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「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2021」は、2021年1月8日(金)から1月17日(日)の間、20の分科会と7回の交流会(内2回は活動研究報告含む)をオンラインにて開催し、無事に終了いたしました。各分科会には70名以上、分科会によっては100名を超える参加があり、延べ、2011人の参加となりました。多くの方々が新たな実践やつながりに触れ、情報共有をする場となりました。
はじめてのオンライン開催ということで、講師、関係者、参加者の皆様にはご不便やお手間をかけてしまいましたが、皆さんのご協力のおかげで無事に開催することができました。厚く御礼申し上げます。副題を「つながりから見えるこれからの実践」としましたが、その名の通り様々な実践や試みが各分科会で報告され、参加者の皆さんの満足度が高かったこと(アンケート参照)からも、十分実践的で内容の濃い催しとなったのではないかと感じております。オンラインであることで、全国から人々が参加できたことは大きなメリットでしたが、参加者同士が安定的に交流する場としては難しい部分もあり、課題が残りました。
情報保障につきましては、関西のみならず各地から遠隔で手話通訳の方々が協力してくださり、すべての分科会・活動研究報告に手話通訳をつけることができました。また、パソコン文字通訳者会ubiquitous様の全面的なご協力を得ることができ、すべての分科会にライブ字幕をつけることができました。また、クラウドファンディングでの資金援助をしてくださった皆様のおかげで、こうした情報保障の費用をまかなうことができました。心より感謝申し上げます。参加者の皆様にも、講師の皆様にも、情報保障の重要性や必要性を理解して頂ける機会になったことは、大きな意義がありました。今後は、ろう者や難聴者に対する情報保障のみならず、あらゆる人が参加しやすい大会にするため、様々な面でのアクセシビリティの向上に努めてまいりたいと思います。
また、今回は、アーカイブス化に関する懸念(動画の二次使用、SNSへの流出、事例や講師のプライバシーの問題、手話通訳者の確保困難等)のため、見逃し配信などは行わない選択をしました。しかし、多くの方と実践を共有していくためには、アーカイブス化は非常に有意義であることは認識しております。次回の大会からは、そのような方法も検討してきたいと思っております。 今後も、各地の取り組みを取り上げ、全国に発信し、全体のボトムアップとブラッシュアップにつながるように、数あるプラットフォームのひとつとして、機能する場にしていきたいと考えております。私たちそれぞれが、それぞれの場所で、それぞれの役割を果たし、個々の実践を積み重ねていくことで、誰もが暮らしやすい未来を着実に作り出しています。次回も皆様のご参加をお待ちしております。
セクシャルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2021
実行委員会