東日本大震災被災地の子どもたちに夢を

 

 

佐藤治と申します。私は長野県の田舎町で9人家族で住んでいました。家族も多くお風呂は薪、ご飯は釜戸炊き、小学四年の頃には新聞配達をして自分の給食費や修学旅行費、散髪代を払っていました。妹､弟がいたのでお菓子やマンガ本を買ってあげたりの貧乏生活をしてきました。何より好きだったこと、それは､兄妹でお風呂に入ることでした。貧しくとも温かいお風呂に入り背中を洗い合う、一番の楽しみでした。現在、東日本大震災以後、相馬市で家族５人で住んでいます。私の妻とは、東日本大震災の時に、相馬市原釜に家がありましたが、津波で家を流され、仮設住宅に避難生活をしていました。そこで私がヘアカットボランティア活動中御縁をいただき結婚をしました。現在長女7歳､次女5歳、長男3歳になります。

 

福島県の復興のお役に立ちたいと、無限株式会社を始め、美容室(ヘアードクターサロンエンジェル)を、経営しながら10年ボランティア活動をしています。エンジェルフードバンク、ボランティア支援の輪等地域に寄り添い支援活動中です。

 

 

ボランティアを始めるきっかけは､20代の頃に､交通事故､病気等三回生死をさまよいました。その時にいろんな方々の御支援をいただき今があります。その時の感謝の思いを、恩返し出来たらと思いボランティアに参加しました。

 

東日本大震災、津波映像をリアルにテレビで見ていたときに、今動くときだと確信しました。美容師ということもあり、ヘアカットのボランティアができると思い東北の地に来ました。

 

 

お客様で、鹿島区にあるお風呂施設のオーナー様と知り合い､ボランティア活動のお話や､原発被害､台風災害などのお話をしているときに､幼い子どもがお腹をすかし､お風呂に入れない話がありました｡子ども食堂やお風呂施設､障害児童リハビリ施設を作りたいと、話したところ、お風呂施設を譲ってもいいとお話をいただきました。お風呂施設の場所を再建して､子どもたちの支援等出来ればと思いました。

(お風呂施設のオーナー様より譲渡の件をクラウドファンディングでの掲載承諾をいただいてます)

 

子ども食堂や障害児童リハビリ施設を考えたのかと言いますと、被災地の子どもを取り巻く環境は家庭それぞれで問題があり､災害で親を亡くした家庭､コロナ失業で困っている家庭等理由は様々で、これからの支援活動とは、未来を見据え、子どもたちに食育を通して､自然環境から学ぶ知識､自給自足の大切さを感じて成長を見守り､障害があっても社会に順応出来る手助けとしてリハビリ施設は欠かせない、また、これからの南相馬市を、守って行くのは今の子どもたちです。私も子どもの頃､お腹をすかしご飯とお風呂が唯一の楽しみだった兄妹との思い出があります。

 

行政だけでは行き届かない所を、民間施設で補わなければ､被災地の子ども､障害児童は、取り残されたままと感じ施設を考えました。

 

現在、台風19号災害でお風呂施設は、橋が流され簡易道路を使い行き来しています。年金暮らしの方3名が生活をし、救急車、消防車も入れない場所に住んでいます。

住みやすい施設､自然と共にいきる環境等を整備して､食育､自然を通して子どもが豊かな感性を育み、成長のお手伝いができればと考えます｡

 

環境的にも､川､山､田畑等自然環境に恵まれた場所に､子ども食堂､障害児童リハビリ施設ができれば、これ程豊かな環境はありません。

 

 

 

未来へ繋ぐ､持続的子ども支援､子ども食堂、川､山､畑自然に触れあえる遊べる環境作り、障害児童リハビリお風呂施設を開設します。

 

今回クラウドファンディングを考えましたのは、再建するのに皆様のお力で地域を守り､たくさんの方にお風呂施設を知っていただき、子どもたちに多くの大人の方々に、御支援をいただいていることの大切さ、自分たちも大人になったら支援の出来る人になる､目標､目的､夢､希望をもてる人になり､一人で世の中は生きているわけではないと学び、学習するよい機会だと思いました｡

 

支援の一体化を考えている理由は、お風呂施設の環境にあります。恵まれた自然環境でお風呂に入り､ご飯が食べられる｡又､被災地は子ども､障害児童に目を向けず、ハコモノ事業や海岸線の整備には多くの税金を使っている｡10年の月日は経ちますが子どもを守る環境整備は出来ていません。

 

 

 

 

未来の南相馬市発展の施設として､地域に愛され､県内外からの注目を集める自然と触れあえるお風呂施設、子どもたちが、健やかに伸び伸びと成長でき、障害児童に、優しく共に歩む社会つくり､ボランティア人材育成に役立つ施設と考えます｡

 

私の願いを最後まで後拝読いただきましたこと、ありがとうございます。

 

被災地の現状の厳しさ復興とは何か？

 

復興の2文字だけ、一人歩きをして取り残された人たち、子どもたちがたくさんいるのが現実です。

このプロジェクトで、一人でも多く子どもたち被災者の方々のお役にたてればと思います。

よろしくお願いいたします。

 

 

※上記画像の使用に関して、福島日報の承諾をいただけております。