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古い空家を購入・解体・更地にして移住者用「お試し住宅」を建てたい

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支援総額

993,000

目標金額 4,000,000円

支援者
19人
募集終了日
2022年9月16日

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プロジェクト本文

 

 

はじめに

 

岡山県の中央部,久米南町の山のてっぺんにある人口120人ほどの小さな集落「山手

石堂,中村,後ろの3つの地区があります。

 

山手の魅力

 

 

久米南町の国道からの山道を10分ほど登り切ると,一気に360度の青空が広がります。台地状の土地ですので,目をちょっと下に向けると,緑の山々が見渡せます。もう少し目を下に向けると,山々の合間にぶどうや野菜,桃等の畑が広がり,木々の間に民家が点在しているのが見えます。

 

山手にあるものは,これだけです。音もありません。

 

しかし,夜,空を見上げると,満天の星空の真ん中を大きな天の川が流れているのが見えます。聞こえるのは虫の声と風の音くらいです。秋が近づくと,毎朝のように目の前に雲海が遠くまで広がります。

 

この何もない当たり前の生活が,山手の一番の魅力だと思えるようになりました。

 

 

平成27年,地域のおばちゃん・おじちゃんたちを中心に「コンシーデレ山手」が設立されました。「コンシーデレ」とは,ラテン語で「定住する」という意味です。 

 

(新規就農者のみなさんとコンシーデレ山手メンバーです)

 

 

コンシーデレ山手の活動は,「地域住民どうし,地域住民と新規就農者の交流活動の活性化のためにできることを探していこう」という目的からスタートしました。

 

山手って,こんなにいいところがあるじゃないか

山手地域の良さをみんなで再確認しようと,「山手フォトコンテスト」も始めました。

 

※本ページに掲載されている写真のほとんどは,山手フォトコンテストに応募された作品です。

※ご本人の了解をいただいて掲載させていただいています。

 

 

そして,その先には,この小さな集落に「移住・定住を促進」という大きな願いも隠れていました。

 

そんな中,平成30年7月の西日本大豪雨。岡山県倉敷市の真備地区は,地域一帯が水につかりました。

 

1か月後に控えていた「山手夏祭り」の準備をしていた夜,高齢者の方々から「真備の子たちを祭りに呼べんかのう…」の声が聞こえてきました。

 

 

(この写真は,真備の子どもたちを送迎するバスの運転手を引き受けてくださった方が,

 真備に下見に行かれて撮影したものです。)

 

 

その声から1週間後,

「わしは,送迎のバスを手配をする」

「わしが運転手じゃ。ええかのう」

「子どもたちの宿泊先は決まったで」

「夜,子どもたちと隣の町の天文台へ,星を見に行こう」

「着替えや下着は,わたしらで準備するわ」

「食事は,わたしにまかせて。何をつくろうか」

 
 

地域のみんな一人一人ができること,動けることを探っていきました。

 

そして,8月の夏祭り前日。真備の子たちを迎え,地域住民と新規就農者のみんながいっしょに準備をし,翌日の祭り本番でも,いっしょに屋台で食べ物を売りました。

 

(真備の子どもたちとつくった夏祭りでした)

 

 

この年の山手夏祭りのようすは,【コンシーデレ山手 ホームページ】よりご覧ください。

コンシーデレ山手 ホームページへ(夏まつり編)

 

地域の一人一人ができることを考え,動くことができたら,

いろいろなことができるんじゃないか,移住・定住の取組も,動けるぞ。

 

真備のみなさんに,そんなことを教えてもらいました。

 

そして,自信をもらった平成30年の4回目の山手夏祭りでした。

 

それから,4年。山手は風化しつつあります。

  

長い間,住む人のいなかった家屋は,あっという間に崩れていきます。再び人が住もうと思っても,天井が落ち,床が抜け,畳から竹が生えている状態では,住むことはできません。

 

平成の時代に入ると,山手に住む若者は,山手での農業ではなく,町で働き,町で家族をもち,町で暮らす人がどんどん増えていきました。

 

その結果,山手地区に住む若者は減り続け,逆に高齢者が多く見られる集落になっていきました。少子高齢化の流れの中で,伝統的な行事も続けることができなくなり,管理のされていない空家も増え,地域住民のつながりも希薄になっていたのです

 

山手地区には,明治の時代から続くぶどう畑も広がっていましたが,ここも管理することが難しくなり,畑が山にもどるのをただ見ているだけ時間が過ぎていきました。

 

