残り５時間！：【弁護団よりメッセージ】「３.１１に寄せて」

 

３・１１より１１年にあたり、

弁護団が以下のメッセージを発表しました。

 

 

２０２２年３月１１日

3.11に寄せて

 

３１１子ども甲状腺がん裁判弁護団

弁護団長　　　井　戸　謙　一

副団長　　　河　合　弘　之

同　　　　　海　渡　雄　一

 

 

　１１度目の３.１１がやってきます。あの事故により、多くの人が故郷での穏やかな暮らしを、豊かな自然との交わりを、生業を、安心できるコミュニティーを奪われ、人生を大きく狂わされました。そして、そのほとんどはいまだに回復されていません。小児甲状腺がんにかかった原告たちも同じです。そして、原告たちの被害はこれからどう推移するのかもわかりません。先が見えないのです。

 

孤独の中で大きな決断をした原告たちでしたが、提訴後、想像もしていなかった多数の人たちから多額の経済的なご支援、そして心のこもった励ましのお言葉をいただいたことから、勇気づけられ、気持ちが楽になり、前向きになっています。そして、自分がした決断が間違ってはいなかったとの実感を強めています。

 

私たち弁護団は、この原告たちが、将来、過去を振り返った時に、２０２２年１月、あの決断をして本当によかったと思えるような結果を生み出さなければいけないと、決意を新たにしています。

 

引き続き、原告たちに対し、厚いご支援をお願いします。