みなさんこんにちは。シャンティ国際ボランティア会の神崎です。

 

昭和53年、財団法人おはなしきゃらばんセンターが設立されました。

「おはなし」によって子どもたちの心を豊かにし、読書に対する欲求を高めようという目的で設立された団体です。国内だけでなく、世界各地で人形劇や絵本の読み聞かせを行っている、国際的にも著名な団体です。

 

おはなしきゃらばんセンターの活動で特徴的なのは、子どもたちとの「対話」に重きを置いている点です。誰もが楽しめるお話を、人形や掛け声、歌をつかって子どもに「語りかける」のです。

シャンティは1985年ごろから、おはなしきゃらばんセンターと共同で活動を行いながら、人形劇による図書館活動の方法を学びました。カンボジアの難民キャンプやタイ農村での活動を経て、同年8月、バンビナイ難民キャンプに子ども図書館を開設し、ここでの活動が本格的に始まりました。

 

モン語で書かれた絵本はありませんでした。しかし、「おはなし」には言葉が通じなくても心が通じれば大丈夫ということを、この活動で教わりました。

スタッフが絵を見せ、簡単なモン語で語りかけるだけで、子どもたちは答えてくれました。

 

おはなしキャラバンの講演の様子 3000人ほどの人が集まりました

 

子どもも大人も山のような人が集まりました。人々は一点に集中して、人形劇に真剣なまなざしで見入ります。また時には踊ったり、一緒に歌を歌ったり。言葉が通じなくても、身体全体使って対話をすることで、子どもたちとおはなしの世界で繋がり、信頼関係を築けるのです。

 

私たちは現在も、各地の図書館で読み聞かせや人形劇をしています。絵本に見入り、人形劇にはしゃぐ子供たちのキラキラした眼は、活動を始めたころから全く変わっていません。今はスタッフだけではなく、イベントの際には現地の図書館青年ボランティアも人形劇に加わっています。

「おはなし」には、絵本の力を感じます。

 

おはなしに耳を傾け、人形劇を見ることによって、その地に根付いた文化、言葉に触れ理解を深めます。そうすることによって、民族のアイデンティティを保つことができるのだと思います。

 

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの人形劇の様子

 

「自分に語りかけてくれる大人がいる」ということは、子どもにとって嬉しいことです。私たちはこれからも、子どもたちの心の栄養になる「おはなし活動」を続けていかなくてはならないと考えています。

 

シャンティの活動にぜひご支援をお願いいたします。

 

 

 

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