女の子が主役サッカーフェス開催!"好き"を育てる1日を広島から

女の子が主役サッカーフェス開催!"好き"を育てる1日を広島から

支援総額

521,000

目標金額 100,000円

支援者
76人
募集終了日
2025年7月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 

 

私たちディアヴォロッソ広島は、広島県熊野町を拠点に活動する、なでしこリーグ2部所属の女子サッカーチームです。

 

このたび、チームに所属する選手の秋庭未奈と一井美咲が中心となり、新たなプロジェクトを立ち上げます。

 

それは、小学生の女の子を主役としたサッカーフェスティバルの開催です。

 

今年の夏、広島の地で、女の子たちが思いきりサッカーを楽しめる1日をつくります。

プレーする楽しさ、仲間と過ごす時間、選手とのふれあい──そのすべてを通じて、「サッカーが好き!」という気持ちをもう一度感じてもらえるようなイベントを目指しています。

 

このフェスティバルは、企画から運営まで、私たち選手自身がすべて手がける「手づくり」のイベントです。そして今回が、その記念すべき第1回目の開催となります。

 

将来的には、これを毎年恒例のイベントとして継続し、地域に根ざした女の子たちのサッカーの祭典へと育てていきたいと考えています。

 

サッカーが好きな女の子たちが、誰にも気を遣うことなく、自分らしくボールを追いかけられる。

そんな「安心して楽しめる居場所」を、私たちは本気でつくりたいと思っています。

 

しかし、イベントを実現するには、さまざまな運営費用が必要です。

そこで、私たちの想いに共感してくださる方々にご支援をお願いしたく、クラウドファンディングを立ち上げることにしました。 

 

プロジェクトの背景ー性別の壁ー

このプロジェクトを立ち上げた背景には、私たち自身の経験があります。

 

私たちがサッカーを始めた頃「女子サッカー」という競技がまだ十分に確立されておらず、性別を理由に制限を受けることもありました。

 

それでも、サッカーが大好きだったからこそ、さまざまな壁を乗り越えて続けてくることができました。

 

だから今度は、私たちが、次の世代の女の子たちの背中をそっと押す存在になりたいと思っています。

「サッカーって楽しい!」「これからも続けたい!」と思ってもらえるような、かけがえのない一日を届けたいのです。 

 

フェスティバル開催のきっかけ

きっかけは、熊本県を拠点とする女子サッカークラブ「MELSA熊本FC(以降、メルサ熊本)」との出会いにあります。

 

 

出発点となったのは、ディアヴォロッソ広島にメルサ熊本出身の中野凜音選手(背番号13)が加入したことでした。

 

その出会いをきっかけにクラブ同士の交流がはじまり、互いの想いやビジョンを語り合う中で、私たちはひとつの共通課題に気づきました。

 

それは、メルサ熊本がU-15までの育成年代に特化したチームであり、中学卒業後にサッカーを続けたい女の子たちの進路が限られているということ。

地元でサッカーを続けたいと願っても、その先のステージが整っていない現実に、多くの選手たちが進路に悩んでいる現状があります。

 

「地元でサッカーを始めた子どもたちが、夢を諦めず、その先へ進んでいけるように」

 

「年齢や地域に関係なく、誰もがサッカーを通じて成長し続けられる機会をつくりたい」 

 

そんな想いを共有し、ディアヴォロッソ広島とメルサ熊本は、今回のフェスティバルを共同で開催することを決めました。

 

このフェスティバルは、単なるサッカーイベントではありません。

サッカーを通じて、子どもたちが「私はできる」と自信を持ち、未来への一歩を踏み出す。そのきっかけとなる1日にしたいと、私たちは本気で願っています。

 

クラブの垣根を越えて、力を合わせて取り組むこのフェスティバルが、未来の選手たちにとって希望の光となるように──

 

どうか、応援をよろしくお願いいたします。

私たちと一緒に、未来を支える1日をつくっていただけたら嬉しいです。 

 

プロジェクトへの想い

 

