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『絵の本ひろば』を広めて コミュニティーを編集したい

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支援総額

163,000

目標金額 700,000円

支援者
31人
募集終了日
2023年12月8日

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プロジェクト本文

▼自己紹介

 五條絵の本ひろばの会代表、岸本 昇と申します。
 以前は、39年間小学校教員をしていました。退職と同時にコロナウイルスが蔓延したのですが、通信制の大学で学ぶ機会を得ました。その折に、『編集学・地域の編集』という内容の授業に興味を持ち、在住する五條市においてこれまでとは違った視点で実践することができないかと模索してきました。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 私の住む五條市は、奈良県中南部に位置する人口28000人足らずの小さな市です。吉野川が流れ紀伊山地に抱かれる自然豊かなところで、全国有数の富有柿の生産を誇ります。平成17年の市町村合併によって山間部2村を合併しました。面積は大きくなったものの、残念ながら過疎化、高齢化、少子化、などは加速化されることとなりました。
 これによって、子ども会の解体や自治会の機能不全など、これまであったコミュニティが成り立たなくなってきています。今までのものを踏襲するというやりかたでは、ますます苦しくなるのは目に見えています。

 このように分断されていく地域コミュニティの編集のために、前職教員時代に取り組んできた『絵の本ひろば』が活かせるのではと考えました。

五條市公式HP

 

 

絵の本 まちなか

▼プロジェクトの内容

『絵の本ひろば』はこんな場所

 絵の本ひろばという誰もが共有できる広場を設定し、来訪者にはそこで自由に過ごして「なんかおもしろかったなあ。」と思ってもらうのが絵の本ひろばの基本的なコンセプトです。本を読まなくてはいけない場所ではなく、読み聞かせをすることもありません。性別・年齢に関係なく誰もが楽しめます。

 自分で楽しむことから始まり、「おもしろい」の共有がコニュニケーションとなり、そのうちに小さなコミュニティに育つというのが理想です。このような可能性を提供するのが絵の本ひろばなのです。ひろばは、開催場所や主催者の目的によって自由に変化していきます。

 絵の本ひろばは既存のものです。20年ほど前に始まり、現在では近畿一縁の学校や公共施設、海外ではタイなどでも実施されています。私達は、これまでの蓄積をベースにして独自の五條市モデルを創っていこうとしています。

『絵本あれこれ なんじゃこれ』絵の本ひろばがわかるブログ

 

Episode1

 前勤務校では絵の本ひろばを6年間継続実施してきたので、子どもたちはひろばで過ごすことが日常的になり、いつものひろばでいつもの友達やいつものおばちゃんと自然に楽しく過ごします。始めた当初は、スタッフや教師が設営を行いましたが、しばらくすると自発的に手伝いに来る子が出てきたり特別支援学級の子どもたちが手伝ったりと、自分たちのひろばとして大切にするようになってきました。昨年度は、設営から本並べ、片付けまで子どもたちだけで行ったということです。

えのほんかたづけ

 

Episode2

 2023年8月22日、新しくなった市庁舎で実施されるランチタイムコンサートとコラボして、市民向け絵の本ひろばを開催しました。ひろばの設営場所は、大胆にも住民課や福祉課などが並ぶ通りの真正面です。夏休みということで、子どもたちがたくさん来てくれました。そして昼休みには、思惑通り市役所の職員もやって来て、本を手に取り始めました。これでもう、ひろばの虜になってしまったはずです。

 

ところが、五條市には『絵の本ひろば開催キット』がありません!

 絵の本ひろばには、300冊〜400冊の本が必要です。また、その本を並べる面展台という書架、本の保管ケースやメンテナンス用品なども準備しなくてはなりません。  

 これまでに実施してきた学校での絵の本ひろばは、他所から本を借用し開催してきました。しかし、本の借用に車で30分以上かかる橿原市まで行ったり、車で1時間以上かかる奈良市まで届けたり、予約が重なり貸してもらえなかったりすることがあります。近年、五條市内の小学校や放課後等デイサービス、また近隣の和歌山県橋本市でも定期的にひろばを開いていますが、実情は同じです。

 もし私達が独自に絵の本ひろばを開けるだけの本やその他備品を、『絵の本ひろば開催キット』として揃え貸出できるなら、ひろばの開催は飛躍的に容易になるはずです。このキットを広く、こども園、学校をはじめ、福祉施設、介護施設、自治会など多様な団体に利用してもらえるようになれば、絵の本ひろばがネットワーク化し、情報やノウハウの共有ができるようになります。

 

