こどもたちが搭乗できるメカザウルスを福井の駅前広場に

カウンターの側板をフレームにビス留め。少し念入りにビスを打つ。上にシートを貼るため後で補強ができないので、今のうちにやっとく。

カウンターの側板にクッションシートを貼る前に、天板の下地造り。側板の上端が天板とフラットになるようにカンナをかけた。ドイツのカンナは、刃の前後左右上下の三軸を調整するねじがついていてそれで微調整をするのだけど、日本のカンナにはそんなものはない。本体を片手でホールドして、前後端の角を玄翁でかこーんと叩いて、完成の法則で刃の出入りを調整するのである。こういうの、ドイツらしいし日本らしい。なんか、あいつらは正確にやろうとする執念がすごいんだけど、人間はかなりファジーなので、トータルでは人間の不正確さが洗い出されちゃうんだよなあ。理想主義というか、過ちを許さないぜ、みたいなガギグゲゴっぽい国民性。日本人はまみむめもかな。平らにした。

カウンターを倒して側板を上にして、次はクッションシートの確認。接着した後ではみ出た部分をカットすることにして、とりあえずは正面パネルだけを接着してみることにした。なんせ初めての作業なので、一番簡単な平置きの平面をやってみる。接着剤は専用のやつ。ヘラも買ってきた。

いよいよ塗布。塗布後１０分経ってから貼れ、３０分以内に終わらせろと書いてあるので、だいたいいうとおりに作業。1kg入りを買ってきたけど、あまり余裕がなさそう。もっと伸ばすのだろうか。解体したときに見たことのある接着剤の模様と同じだな。こんなもんか。

シートを載せる。思ったよりねばねば食いつく。上に乗ってごしごししごいた。ビルのフロアに貼るときなんかは、重たいローラーをゴロゴロ転がして圧着させてたな。一通りごしごしして、端っこに重しを載せといた。

こういう作業をいつも一人でやっているので、冗談めかして「うちのもやってくれ」という人がたまにいるのだけど、素人には頼むべきじゃない。なぜなら、素人はプロの二倍くらいの時間をかけて、プロの半分くらいの品質の仕事しかできないからだ。低品質の仕事を頼まれても、プロの倍もらわないとやってられない。道具も違うし経験が特に違う。ノウハウも少ない。品質に妥協して賃金ゼロで自作するから納得してるだけだよ。他人に払うお金ないし。

明日は蓄音機のほうを少し進めてみたい。