今回のプロジェクトを立ち上げようと思ったのは、私自身のこれまでのサッカー人生に理由があります。

 

サッカーを続ける中で、「女性だから」という理由でチャンスを与えられなかったり、仲間と同じようにプレーすることが難しかった経験がありました。

 

だからこそ、今の私にできることがあると思っています。 私の歩んできた道のりを少しだけ、お話しさせてください。 

 

姉に憧れて始まったサッカーとの出会い

 

サッカーとの出会いは、4つ上の姉がきっかけでした。

幼稚園の頃、家の近くのグラウンドでボールを蹴る姉の姿を見て、「なんだか楽しそうだな」と感じたんです。

 

気がつけば、私も自然とその輪の中に入り、一緒にボールを追いかけていました。

 

「お姉ちゃんと一緒にサッカーがしたい」

当時はただの憧れでしかありませんでしたが、その想いが気づけば私の人生の軸になっていました。 

 

男子に囲まれて始めたサッカー

 

小学生になり、私は「下六サッカースポーツ少年団」に入団しました。

姉がすでに在籍していたこともあり、私にとっては安心感のある場所でした。

 

ただ、いざ入団してみると、同じ学年で女の子は私ひとり。

他の学年には数人いたものの、練習でも試合でも、いつも男の子たちに囲まれてプレーしていました。

 

 

それでも当時の私は、「自分だけ女の子だ」ということをあまり気にしていませんでした。

純粋にただサッカーが楽しくて、汗をかいて練習し、少しずつできることが増えていくのが嬉しくて、夢中でボールを追いかけていました。

 

けれど、試合になると周囲の目は少し違っていました。

 

「あの子、女の子だよね?」と指をさされたり、珍しそうに見られたり。

 

今思えば仕方のないことだったのかもしれませんが、幼いながらに「自分は少し特別な存在なんだ」と感じる出来事でもありました。

それでも、「自分だけが違う」と劣等感を感じたことはありませんでした。

 

むしろ、「もっと上手くなりたい」「もっとできるようになりたい」そんな気持ちのほうがどんどん膨らんでいったのを覚えています。

 

男子に交じる日々と感じた壁

 

中学生になった私は、姉がかつて所属していた地元のクラブチーム「VALENTIA.S.F.C」に入団しました。

 

1学年に20人ほどが所属する大きなチームでしたが、女子選手は私ひとり。

小学生の頃と同じように男の子たちの中でプレーする日々が始まりましたが、その空気はこれまでとは少し違っていました。

 

この頃から、男子との体格差やスピードの差を、よりはっきりと感じるようになります。

当たりの強さ、ボールへの寄せの速さ、ひとつひとつのプレーの迫力、練習のたびに、そこには「越えられない壁」があるように思えました。

 

 

さらに追い打ちをかけるように、ある日チームで海外遠征の話が持ち上がりました。

けれど私は、「女子がひとりだから」という理由で、参加することができませんでした。

 

試合では出場の機会が限られたり、プレー中に対戦相手から茶化されるようなこともありました。

誰かが悪気をもって言った言葉ではなかったかもしれません。しかしながら、心に残る瞬間がいくつもあったことは事実です。

 

それでも、私はサッカーをやめようとは思いませんでした。

悔しいことがあっても、どれだけ壁を感じても、それでもやっぱり、サッカーが好きだったからです。

 

支えになったのは、家族やチームメイトの優しさ、そしてテレビ越しに見るなでしこジャパンの選手たちの姿でした。

ピッチで真剣な眼差しを向け、力強くボールを追いかける姿を見ていると、私も「もっと強くなりたい」と思えました。

 

「私も、あんなふうにサッカーがしたい」その気持ちが、ずっと私を前に進ませてくれたのだと思います。 

 

性別にとらわれず本気で打ち込めた、サッカー漬けの毎日

 

「もっとサッカーに向き合いたい」と考え、福井工業大学附属福井高校の体育コースに進むことを選びました。

親元を離れ、寮生活を送りながら、新しい土地での生活が始まりました。

 

 