大きな課題となる購入費

 そこで、絵の本の購入に関して、五條市立図書館に相談をしてみました。図書館職員は、蔵書から絵の本をリスト化する作業を迅速に行なってくれるなど、絵の本ひろばに大きな関心を持ち協力的です。しかし、小さな市ゆえ図書館の予算は少なく、絵の本ひろばのために予算を割いてもらうことはかなり厳しいようです。絵の本ひろば図書リストから、図書館で購入可能分として整理してもらった、30冊余りの本を購入にさえ数年必要だということでした。すなわち300冊の本を購入してもらうのに、単純に30年以上必要な計算になります。これでは独自にキットを持つことは不可能に近いと言えます。

 絵の本ひろばには、文字通り絵の本つまり文字の少ない本が並びます。絵本だけでなく写真集やカタログ、さらに料理本などもうってつけなのです。写真集が多いのでその分高価になります。このような本を面展台という表紙を見せて置く書架に並べ、それをを配置してひろばをつくります。(写真参照)

 絵の本ひろばに必要な本は、300冊でも40万円以上の図書購入費が必要となり、さらに面展台30台以上、ケースやメンテナンス用品も必要です。しかし、その費用を捻出できるところは残念ながらどこにも見当たりません。
 そこで、こちらのクラウドファンディングで、協力をお願いできないかと考えました。

 

絵のほん、絵本絵のほん面展台

 

五條市立図書館の活性化に、そしてウィン・ウィン・ウインへ

 私達は、このキットを私物化しようとしているのではありませんし、営利目的で使うこともありません。私達が行うのは、絵の本ひろばの開催のノウハウを伝えることです。最初は一緒にひろばを開催しますが、後に自身で開催が可能ならキットの貸出をするのみになります。もちろん、私達独自の絵の本ひろばの開催にも使います。定期的に市民向けのひろばを開催し、先にも書いたように地域コミュニティーの編集に繋げたいと考えています。

 さて、市立図書館は1978年に建てられた、古くて図書館としては小さい建物を利用しています。3階建ですがエレベーターはありません。狭いためバリアフリーなど考えられようもなく、障害者が図書館に来ることはまず不可能です。平日の1日の来館者は40名程度というのが現状です。図書館建て替えの計画は進められているとのことですが、市民へのアナウンスはまだありません。

 そこで、このキットを市立図書館に寄贈し市民の財産とすることも考えています。市立図書館にひろば開催キットを置き、それを上述のように活用してもらうことで図書館の事業としてカウントすることができます。また、私達の絵の本ひろばに図書館職員が関わることで、ひろばは図書館の事業ともなります。

 このように、絵の本ひろばは、市民、図書館、そして私達、それぞれに利のあるプロジェクトとして成長できるはずです。
 なお本件に関し、五條市立図書館より寄贈を行うことおよび名称掲載の許諾を頂いています。

五條市立図書館 Wikipedia

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 みなさんの善意のおかげで絵の本ひろばが立ち上がり、五條市のコミュニティー編集に有効に働いてくれることを期待します。

 安心して暮らせるようにと誰もが願います。そのためには豊かな心をもつことが必要です。心の豊かさを育むためには豊かな文化が必要です。本は豊かな文化の担い手なのです。

 絵の本ひろばで気軽に本に触れて楽しんでもらい、より良い図書環境の必要性について議論が高まる。市民と図書館職員が協力して図書館を創り、育て、一緒に文化を育んでいく。絵の本ひろばが、図書館をハブにする市民コミュニティー編集の『きっかけ』として働いてくれることを期待します。

 

絵の本長い

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
五條絵の本ひろばの会 代表 岸本 昇
プロジェクト実施完了日:
2024年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

五條絵の本ひろばの会が、必要図書、面展台など備品を購入し、ひろば開催に向けて図書の登録やブッカーなどの作業、面展台作成などを行います。 資金はすべて、本や面展台他備品の購入に使用します。

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プロフィール

39年間小学校教員として働いてきました。 教員時代のライフワークは、国際理解教育でした。「違うことを知る、同じことに気づく。」これをモットーに様々な実践を行いました。 この『絵の本ひろば』との出会いも、その一連の流れの中にあります。

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リターン

500+システム利用料


alt

ありがとうございます。メンテナンス用品が買えます。

感謝のメールと報告書を送ります。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

1,000+システム利用料


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ありがとうございます。面展台が1台分の材料が購入できます。

感謝のメールと活動報告を送ります。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

500+システム利用料


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ありがとうございます。メンテナンス用品が買えます。

感謝のメールと報告書を送ります。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

1,000+システム利用料


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ありがとうございます。面展台が1台分の材料が購入できます。

感謝のメールと活動報告を送ります。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月
1 ~ 1/ 7

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39年間小学校教員として働いてきました。 教員時代のライフワークは、国際理解教育でした。「違うことを知る、同じことに気づく。」これをモットーに様々な実践を行いました。 この『絵の本ひろば』との出会いも、その一連の流れの中にあります。

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