今後の治療法について

先日、東洋医療の先生にセカンドオピニオンを求めました。

どちらが正しいということは誰にも分かりませんが、今の治療法とお薬の処方について

異論がございました。

その際に、私たちは他の専門家の知見の大切さを痛感しました。

そこで、１週間に２回静脈からの幹細胞投与を予定していたことを一旦中止いたしました。

 

理由は、東洋医学の先生がここちゃんの貧血の数値を見てすぐにでも輸血が必要である旨を診断されたのですが、再生医療の先生からはまだ大丈夫との見解があり、どちらが正しいということではなく、まずはそこで命を優先して輸血を検討しました。

 

犬の輸血に関しては全く知識がございませんでしたが、実行するまでの道のりが長く、簡単ではないことを知りました。

 

私たちは、たまたま同じマンションに犬に関する知見が高い方がいらっしゃって、その方に地元のお医者様をご紹介いただけるようにお願いしました。

 

火曜日にすぐにその先生の元を訪ねたところ、車で1時間程度の場所に胃腸の疾患に詳しい先生がいるとのことでご紹介を頂き、水曜日に尋ねてきました。

 

水曜日に尋ねた先生も東洋医療の先生と同じく、すぐに輸血をする必要があると診断され私たちは右往作用いたしました。

地元にすぐに輸血をして頂ける病院があると知人の方からご紹介を頂きました。

その際には、まだ遠方の病院にいたことから、連絡を待つ間、地元に戻ってすぐに輸血をしてもらえるように、当日の血液検査を行いました。

そうしたところ、数値が20から26に改善されており、「緊急」の対応は免れました。

 

血液検査の結果を持って、ご紹介いただいた地元の病院に行き、診察をして頂きましたが、結論輸血はできないと言われてしまいました。

 

それでも、やはり地元にかかりつけ医がいた方が今後は何かと良いのではないかと思い、火曜日に尋ねた先生に、地元でここちゃんの治療に合った病院がないかをお尋ねしたところ、ご紹介して頂き、昨日、その病院に行ってきました。

 

先生は知見に富んでいて、お話の内容も納得できました。

 

特にここちゃんの病気が典型的な「柴犬のIBD」であることを、過去の血液検査の結果や、お母さんが取っている看病ノートを見て診断して頂きました。

 

その内容は、最初にステロイドや幹細胞を投与した際には、非常に効果があり、便も固まり、調子も良くなるのに、しばらくすると両方が効かなくなるという傾向を見抜いて頂きました。

 

私たちは、なぜなんだろう、なぜなんだろうとずっと分からなかったのですが、柴犬のIBDが薬に対抗して変化をするということでした。

 

ここちゃんの場合、ステロイドvs IBD、幹細胞 vs IBDこのいずれも最初は薬が勝つのですが、のちにIBDが変化をして勝ってしまっているという状況になっているということです。

 

先週の金曜日に静脈からの幹細胞投与が効かなかった理由も、その前から筋肉への幹細胞投与も効かない理由も合点がいきました。

 

セカンドオピニオン、サードオピニオンの診断を行ったことで、私たちの敵であるIBDの姿もはっきりととらえることができました。

 

私たちは今後の治療について考える必要性に迫られております。

 

私たちの一番の目的は、治療法を広げることではなく、ここちゃんの命を救うことです。

 

しかし、このクラウドファンディングでは、再生医療での治療ということで皆様からのご支援を賜っておりますので、もし治療法を変える場合は速やかにご報告させて頂きます。

 

まずは取り急ぎ現状のご報告でした。

 

ここ数日での治療費は追ってご報告させて頂きます。

 

引き続きここちゃんへの応援どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

近況です。