知り合いもいない環境でのスタートは不安もありましたが、それ以上に「ここで成長したい」という気持ちが強かったのを覚えています。

 

初めて、性別を意識せずにサッカーに集中できる環境に身を置き、仲間と同じ立場で切磋琢磨できる喜びを実感しました。

ようやく「サッカーに打ち込むこと」だけに集中できる場所を得たような気がしました

 

1年生の夏頃からはスタメンとして試合に出場させてもらえるようになり、プレーの自信も少しずつついてきました。

 

練習は厳しく、生活の中心は完全にサッカー。

それが私にとっては楽しくて、何より嬉しかったです。

 

朝練、放課後練習、週末の試合。

くたくたになって寮に帰る日も、「もっと上手くなりたい」「今日は悔しかったな」という気持ちが渦を巻き、眠る前には毎晩サッカーノートを開いて、自分と静かに向き合っていました。

 

ベンチから見つめた現実、 そして「教えること」への目覚め

 

高校3年の夏を境に、私はスタメンから外れ、ベンチに回るようになりました。

自分の限界を感じてしまい、「もうサッカーは終わりにした方が良いのかもしれない」と悩んだ時期もありました。

 

それでも、どうしても諦めきれなかった。

やっぱりサッカーが好きで、まだ挑戦したいという気持ちが心の中に残っていました。

 

「もう一度、ちゃんと向き合いたい」そう思い進学を決めたのが、武蔵丘短期大学でした。

 

 

2年間という限られた時間の中で、技術も意識も社会人レベルに追いつこうと、覚悟を持って入学しました。

 

この学校では、サッカーと並行して教員免許の取得にも挑戦。

プレーするだけでなく、「教えること」にも興味が芽生え、自分の経験を子どもたちに伝えていきたいという思いが自然と育っていきました。

 

濃くて、あっという間の2年間。

プレーと学びの両方に全力で向き合いながら、自分の言葉で自分の経験を伝えることの大切さを知った時間でした。 

 

届けたいのは「夢をあきらめなくていい場所」

 

今、私はディアヴォロッソ広島でプレーしています。

プレーヤーとして活動するだけでなく、地域のイベントや子どもたちとの交流にも積極的に関わっています。

 

それは、自分自身が「思うようにサッカーができなかった過去」があるからです。

 

環境が整っていない中で続けることの大変さを、身をもって知っているからこそ、今、同じように悩む子どもたちの力になりたいと、心から思っています。

 

サッカーは、「好き」という気持ちだけで続けられるほど、簡単なものではありません。

環境の壁、周囲の目、成長による差──さまざまな要因が重なって、夢を諦めざるを得なかった子どもたちを、私は何人も見てきました。

 

「もし、あのとき少しでも気兼ねなくボールを蹴れる場所があったなら」 そう思わずにいられない場面が、これまで何度もありました。

 

だからこそ、今度は私たちが、そうした“居場所”をつくる側になりたいと思っています。

 

そして、環境に負けず、夢を追い続けることができる社会を、次の世代の子どもたちに届けたいのです。

 

今回のフェスティバルは、その想いを形にするための一歩です。

この取り組みに共感していただけたら、どうか、あたたかいご支援をいただけますと幸いです。

 

みなさまの力をお借りして、サッカーを「続けられる」未来を、一緒につくっていけたら嬉しいです。 

 

 

私は今、サッカー選手としてプレーを続けながら、仕事と両立する日々を送っています。

 

そして同時に、自分のこれまでの経験を、これからの世代の子どもたちに少しでも還元できたら、とそんな想いを強く抱くようになりました。

 

女子サッカーを続けていく中で、思うようにプレーできなかった環境や、進路の選択肢の少なさ、体格差や周囲との空気感など、たくさんの壁に直面してきました。

 

時には自分の居場所を見失いそうになったこともあります。

 

それでもサッカーを続けてこられたのは、支えてくれる人たちがいて、そして何より、サッカーが本当に好きだと思える気持ちがあったからです。

 