 

しかし,10年ほど前から,町内外から山手の畑で農業に従事する人が徐々に増えてきました。山手の畑で農業をしようと,町外・県外から山手にやって来る人が増えています。山手には,畑として使える土地はたくさんあります。

 

今では,山になりかけていた畑が,美しいぶどう畑や桃畑,季節ごとの野菜畑に変身しつつあります。

 

しかし,新規就農の方たちや移住希望の方の住む家がないのです。

 

農家ですから,収穫までの作業がたくさんあります。肥料を入れ,除草し,土を耕す。剪定,ぶどうでしたら,ぶどう棚の管理も必要です。

 

収穫の時期になると,朝早くから作物をかごに入れ,作業場に集めます。出荷できるまでの作業も夜遅くまで続きます。一年を通して,毎日たくさんの作業があります。そして,たくさんの道具や機械を使います。

 

 

今は,町内町外の賃貸物件等に住み,そこからの「通い」の方がほとんどです。自分の広い畑は山手にあるのに,作業する場所,家族といっしょに住む家が山手にはない。

 

そんな状況が続く中,平成27年に「コンシーデレ山手」ができました。新規就農者の方との交流や情報交換を通して,何をどうしたらいいのかいっしょに探してきました。

 

山手の空家に,すでに移住して来られた方もいらっしゃいます。その方が新しく移住して来られる時のことを作文に書いた山手の小学生がいました。

 

作文は・・・こちらに掲載しています。

地元の小学生の作文「転校生を通して考えたこと」

 

「山手に住むって,こんな感じになるんだ」

「山手に住んで仕事をするって,こんな感じになるんだなあ」

「山手って,こんなところなんだ」

 

と,しっかり山手の風を感じてもらい,そして納得してもらった上で,山手の地に住んでもらえるようにと,「(移住・定住)お試し住宅」を建てたいと考えています。

 

 

皆様のご支援金で行うこと

 

「空き家のある土地を購入します。そして,家の中のものを処分し,空家を解体し,更地(さらち)にして,その後,お試し住宅を建てたい」のです。

 

山手には,空家が点在します。そして,きっとこれからも空家はどんどん増えていきます。

 

空家の持ち主の方は,山手地区を遠く離れて暮らしている山手に残した家や土地,畑等の管理が難しく,ほとんど手つかずの状態の家も多くあります。

 

(画像は,持ち主の方の許諾を得て掲載しています)

 

ですから,できるものであれば空家や土地を手ばなしたい方も多くいらっしゃるのです。

 

コンシーデレ山手は,新規就農の方をはじめ,山手地区に移住を希望する方と空家の持ち主さんとの「橋渡し」をしていきます。

 

山手自治会,久米南町役場,ぶどう部会等と連携し,空家の持ち主の方と連絡をとり,空家の将来についてじっくり話し合います。

 

第1段階

1. 空き家のある土地を購入

2. 家の中に残っている家財・建具等の持ち出し・処分

3. 家屋の解体作業,廃材等の処分・処理

4. 整地作業をし,更地にします

 

 

まずはここまでをと考えています。ここまでの費用を,今回のクラウドファンディングでお願いしたいのです。

 

|ご支援金の使い道

  1. 土地の購入             150万円
  2. 家屋の解体(家財の処分費を含める) 250万円
  3. 整地                100万円

 

※既に空家の持ち主の方よりご了承をいただいているため、プロジェクトを実行することが可能です。

 

第2段階以降,最終的な計画としては,お試し住宅を建て,移住希望者の方に一定期間住んでいただき,田舎の暮らしや農業体験を納得していただき,その後,移住・定住につなげていきたいと考えています。

 

プロジェクトに掛ける想い

 

 

コンシーデレ山手代表

久米南町神目地区自治連合会長

山手住民会理事長

山手土地改良区理事長

山本 祐一

 

 

山手地区はぶどうの産地であり,農業を仲立ちに,過疎地に移住・定住者を増やし,地区の活性化を図りたいと考えています。

 

ぜひ,このプロジェクトの成功のために,ご協力をお願いいたします。

 

JAつやま久米南ぶどう部会長

大山 正紀

 

 

私がぶどう農家になった2000年ころから,生産者の高齢化で荒廃畑が増えだし,「どないかせないかん。10年後は人よりイノシシの方が多くなるぞ。えらいこっちゃ」となりました。

