【能登半島地震】134年続く地酒店を復興させたい。

1890年から続く加賀の地酒店。

 

令和6年1月1日に発生した能登半島地震により深刻な被害を受けました。

 

 

能登から離れている加賀地方はあまり被災していないと思われがちでありますが、柴山潟の埋め立て地に位置していた当店は大きく揺れ、被害も大きなものとなりました。

 

（ほぼ全損の日本酒）

 

（割れたワイン類、３階で倒壊した給湯器から滴る水により床上浸水）

 

（居住階の3階で倒壊した給湯器）

 

（破損した水道管等）

 

（天井に開いた穴）

 

（床のひび割れ）

 

（破損し破棄となった酒類　およそ200万円分）

 

 

 

 

観光地である温泉街に位置する当店は、

新型コロナウイルスの影響により大打撃を受けて国からの補助にも何も該当できず大きな負債を抱え、ようやくこれまでを少し取り戻しつつあった頃の被災でした。

 

 

 

▼自己紹介

 

初めまして。

加賀で地酒店を販売しております潮津酒店の娘、潮津美左紀（現 古山美左紀）と申します。

この度はこちらのページへと目を止めて頂き、感謝致します。

 

 

現在は山梨県北杜市へ移住し、子供1人と夫の3人で生活しておりますが、

お正月に実家への帰省中に被災しました。

 

幸い、家族みんなで初詣へ出掛けていた為無事でしたが住居兼酒屋であった我が家は、荒れ果てた姿となってしまいました。

 

未だインフラは整わず（能登の方への復興が率先されている為、工事は進んでおりません。）

生活ができない為、現在も両親は兄夫婦の家で生活しております。（3月20日現在）

 

子供との生活もある為に山梨県北杜市へと戻りましたが、遠くからでもできる家族へのサポートを考え今回の立ち上げへと踏み切らせて頂きました。

 

 

震災から早、4ヶ月余り。

取り急ぎ、少しでも迅速な復興を目指して

多額の借金の元、外壁などの工事を済ませ

現在はなんとか営業を再開致しましたが、

客足の激減した温泉街で、苦しい現状と戦っています。

 

被災後、すぐにクラウドファンディングの動きを考えましたが、日々飛び交う被害状況や少しずつ進む（進んでいない）支援金・義援金の政策案。

加賀よりも大きな被害を受けた能登の方の方たちを想ったとき、そして今世界に目を向けたとき。

今私は一体なにをすることが、誰のために動くことが最善なのだろうと日々ぐるぐると考え、不安や恐れ、迷いが渦巻き動けずにいました。

 

人様から支援として金銭を頂くということには慎重にならないといけないと、少しでも国や県からの補助を待っておりましたが

"準半壊"の認定しか降りなかった当店には30万円ほどの助成しか出ない現状になりました。

 

そんな中で、やはり自分たちで

助けをお願いするしかないと思い直し

今回の復興支援のお願いとさせていただきました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

震災後の翌日の朝。

温泉街を自転車で行き交うおばさまたちと父との会話。

 

「家大丈夫かいね。もう大変やわ。住めたもんじゃないし潰してもう別の場所行くしかないわ。」

「潰す言うても大変な額や」

「そんなんゆうてもコロナのこともあるしそんなの払えたもんじゃないわ。どーしたらいいんや。」

 

 

このままではこの温泉街は廃れてしまう。

住んでいた人も商店も、みんな外へ行ってしまう。

リアルな声と表情に、町のこれからを思い苦しくなりました。

 

私たち家族は勿論ですが、

町全体、ひいては石川県全体のこれからに向けて。

 

現在つらい状況下にある当店が復興を目指し諦めない姿勢をこの町全体に広げ、協力し合い、支え合い、共に復興へと向かいたいです。

 

そして、一昨年亡くなった酒屋の店主であった祖父の想いを繋げたいという父の想いも。

 

娘として、石川で生まれた一人として。

少しでも力になりたいです。

 

どうかお力添えの程、よろしくお願い致します。

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

◾️目標金額　200万円

 

◾️目標金額の使途

・外壁工事

・自動ドア入れ替え工事

・酒棚　入れ替え

・天井修理

・エアコン、冷蔵庫修理

・内装修理　　

・工事足場代金　

・トイレ修理

・屋根修理　

・破損分商品入れ替え　等、、

 

 