今はその経験を、自分の中だけにとどめるのではなく、誰かのために役立てていきたい。

そんな想いから、今回のプロジェクトに本気で取り組んでいます。 

 

サッカーとの出会い

 

私がサッカーと出会ったのは、小学5年生の3月の夜でした。

 

その日、地元の小学校でキックベースをしていた仲間たちが、近所の公園でサッカーの練習をしていたんです。

その輪の中に自然と混ざって、ボールを蹴りはじめたことが、私のサッカー人生のスタートでした。

 

それまで水泳一筋だった当時の私は、サッカーのルールも全く分からない状態でした。

 

でも、ボールを追いかけるのがとにかく楽しくて。

自分がこんなにもボールを追いかけることに夢中になるなんて、想像もしていませんでした。

 

男子チームでの葛藤と、仲間に出会えた転機

 

ボールを蹴るのが楽しくて、「もっとサッカーがしたい」と思うようになり、

小学6年生のとき、大阪の男子チーム「なみはやFC」に所属して本格的にサッカーを始めました。

 

1年生から6年生まで、100人近くが在籍する大きなクラブでしたが、女子はわずか5人ほど。

 

最初のうちは、ただボールを追いかけることが楽しくて、夢中でプレーしていました。

 

ですが、続けていくうちに、体格差、スピード差、そして空気感。

練習や試合の中で、無意識に「遠慮」してしまう場面が増えていきました。

 

「私はここにいてもいいのかな?」 そんな思いが、少しずつ心の中に積もっていったのを覚えています。

 

それでもやっぱりサッカーが好きで、もっと続けたいという気持ちは変わりませんでした。

 

そんなとき、「近くで女子だけの新しいチームができたらしいよ」という話を耳にし、中学進学のタイミングでその女子チームに移ることを決めました。

 

 

体格差が大きくなる前に、同じ立場の仲間たちと、同じ環境でサッカーをしたい──そう思ったからです。

 

この決断は、大きな転機となりました。

 

それまでの環境ではどこか「ひとりで頑張っている感覚」がありましたが、女子チームに移ってからは、同じような悩みや葛藤を抱えている仲間たちと出会い、支え合えるようになりました。

 

「私だけじゃなかったんだ」と思えたことは、本当に心強かったです。

 

体格差や空気感を気にせず、自分らしくプレーできること。 サッカーの楽しさを、遠慮なく全力で味わえること。

そのありがたさを、初めて実感しました。

 

この環境で過ごした日々が、私の中に「サッカーをもっと続けたい」という気持ちを育ててくれました。

そして、それが結果的に今の私の原動力につながっています。 

 

苦しくても走り続けた高校時代

芽生えた「教える」視点

 

「高校でも本気でサッカーを続けたい」「もっと上のレベルに挑戦したい」——

その想いを胸に、私は大阪桐蔭高等学校への進学を決めました。

 

 

覚悟はしていたつもりでした。

けれど、そこに待っていたのは、想像以上に厳しい毎日でした。

 

朝6時半に家を出て、帰宅は夜10時すぎ。

授業が終われば、すぐに自転車に乗り、グラウンドへ。

 

練習を終えた後も、一日の終わりにサッカーノートを開いて自分と向き合う時間は欠かしませんでした。

 

今日のプレー内容や手応え、練習メニュー、指導内容、できたことできなかったこと、次に向けた課題など…少しでも前に進めるように、言葉で自分を記録する日々。

 

それからやっと食事をして、お風呂に入って、眠る。そんな気の抜けない毎日が、何ヶ月、何年と続きました。

 

サッカーと勉強の両立。

体力的にも、精神的にも、限界を感じる日が何度もありました。

 

結果が出ない日には、ただ悔しくて、涙が止まりませんでした。

 

それでも私が諦めずにここまでやってこられたのは、そばで支えてくれる人たちの存在があったからです。

 

黙って最後まで一緒に練習してくれる仲間がいて、毎朝お弁当を作り続けてくれる母がいて、遠い試合・早い試合でも駆けつけてくれる両親がいて。

 

