佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
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寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

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2024年12月03日 21:38

プロジェクト64日目

本日もご支援をありがとうございます。

『近世漢語の新研究』第二章「異体字繋年論」第一節「小説編」2.1.1「水滸傳」の2.1.1.6「『水滸傳』研究方法論 ―香坂順一著『〈水滸〉語彙の研究』の書評を兼ねて」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに
 中国語の歴史的変遷を研究するなかで、明代という時期は、それ以前の宋元時代に比して、資料の豊富さという点で比べものにならないほど豊かである。資料が豊かであるということは、研究にとっては好条件であるが、しかし、明代の言語を研究するにあたって是非とも頭に入れておかねばならない重要なことがひとつある。それは資料の質的差とでもいうべきものであって、明代の資料をすべて同質に見てはならない、ということである。具体的にいえば、宋代もしくは元代にその原型があって明代に集大成されたものと、明代に創作されたものを区別せねばならぬということである。いま前者をA類、後者をB類とすると、その作品としては、
 A類:『水滸傳』、『元曲選』、「三言」
 B類:『西遊記』、『金瓶梅詞話』、「二拍」
などがある。これらの資料のいずれをとっても大部なもので、ひとつの作品の語彙・語法をひとおり記述することさえ困難がともなうわけであるが、それでもA 類はB 類に比して困難をともなうであろうことは想像にかたくない。なぜならA 類のいずれもが2つの時代あるいは3つの時代の層をなしているのであって、ひとつの作品でありながら、言語的には均質的なものとして見られないからである。

引き続きご支援をよろしくお願いします。

ギフト

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