、認知度が非常に低いことが明らかになり、小児がんに関して学ぶ機会をつくる必要があると考えました。

 

そこで、教科書会社への提案を行いました。

 

提案を受けた教科書出版会社からは、教科書への掲載や教師用指導資料への掲載を検討するという前向きな反応をいただきました。

 

 

 

【第4回 松下幸之助杯スピーチコンテスト パナソニック杯受賞】

 

 

2050年社会のビジョンと共に、これまでの活動を通じて学んだこと、そして現在のCFO(最高未来責任者)での取り組みについてスピーチしました。

 

 

 

▼プロジェクトスケジュール

 

2024年6月下旬 プロジェクト対象者募集開始

 

 

2024年7月中旬〜8月中旬 長期入院の高校生へのプロジェクトスタート

 

 

2024年9月 プロジェクト終了

 

 

▼ご支援いただいた資金の使い道

 

皆様からのご支援を以下のように活用させていただきます。

 

 ポケットWi-Fiの提供費用: 3万円

 

学習に必要なインターネット通信環境を整えるために、ポケットWi-Fiを提供します。

これにより、制限のない学習ツールへのアクセスを可能にします。

 

ポケットWifi料金:5,000円/月

期間:1か月

支援対象者数(予定):6名

 

 

 メンター人件費: 15万

 

当プロジェクトでは、学習メンターやキャリアメンターが重要な役割を担います。

メンターたちの活動資金として、人件費にこの金額を充てます。

 

<学習メンター>

支援対象者1名あたりの支援時間:5時間/週

週数:1ヶ月で合計4週

時給:1,200円

支援対象者数(予定):6名

 

<キャリアメンター>

1回あたりの講演費:6,000円

回数:1回

 

 

学習動画費: 3万円

 

スタディサプリなど学習の中心となる学習動画を提供するための費用です。

学習動画の提供が学習者の理解を深め、効率的な学習を促進します。

 

学習動画料金:5,000円/月

期間:1か月

支援対象者数(予定):6名

 

 

調査費: 3万円

 

病弱教育に関する基本的なデータ収集およびプロジェクト対象者のデータ取得に使用します。

データ取得により、教育プログラムのさらなる改善に繋がる貴重な情報を得ることができます。

 

 

プロジェクト管理費:12万円

 

クラウドファンディング使用料(約8万円)、プロジェクト運営費(4万円)

とし使用します。

 

 

上記の費用を除いた余剰資金は、プロジェクトのさらなる発展と支援事業本格化に向けた活動資金として充てさせていただきます。

 

 

 

▼プロジェクトへの想い

 

『病気を抱える子どもたちへの理解を目指し』

 

病気を抱える子どもたちが直面する課題は、治療を終えることだけでは解決しない多面的なものであり、心理的な問題や教育、将来の就職などの困難にも及びます。

 

私たちは教育の場でのサポート体制の構築を重視し、子どもたちが社会の一員として自信を持って歩んでいけるような環境づくりに取り組んでいきます。

 

Swimmy教育サミットでは当プロジェクトの他に、病弱教育における情報とデータの充実を目的としたアンケート調査も併せて行っております。

 

プロジェクトを通じて、病気を抱える子どもたちへの理解を深め、彼らが直面する数多くの課題に対処し、希望ある未来を築いていくことを目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
菅原優(Swimmy株式会社)
プロジェクト実施完了日:
2024年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

Swimmy株式会社がサミットにて、高校生を対象とした「治療と並行した学習・キャリアサポート」を実施する。 【プロジェクト完了日までのスケジュール】 6月中旬から対象者をの募集開始 7月中旬ごろ プロジェクト開始 9月末ごろ プロジェクト終了 【資金の使途】ポケットWi-Fi:3万円、メンター人件費:15万円、学習動画提供費:3万円、調査費:3万円、プロジェクト管理費:12万円に使用する。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額に関しましては、自己資金にて補填いたします。

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プロフィール

吉田莉恩(りのん) 2023年3月 Swimmy株式会社・初代CFO(最高未来責任者)に就任 高校生のころから医療を主軸に様々な活動に取り組んできました。 CFOでは『医療×教育』をテーマにプロジェクトに取り組んでいます。 主な実績 ・神奈川県立こども医療センター学生ボランティア ・学生医療団体『Medical Future Fes』に所属し医療イベントの企画運営 ・レモネードスタンドの実施 ・教科書出版会社への小児がんに関する掲載を提案 ・#SASS(大学生による中高生のためのSDGs/ サスティナビリティアワード)2020 最優秀賞受賞 ・ 第5回SDGs・AFPWAA STUDENT Workshop SDGsポイント研究所賞受賞 ・ 第4回松下幸之助杯スピ―チコンテスト パナソニック杯受賞

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プロフィール

吉田莉恩(りのん) 2023年3月 Swimmy株式会社・初代CFO(最高未来責任者)に就任 高校生のころから医療を主軸に様々な活動に取り組んできました。 CFOでは『医療×教育』をテーマにプロジェクトに取り組んでいます。 主な実績 ・神奈川県立こども医療センター学生ボランティア ・学生医療団体『Medical Future Fes』に所属し医療イベントの企画運営 ・レモネードスタンドの実施 ・教科書出版会社への小児がんに関する掲載を提案 ・#SASS(大学生による中高生のためのSDGs/ サスティナビリティアワード)2020 最優秀賞受賞 ・ 第5回SDGs・AFPWAA STUDENT Workshop SDGsポイント研究所賞受賞 ・ 第4回松下幸之助杯スピ―チコンテスト パナソニック杯受賞

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