つらいとき、くじけそうなとき、思い出す顔がいくつもありました。

だから私は、踏みとどまることができました。

 

「辞めたい」と思ったことは何度もありましたが、けれどそれ以上に「やっぱり続けたい」と心から思える瞬間が、私を踏みとどまらせてくれたのです。

 

そんな高校生活の中で、私の中にはひとつの変化が生まれました。

 

プレーのことだけでなく、「どうすればもっと良くなるか」「周りとどう関わるべきか」といった“考える視点”が増えていったんです。

 

サッカーノートに書く内容も、ただ自分の振り返りだけでなく、チームの流れや仲間の動きに目を向けるようになっていきました。

 

その頃から少しずつ、「教える」ということに興味を持つようになっていました。

 

自分が経験してきた悩みや苦しさを、次の誰かのために活かせるかもしれない──

そんな想いが、心のどこかに芽生えていたのだと思います。

 

自分のサッカーが“誰かのため”にもなるという感覚は、間違いなくこの時期に育ち始めていたように思います。 

 

教職課程とサッカーの両立

夢を追う苦しさと支え

 

私が選んだ進学先は、追手門学院大学でした。

 

サッカーに向き合いながら、もう一つの夢だった「教員になる」という道も諦めたくなかったからです。

でも、そこで待っていたのは、想像以上に厳しい現実でした。

 

教育大学ではなかったため、教職課程に必要な専門科目が多く、授業は朝9時から夜7時までびっしり。

授業が終わるとすぐにグラウンドへ向かうものの、練習にはすでに遅れての合流。最後のゲームに少し参加できるかどうかという時間帯でした。

 

「サッカーをするために選んだはずの大学なのに、サッカーができない」

そんなジレンマと焦りが積もり、心が折れそうになることも何度もありました。

 

さらに、教育実習の期間中は1ヶ月まるまる練習に出られないこともあり、そのブランクがチーム内でのポジション争いに影響を与えることも。

 

悔しさと不安が一気に押し寄せてきて、「もう夢を諦めた方がいいのかもしれない」と弱気になる瞬間もありました。

 

それでも、やっぱり私はサッカーが好きだったんです。

 

たとえ10分でも、たとえ一瞬でも、グラウンドでボールを蹴る時間が、心を前に向かせてくれました。

その時間があるだけで、私は何度も立ち直ることができたのです。

 

 

サッカーとともに生きるという選択

 

大学3年生になり、私は卒業後の進路について真剣に考えるようになりました。

 

サッカーを続けるのか。教員になるのか。それとも、新社会人として全く別の道に進むのか。

 

毎日のように、自分自身に問いかける日々が続きました。

 

そして、心の奥から湧き上がってきた答えは 「私は、もう少しサッカーを続けたい」という想いでした。

 

今も、仕事とサッカーの両立という忙しい毎日を送っています。

それでも、この選択をして本当によかったと、心から感じています。

 

たとえ忙しくても、身体がきつくても、ボールを蹴っている時間が楽しくて、何度も救われてきました。

 

サッカーができる環境があることは、決して当たり前じゃない。

だからこそ、今のこの日々を、感謝の気持ちを込めて、大切に生きていきたいと思っています。

 

思い描くセカンドキャリア

 

これからも、私はサッカー選手としてプレーを続けていきます。

まだまだ成長したいし、チームの力になれる選手でありたい。

 

現役選手としての毎日は、挑戦の連続であり、学びの積み重ねです。

そんな日々を通して得た経験を、未来を担う子どもたちへつなげていきたい── それが、私の「次のステージ」だと感じています。

 

サッカーを通じて、これまで何度も壁にぶつかり、悩み、立ち止まりながらも、私は続けてくることができました。

 

だからこそ今度は、子どもたちが夢をあきらめずに前へ進める社会を、自分の手でつくっていきたいと本気で思っています。

 

私は、大学で教員免許を取得しました。

将来的には、サッカーという枠にとらわれず、子どもたちの教育や成長を支える現場にも関わっていきたいと考えています。

 

