発熱外来で使える「市販薬確認ツール」を試作中です

「市販薬確認ツール」試作品1号

 

 

　発熱外来で使える「市販薬確認ツール」の試作に、ただいま取り組んでいます。

 

 

　クスリ早見帖の表紙はＰＰ加工（ラミネート加工の一種）なのですが、中のページは普通紙のため、アルコールなどでの消毒がしづらく、多くの患者さんに手渡して使うのが難しくなった、との現場からの声があがってきたからです。

 

 

　試作の途中ではありますが、本日は現在の状況について少しご報告いたします。

 

 

 

 

　発熱外来で使われる道具には、使い捨ての道具もあれば、繰り返し使う道具もあります。

 

 

　その内、後者では、患者さんの診察ごとに消毒をする必要が出てきます。そのため、道具の素材がプラスチックで、しかも凹凸のないものが好ましいことになります。ささっと拭けるので。

 

 

　そこで、ただいま発熱外来用に、プラスチックで表面をコートした「市販薬確認ツール」を作って、いろいろと試用しています。

 

 

　いろいろ試した結果、問診票を書く際の下敷きになるような道具として作るのがよいのではなかろうか、という考えに至り、現在はデザインをいろいろと検討中です。これまでに試作品を30ほど作りましたが、近く完成予定です。

 

 

　全面がプラスチックの下敷きであれば、消毒も簡単です。患者さんが問診票に書く際の下敷きとして、医師・看護師・薬剤師が病歴聴取する際のメモの下敷きとして、使う場面も多そうです。

 

 

　その下敷きに、市販薬情報を出来るだけ詰め込み、患者さんの服用した市販薬の確認作業に役立てていただく、という考えです。

 

 

　そして、大量生産しやすく、発送する際の包装もしやすいのではないかと、期待しております。心配なのは生産コストですが、どうなることやらです。

 

 

　ただいま、その下敷きを、出来るだけ無償配布できるよう、複数の助成金を申請中なのですが、神さまお願いという気持ちです。

 

 

　なんとか、良い結果が出るとよいのですが。

 

 

株式会社プラメドプラス
代表取締役　平　憲二（医師）

 

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