私たちがAさんと会ったのは約3年前。Aさんは当時日本語を話すことができませんでした。ひらがなもカタカナも読むことができませんでした。そんな中、シングルマザーで子どもを育て、さまざまな不安を抱いていました。

 

今、彼女が当時の思いを語ってくれました。

 

「(多文化共生センター大阪と)会えて、なんという…アンシン?」

 

安心かな。心がおだやかになるというか…。

 

「そうそう。安心。ありがとう。」

 

日本語がわからない中、不安な日々を過ごしていたところ、私たちと出会って、心が穏やかになったと話してくれました。

 

 

「(家に届く)手紙は漢字がいっぱい。わからない。でも、いっしょに読む。安心。子どもの保育所まだ決まらない。いっしょに区役所行く。本当に助かりました。」

 

「(まわりは)フィリピン人だけ。みんな日本語、読めない書けない。だから大変。」

 

実は、Aさん、日本語を一生懸命勉強し、日常会話は問題がなくなり、ひらがな・カタカナはもちろん簡単な漢字も書いたり読んだりすることができるようになりました。3年間、私たちといっしょに日本語の文法を勉強しました。漢字は漢字教室に通い習得したのです。仕事が忙しくなり来られなくなったり、教室の日に用事を入れたりする人がいるなかで、Aさんは子どもの病気の時以外はお休みしませんでした。

 

そして、今。

 

仕事を見つけ、正社員へのステップと進んでいます。

 

どうしてそんなふうにがんばれたの?と聞くと

 

「私には子どもがいます。子どもがいちばんです。子どもがしあわせ(なのが)いちばん。私は子どものため(に)がんばります。」

 

外国人のママたちが一番困っていることってなに?日本語?仕事?お金?住宅?どんなこと?と聞くと

 

「こころ。自分(の)弱い心。」

 

と、答えてくれました。日本語がわからない中、日本でシングルマザーとして生活し、不安がたくさんあります。わからないだらけの毎日に、うわさ話や正確でない情報が耳に入り、さらに不安が募ります。自分の心が弱くなります。そんなときに、多文化共生センター大阪がしっかりと話を聞いてくれ、サポートしてくれたことは本当にうれしかったと話してくれました。

 

Aさんの次の夢はなに?

 

「昔の私みたいに困っている(人を)サポートしたい。」

 

Aさんは笑顔で答えました。

 

必ずこのプロジェクトを成立させ、Aさんのように次のステップへ進めるようママたちをサポートしたいと思っています。ママの安定は子どもの安定につながっています。すべてのママと子どもたちが安心して生活できる世の中に…。

 

のこり12日となりました。引き続き応援よろしくお願いします。

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