そう思うようになったのは、私のそばに、夢を持ち、真っすぐに生きる大人たちがいてくれたからです。

 

私は、ただ技術を教えるだけの存在ではなく、「夢を描くことの素晴らしさ」や「信じて進む力」を伝えられるような人になりたい。

子どもたちが「私もやってみたい」と心を動かすその瞬間に、そっと寄り添える大人でありたいと思っています。

 

今回開催するフェスティバルは、まさにその想いをかたちにする第一歩です。

 

選手としての私、そして未来を見据える一人の大人としての私。

そのどちらの視点も大切にしながら、子どもたちが「サッカーって楽しい」「もっと続けたい」と思えるような時間を届けたいです。

 

このフェスティバルが、誰かにとっての原点になるように、そして夢をあきらめないきっかけになるように。

そんな想いを込めて、準備を進めています。

 

どうか、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。 

 

フェスティバルの概要とご支援の使い道

フェスティバルの概要

 

【開催日】

2025年8月9日(土)〜10日(日)

 

【会場】

FUTABA Field(広島県安芸郡熊野町/予定)

 

【イベント概要】

1日目:フェスティバル&小学生交流戦

小学生チームを対象に5チームによる交流戦を開催します。普段対戦する機会の少ないチーム同士がプレーすることで、新しい刺激を受け、技術だけでなく心も育つ場にしていきます。

この日は「勝ち負け」に加えて、「サッカーって楽しい!」「仲間って最高!」という気持ちを大切にします。 競い合いながらも、チームワークやリスペクトを感じられる、そんな時間を子どもたちに届けます。

 

試合のほかにも、休憩時間には選手との交流企画を実施!

選手たちと一緒に参加できる簡単なレクリエーション通じて、年齢や経験に関係なく、みんなが楽しめる交流の場を提供します。

 

2日目:スペシャルサッカークリニック

ディアヴォロッソ広島の選手がコーチとなり、メルサ熊本の選手たちへサッカークリニックを実施します。

1日目の交流を経て、お互いの関係が深まった状態で行うクリニックだからこそ、より質の高い学びや気づきが生まれます。技術指導はもちろん、メンタルやプレースタイルについても丁寧に寄り添い、夢への一歩を後押しする時間にします。

「地元で頑張る選手たちが、未来の自分を描けるように」そんな想いを込めた特別なクリニックです。

 

ご支援の使い道

 

皆さまからいただいたご支援は、イベント運営にかかる以下の費用の補填を目的として大切に使わせていただきます。

 

▼ 合計

899,500円

 

▼ 内訳

 

 

このフェスティバルでは、企画運営からコーチングまで、ディアヴォロッソ広島の現役女子サッカー選手が主体となって務めます。

 

プレーの中でも、裏方の動きの中でも、「女性が主役として活躍している」姿を子どもたちに見せたい。

それがきっと、将来の夢や選択肢を広げるきっかけになると信じているからです。

 

私たちは、このフェスティバルを「未来づくり」の第一歩と位置づけ、3つの柱を掲げています。

 

■ 女子選手が自ら企画・運営するフェスティバル

指導、企画、広報、当日の運営まで、すべてを私たち現役選手が手がけます。

選手であることにとどまらず、「伝える・創る」ことにも挑戦する場に。 子どもたちにとっても、等身大のロールモデルと触れ合える貴重な機会です。

 

■ 小学生女子を対象とした体験会・交流プログラム

サッカーの技術を教えるだけではなく、「好きなことを続ける楽しさ」を伝えたい。憧れの存在とボールを蹴る体験が、「私もやってみたい」という新しい一歩に繋がります。

 

■ 女子サッカーの魅力発信と地域交流

熊本と広島、それぞれの地から女子サッカーの魅力と可能性を発信します。 まだまだ競技人口の少ない女子サッカーの世界に、「面白そう」「かっこいい」と思える出会いを届けたい。

 

今、女子サッカー選手の平均的な引退年齢は26歳前後と言われています。

 

