自然栽培で育てた千葉半立落花生で安心安全なピーナッツバターを

今回の台風が過ぎ去った後、高齢化と後継者不在のために農地の被害が思ったよりも深刻化している事に驚きました。

 

農業は重労働だし、天候の影響やその年の作物の相場によって収益の差が大きくなります。

豊作過ぎれば値が下がり、せっかくできた野菜を販売しても収益にならないために捨てることもあります。不作ならば出荷数が激減します。

そんな中で新たに機械化するには資金も必要ですが、そんな収入も見込めません。
今までは何とかやって来た農家も限界に近い状態に感じています。

 

最近の大雨の被害状況から、農家がどれ程地域に貢献してきたか知る機会が多くなりました。
道路の保全、川の整備、草刈、地域活動、消防団までもずっと引き受けて来たのが農家の方たちでした。

今となっては後継者となる子供たちは重労働で収入の安定しない農業を捨て、外に働きに行ってしまう。

残された夫婦、または１人で農業を続けるにも体力の衰えに不安を感じながら、ついには耕作放棄しなければならないのは本当に辛い決断に違いないと思います。

 

 

しかしそれだけではなく地域環境の悪化に大きく影響してしまっているのです。

「美しい日本！」と聞けば人は何を想像するのでしょうか？

 

耕作を出来なくてもせめて周りに迷惑が掛からないようにと、また自分の畑を綺麗にしておきたいと、耕運だけはして草の無い状態を保持している方も多くいます。

この台風の時期に作物が無ければ土砂流出は凄まじくその土砂は川に流れ込み氾濫の危険性を高めてしまいます。

また、泥が道路を埋め尽くしてしまうこともあります。

農業が荒廃してしまった場合、今後の日本の未来はきっと惨澹たるものになるでしょう。

 

 

出来ることなら、こういった耕作放棄地をたくさん借りて、安全な落花生を作っていきたいと考えています。

 

自然農は草と共存する農法です。草が常に根を張っていますので、畑の土を護り、畑の保水力も高め、泥の流出も少なくなります。

 

私たちの取り組みが、少しでも地域の環境を護ることにつながれば嬉しいです。

耕作放棄地がたくさんの落花ボッチが並ぶ美しい風景になったら本当に素敵だと思います。

 

この夢を一歩でも実現へ近づけたいです。

お力をお貸しください。