先日、西淀川区での取り組みについて講演をさせていただく機会をいただきました。

 

西淀川区の外国人住民の様子や、特徴、抱えている課題や、外国にルーツを持つ子どもの学習支援教室「きらきら」の子どもたちの課題、そして、それに対するアプローチについても触れさせていただきました。

 

私たちが出会ってきた外国人世帯の非正規雇用率や、シングルマザー率は日本の平均値よりはるかに高く、それに加え、外国人住民の前には日本語の壁が大きく立ちはだかっています。

 

この現実をなんとか変えたいと思っていますが、たった一人の外国出身のお母さんが、現実を変えるということは簡単なことではありません。

 

日々、そうしたお母さんたちから「しんどい」や「たすけてほしい」の声を聞くたびに、わたしたちにできることはなんだろうと考えさせられます。

 

講演の様子

 

現在、私たちは大阪市西淀川区にて外国にルーツを持つ子どもの学習支援を開講しています。

 

ペルー、ブラジル、フィリピンにルーツを持つ子どもたちが毎週勉強しています。前半はチャレンジタイムとして、各子どもの苦手な単元に挑戦します。また、後半は学校の宿題に取り組んでいます。

 

教室参加当初は、周りのことが気になり、席に着くことも難しかった小学校高学年のAちゃん。参加し始めて約半年が経った現在、Aちゃんは開始15分前には席に着き、「今日の宿題は何やったかな、、」と、自ら勉強の準備をし始めるようになりました。

 

日を追うごとに変化をみせる子どもたち。子どもの勉強は、継続が重要なんだな、、、とつくづく感じます。

 

学習支援教室「きらきら」、活動の様子

 

 

家で宿題をやりたくても教えてくれる人がいないため、できない子

音読を聞いてほしくても、お母さんは仕事で忙しく聞いてもらえない子

 

できないことが積み重なり、子どもたちの学習への前向きさは薄れていっていました。

 

学習支援教室「きらきら」では、一人ひとりの子どもに寄り添い、その子にあった学習やサポートをおこなっています。

 

子どもそれぞれのお母さんとつながっている強みを活かし、随時子どもの学習の様子を報告し、心配な点や一緒に改善していきたい点も連絡しています。

 

一人でも多くの子どもが継続して学習ができるよう、

保護者のサポートも欠かさずおこなっています。

 

 

日本語教育の知識を持った講師がサポートしています

 

今回のプロジェクトでは、学習支援が必要な子どもに支援が届かないということを防ぐため、また、現在学習支援教室に通っている子どもたちと保護者見守り続けられるため、各外国人世帯へ相談員を派遣し、保護者とのつながりを通して、
子どもたちを学習支援教室の参加へと確実につなぐことを目的とします。

 

しかし、現在、本プロジェクトで対象となっている家庭は母子家庭世帯も多く、経済的に豊かではない家庭が多いです。そのため、学習相談員派遣費を各家庭が負担することは厳しいのが現状です。


半年の間、週に2回、外国人世帯に学習相談員を派遣し、支援が届きにくい子どもたちへ、確実に学習の機会を与えるためには、みなさまのお力がなければ継続できません。

 

ママたちへのサポートは、子どもたちへの学習支援教室を続ける上で欠かすことのできないプロジェクトだと考えています。

 

どうぞよろしくお願いします。