実際、私たちもその年齢に差しかかろうとしている世代です。

 

選手として日々プレーに打ち込む中で、ふと頭をよぎるのは 「この先、自分はどうやってサッカーと関わっていけるのだろう?」という問い。

 

サッカー選手としてのキャリアは、想像以上に短く、繊細です。

ケガや環境の変化、体力的な限界──そのどれもが、いつ引退を迫ってくるかわからない不安と隣り合わせの日々。

 

それでも、サッカーが好きだからずっと関わっていきたい。

 

選手という役割を終えた後も、何らかのかたちでサッカーに携わりたいという想いを、私たちは強く抱いています。

 

しかし、女子選手にとって「サッカーの次」に進む道は、まだ十分に整備されているとは言えません。

 

  • 指導者に必要なライセンスを取得する機会や資金的な余裕が限られている
  • イベントや地域活動に関わりたくても、学べる場やロールモデルが少ない
  • 地域における女子選手の活躍の場がまだまだ不足している

 

引退後のキャリアが具体的に描きづらいのが、今の女子サッカーのリアルな現状です。

 

だからこそ、今回のフェスティバルには、もうひとつの大切な意味が込められています。

 

それは、私たち自身のセカンドキャリアの第一歩であるということです。

 

このフェスティバルでは、選手がプレーヤーとしてだけでなく、コーチとして、伝え手として、そして運営者・企画者として、サッカーに関わる新しい立場を経験します。

 

自分たちで考え、動き、子どもたちと向き合う。

 

そんな経験を通じて、私たちは「プレーする」以外のかたちでも、サッカーに関わり続ける力を育てていきたいと考えています。

 

これは、私たち自身の挑戦であり、同じように将来を見据える女子選手たちにとってのモデルケースでもあります。

 

サッカーを「続ける」のではなく「つなげていく」という選択。

その第一歩と考えています。 

 

皆さまへのメッセージ

▼ 中野凛音(なかのすずね)選手よりメッセージ

 

▼ MELSA熊本FCボニータ選手よりメッセージ

 

▼ ディアヴォロッソ広島 岩田純児監督よりメッセージ

こちらの活動報告ページからご確認ください。

 

▼ MELSA熊本フットボールクラブ 梅本敏憲代表よりメッセージ

こちらの活動報告ページからご確認ください。

この一歩は未来につながる

私たちがこのフェスティバルを企画したのは、「誰かのため」であり「かつての自分たちのため」でもあり、そして「これからの私たち自身のため」でもあります。

 

サッカーが好きで、ただ夢中でボールを追いかけていたあの頃。

 

その先に「続けられる場所」があると信じられていたなら、

もっと自由に、もっと前向きに、夢を描けたかもしれない──そんな想いから、このプロジェクトは生まれました。

 

この夏、記念すべき第1回目の開催となるこのフェスティバルを、私たちは単発のイベントに終わらせるつもりはありません。

 

毎年恒例の取り組みとして根づかせ、女子サッカーの未来を少しずつでも前に進めていく──その覚悟と願いを込めて、準備を進めています。

 

私たちが届けたいのは、子どもたちに向けたメッセージです。

 

「あなたが、あなたらしく輝ける場所は、きっとあるよ」と。

 

そして、女子サッカーの未来を次の世代へ、確かなかたちでつないでいくために。

そのためには、あなたの力が必要です。

 

どうか、この一歩に、ご支援をお願いいたします。 

 

 

 

注意事項

プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、開催までの準備にかかった費用および次年度以降のイベント開催に活用させていただきます。

ご返金はいたしかねますこと、あらかじめご理解・ご了承いただきますようお願いいたします。

プロジェクト実行責任者:
株式会社stak(植田 振一郎)
プロジェクト実施完了日:
2025年8月10日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

広島県熊野町を拠点に活動する女子サッカーチーム「ディアヴォロッソ広島」が小学生女子のためのサッカーフェスティバルを開催するためクラウドファンディングを実施します。集まった資金は、イベント運営費用として使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額については、株式会社stakから支援いたします。

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