 

ただ今,新規就農者を受け入れて産地復興の真っ最中ですが,畑があっても住む所がないのです。空家は少々ありますが,築60年から100年もたつと住めません。

 

今回のクラウドファンディングで,みなさまのご協力をいただきたくよろしくお願いいたします。

 

最後に

 

今回のプロジェクトが実現することにより、山手地区が元気になります。

 

 1. 移住・定住をしてくださる方が増えると地域に若い方や子どもの声がたくさん聞かれるようになる。

 

 2. 地域で,いろいろな行事やイベントを考えることが増える。

   そして,実行していくことで,人と人とのつながりがどんどん増える。

 

 3. 移住や定住に結びつかないことがあっても,山手地区を好きになってくれる人が増える。

 

 4. いろいろな考えの人が集まることで,その考えをもとにしながら,

   さらにいろいろな取り組みを考えていくことができる。

 

 5. その他にも,予想できないステキなできごとが起こるはず・・・。

 

この他にも・・・

小さな山手地区でも,ぶどうや野菜といった地域の魅力があります。久米南町の山手のぶどう,久米南町の山手の野菜といったように,山手地区が活性化すれば,元気が出れば,他の地域とも町を介して連携し,久米南町の〇〇のお米,久米南町の□□のモモといったふうに久米南町の地毎度も上がり,活性化につながります。

 

さらには,これまでさまざまな情報をいただきながら,ともに移住・定住の取組をすすめてきた県内の地域とも,「こんな取り組みをしたら,こんな感じになったよ」「ここがうまくいかないなあ。いっしょに考えてみてください」と,さらに次の段階の話もできてくると思います。

 

 

昨年度は,高校生と連携した取り組みもしました。

 

2021年11月に,津山市で開催された「県北のうまいもん大集合! うまいもん商店街」の中で,

高校生実行委員会独自の取り組みの一つとして,山手のシャインマスカットを使った「うまいもん」の開発することになりました。

http://www.npominken.jp/2021umaimon2/

 

その中で,コンシーデレ山手の取組や山手地区の様子を外から見ていただき,

「こんなことができるんじゃないかなあ」

「この課題は,こんなふうにしたら,きっと解決できるかも」

と,いっしょに考えながら,いっしょに取り組みを進めました。 

 

 

山手を好きになってくれる人,山手のことをちょこっといっしょに考えてくれる人,そして,いっしょに動いてくれる人・・・。

 

少子高齢化,過疎の山手地区でした。

 

しかし・・・,

 

今,山手地区のわたしたちにできる何かがあります。

 

いえ,今しかできないのです。

 

今まで住んできた山手地域のみんなが,地元「山手」の魅力を再確認できている「今」,

 

山手の若手世代のみんなが,地元「山手」の魅力を感じることができている「今」,

 

そして,新規就農者のみんなが,「山手」で働いている「今」,

 

山手に関わる人たちが,いっしょに何かできそうな,そんな「今」だからこそ,今回のプロジェクトを成功させたいのです。

 

今回の取り組みも,地域の一つのイベントとして,地域のみんなが一人一人ができることを探しながら取り組んでいきます。 

 

たくさんの方の力をお借りすることで,山手地区を元気にするための今回のプロジェクトにお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

 

岡山県久米郡久米南町山手 

コンシーデレ山手 山本祐一

 

 


※プロジェクト公開にあたり、「治部邸」様よりクラウドファンディングページへの掲載およびリターン設定の許諾をいただいております。

プロジェクト実行責任者:
山本祐一(コンシーデレ山手)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

コンシーデレ山手が,空家を整理,不要物の廃棄,家屋の解体,整地までをしたいと考えています。 ご支援金は,土地の購入:150万円、家屋の解体(家財の処分費を含める):250万円、整地:100万円、費用の一部に使用させていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は,自己資金およびにて補填します。万が一,自己資金でも確保できなかった場合は,プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小する等して対応します。そのため,返金はいたしかねます。

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リターン

3,000+システム利用料


感謝感謝のお手紙(メール)

感謝感謝のお手紙(メール)

お礼と進行状況の様子をお手紙(メール)でお知らせします。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

5,000+システム利用料


山手のお米 5kg

山手のお米 5kg

移住して来られた方が地元農家の指導を受けながらったお米です。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

3,000+システム利用料


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山手のお米 5kg

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10
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