説明術とは何ぞや

徳川夢声は「説明（活弁）術とは何ぞや」という問いに「“説明”の理想とは、観客をして説明あるを意識せしめず、しかも観客自身のみにて鑑賞するよりも、より深く映画を理解せしめ、より強く感激せしむる芸術なり」と答えている（『日本映画の誕生』“活弁の話術”岩波書店）。

正にこれが活弁の本筋。そして、その本筋を外すことなく真っ直ぐに突き進んで歩んでいるのがまぎれもなくハルキさんだと思います。

近年、いろいろなところで活弁が取り上げられるようになり、ちょっとした潮流になってきているようですが、その流れが本筋から逸れているような気がして仕方がありません。

本プロジェクトもそんな危機感から生まれています。

現状は大変厳しい状況ですが、活弁を本筋に戻すためにも、ハルキさんの語りを未来へ伝えたい。活弁をちゃんと未来へ遺したいと心から思います。

締切まであと半月、ぜひ、皆さんのお力で奇跡を起こして下さい。

御支援、ご協力を宜しくお願い致します。