実際のところ、

破損した商品の入れ替えだけで200万を超え、

全ての修理費を合わせると700万円はかかる見通しです。

こちらの目標金額では到底賄える額には至りませんが、まずはこちらの金額を目標とさせて頂きました。

 

 

 

 

▼地方の地酒店が担う、町の役割

 

平成に入り、「酒類小売業免許」が 規制緩和となりコンビニやドラッグストアなどでお酒を格安で購入できる時代となってしまいました。

 

酒屋の仕入れ値より安価でどこでも購入できるようになってしまった為、酒屋の存在意義を失い次々と地域の酒屋が倒産してしまっている現状です。

 

安価で購入できる、このことだけを考えると購入者にとっては好都合に思えますが、

地域の酒屋には地域をつなぐ多くの役割があります。

 

 

具体的には、

 

・町のイベントや飲食店へ商品を提供することで地域一体となる。

 

・温泉街の観光客の方々との交流の場となる。

 

・地域のお客様と直接対面して話せることで、アルコール中毒の人や身体の調子が悪そうな人へ、"売らない"という選択ができる。（自分の判断のみでアルコール中毒を加速させてしまう方への食い止め、身体を大切にしてもらうための会話をする）

 

・地域の人が出入りすることで町内の方の様子や情報の交換をし合える。→困ったことなど協力しあえる

 

・酒蔵に代わり、そのお酒の魅力を直接会話して伝えることができる。

 

・各お酒の特色や、その人のニーズに寄り添い、美味しい飲み方やマリアージュ、そして適切な摂取量などきめ細やかなアドバイスを行える。などがあります。

 

 

 

今回、父へ地域の酒屋の役割を聞いたなかで

アルコール中毒のお客様などへ"売らない"

の選択ができると言っていたことは特に印象に残りました。

確かに私が小さかった頃からの記憶にはアルコール中毒でふらつきながらお酒を買いにくる地域のおじさんへ、父が「飲み過ぎや、今日は売らんからね。」と言っていた会話が残っていて、誰も止めてくれる家族がいない人へ良い意味での監視の目を与えていたことが思い返されました。

 

また、地元の原料で、地元の人が造り、地元の店頭に並び、地元の人が飲む。このように製造、流通、消費の地域性が一体となった酒、それこそが「地酒」と呼ばれるものであってほしいという願いもあります。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

同じく被災した地域の方たちと励まし合いながら共に立ち上がって行きたいです。

当店の周りにも廃業だけでなく、この温泉街を離れて金沢や県外に引っ越そうと考えている人達もいます。そんな人達にもまた再起してもらえるよう、この土地へ残りたいと思えるような希望ある温泉街に復興させるための一助になるようなプロジェクトになれば幸いです。

 

また、この機会に当店の一角にお酒の角打ちスペースを設け、地域の方や観光客の方とのさらなる交流の場としていけたらと思っております。

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

 

今回の被災を受けてすぐに寄付や支援金として送ったお金が結局は被災者へ届いておらず、どこに行ってしまったのかわからないと心を痛めたり不信感を持っておられる方が多いかと思います。

また、そんな様子を受けて

支援したいけど戸惑っている方も多いかと思います。

 

その点に関しては、しっかりと何に使わせていただいたかの報告やその後の経過など

しっかりと責任を持ち、一人一人の支援いただいた方へ感謝し続けてさせていただけたらと思っております。

 

ご協力の程、どうかよろしくお願い致します。

 

 

↓

以外、下記のリターン品にて

ご協賛いただた方たちの HPとなります。

 

◼︎山梨県北杜市　贈り物のお菓子やさん

グート・デ・スリーズ

グート・デ・スリーズ　ホームページ URL

 

 

◼︎山梨県北杜市　キャンプ場・イベントスペース０site

0site ホームページURL

 

 

◼︎FLOW underwear

 

FLOW ホームページURL

 

 

 

 

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本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。READYFOR事務局：本プロジェクトは被災地で実施する緊急災害支援活動の関連プロジェクトです。被災地、被災者の皆様の状況等が変化する可能性がございます。被災地の情報に関する公的機関の発信、報道等もご確認下さい。

 

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20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

 

酒類販売管理者標識

・販売場の名称及び所在地：（有）潮津酒店

石川県加賀市片山津温泉ア102
・酒類販売管理者の氏名：潮津敬雄
・酒類販売管理研修受講年月日：令和3年10月8日
・次回研修の受講年月日:令和6年10月７日
・研修実施団体名：小松小売酒販組合