フードロス解決と障がいを持つ方々の収入向上を実現したい。

 

 

青森県黒石市にある障がい者就労継続支援B型事業所「ミノリサイクル」(以下当事業所)代表の舘山光彦です。

 

当事業所は令和3年4月に事業を始め、障がいを持つ方々(以下利用者さん)に就労訓練の場と工賃(賃金)を提供し、精神的・金銭的な自立を目的とした福祉サービスを提供しております。

 

具体的には、就労訓練を提供しながら、そこでの生産活動による収益を利用者さんへ工賃として分配する目的で生産活動の充実を目指すものであります。

 

現在、利用者さん10名・スタッフ5名で青森県産にんにくを原料とした加工食品の製造・販売を主な生産活動としております。

 

　　　　　　　　

 

 

福祉サービスを受けながら技術や経験を積み、一般就労や収入向上を目指す利用者さんを継続的に支援しておりますが、就労継続B型の工賃と言われる収入はほぼ最低賃金を下回っており、利用者さんの生活にも直接響いているのが現状です。

 

当事業所の就労B型は雇用型の就労継続A型とは違い、一般的に工賃と呼ばれる賃金が低い傾向にあります。

 

これを改善するには、当事業所が行っている生産活動の質や量を向上させる事が重要となり、それにより利用者さんの工賃向上をはかってまいりたいと思っております。

 

今回、

ー 生産活動の収益を向上させ、利用者さんへの賃金向上を実現する

ー 青森県産にんにくのフードロスを回避する

 

これらを目的としてプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

当社が運営する障がい者就労支援施設は、利用者さん(知的・身体・精神・発達障害 )へ就労訓練の場と収入の向上を目的としており、それらを実現するために、施設での生産活動(収益目的)を実施しております。

 

＜フードロス＞

生産者さんが生食・黒にんにく・種にならないものを廃棄しておりました。

 

選別やカットにコストをかける事ができないと相談があり、当事業所で出来る事はないか??と生産者さんと考えながら進めてまいりました。

 

食品として使えるように皮むき・選別・カットを行い、最初はペーストに次ぎはむき身の真空パック、フライドガーリックと。

 

利用者さん達の腕も上がり、1日に十数キロの処理ができるようになり、黒にんにくらぁ油や黒にんにくパウダーの商品開発を行い、「もっとたくさん作りたい」にいたりました。

 

 

▼余分なところをカットしています。▼

 

 

もちろん、にんにくの安全性に関しては問題ございません。

 

製造した加工食品は「みのり屋」という屋号で店舗販売や出張販売を行っております。

 

 

 

★旨辛黒にんにくらぁ油

 

 

★痺れる黒にんにくらぁ油

 

 

現在、美味しいと評判でリピーターの多い「痺れる黒にんにくらぁ油」を、県内の道の駅やセレクトショップ、スーパー等へ販路拡大を計画しております。

 

些細なきっかけでした。作ってみたらとても美味しかった。

 

これを全国に販売したい！

事業として成功させたい！

青森のにんにくは絶対に美味しい！

チャレンジドのパワーを知ってもらいたい！

販路拡大に伴う生産量の脆弱さを回避するため、利用者さんの出来る範囲での作業を見直した結果、食の安全面を担保しつつ生産量の向上が課題となりました。

 

そこで、現状手作業で行っている工程を利用者さんの出来る範囲で機械化し、量産体制を構築したいと考えプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

★青森ブラックガーリックパウダー

 

 

 

黒にんにくパウダーは料理の香辛料、健康食品の原料、ご当地ポテトチップスなど使い道はたくさんございますが、それらの原料として製造しております。

 

 

 

量産のための一部機械化として、蒸気及び電気殺菌設備(ガスにて蒸気による瓶・蓋と製品の殺菌電気による食品の乾燥と殺菌を目的とします。)を設備し 安全にたくさん作る  を実現したいです。

 

原材料のにんにくの選別・皮むき・カット処理・フライについては、利用者さんの手作業としてこれからも継続いたします。

 

障がいを持つ方々と力を合わせて、全国に展開できる商品を作りました。

 

より多くの方々に私どもの取り組みを知っていただき、お力をお借りしたい気持ちでクラウドファウンディングを選択しました。

 

 

 

 

皆様からいただいたご支援で、機械化する部分と手作業でなければ出来ない作業を明確に切り分け、生産活動での収益向上を目指します。施設内での生産活動が向上することで、利用者さんの収入アップにも繋がります。

 

将来的には食品加工の福祉工場を設置し、障がいを持つ方々の福祉的就労の場の拡大を目指します。障がいを持つ方々が、ご自身でできる作業を選択し、安心して働ける居場所を作り上げる事が私どもの目標です。

 

そのためには適切な収益を得られる事業の構築が必須だと考えており、国費に頼るだけの福祉事業からの脱却と福祉施設のビジネスモデルになるべく事業を展開して行く所存でございます。

 

このプロジェクトは、美味しい青森県産にんにくを使った商品を全国の皆様へお届けできる第一歩と考えております。

 

皆様のお力をお借りし、障がいを持つ方々と共にフードロス回避を実現して参りたいと存じます。