日本遺産認定の出水麓武家屋敷群を活用した飲食店をオープンしたい

 

ご挨拶

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

昭和５１年１０月　出水麓武家屋敷群を国の重要伝統的建造物群への認定を目指して「武家屋敷保存会」が武家屋敷所有者９６名で発足し、平成7年12月26日に出水麓が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

 

平成10年4月12日には「出水麓街なみ保存会」と名称変更し、組織を改編し再出発しました。

 

平成21年4月から出水市公開武家屋敷の指定管理団体となり、案内人を置いて観光客に武家屋敷の案内業務を行なっています。また季節毎に雛人形飾り設置、子供の日子供甲冑体験、お盆夕涼み会、11月は甲冑行列を中心とした麓まつり（平成28年　15回目を最後に中断中）などのイベントを開催しています。

 

平成28年8月には特定非営利活動法人（NPO）出水麓街なみ保存会を設立し現在に至ります。

 

 

 

 

日本の江戸時代の生活を知り得る歴史的に重要な武家屋敷群であるため、建物や景観を維持し、国内外の後世へと伝え残していく必要がある、大変価値のある地区だと考えます。

 

しかし高齢化や過疎化が進み、空き家も増え、今後さらに空き家が増えていくことが予想される中、空き家を活用し地域が活性化される事により、地域の課題解決に繋がればと思い立ち上がりました。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

昭和50年代ごろまで、出水麓が日本でも最大級の武家屋敷群でありながら、文化財として守っていこうという住民の意識は低く、石垣や武家屋敷は朽ちていき壊されたりもしていました。このままでは重要な歴史的価値や景観が損なわれると危惧した出水市の、出水麓を「伝建地区」に登録したいという方針を受け、武家屋敷所有者96名が集まり発足いたしました。

 

その後、団体の献身的な活動や市、鹿児島大学による長い年月をかけた麓の調査・研究・申請の結果、平成7年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました

 

 

なぜ、レストランなのか？

 

出水麓は令和元年7月まで、用途指定が最も厳しい【第一種低層住居専用地区】だったため、商業施設が建てられず、食事や休憩のできるお店や、お土産販売のお店も建てる事ができませんでした。

 

地元や観光客の方々からの「周遊した後に、休憩できる食堂や土産物が買えるお店は無いのか？」との声を解消するべく、出水市が3年の準備期間を経て令和2年8月、麓の用途指定を4段階下げ、商業施設が建築可能な「第一種住居地区」への変更を行いました。

 

しかし。。。

 

コロナウイルス感染症が蔓延し始めた年でもあった為、観光客は激減。現在未だに食事が提供できるお店などの商業施設は出来ておりません。

 

そこで、観光施設である2つの公開武家屋敷や出水麓歴史館のそばにあり、武家屋敷群観光の中心地でもあり、限定公開武家屋敷でもある【三原邸】を飲食店にする事で、地元の方々へ楽しみを。コロナを乗り越えたその先に、足を運んで下さった方々がゆっくりと休憩しながら食事を楽しみ、出水の素晴らしさを受け取って頂ける場所を創りたい。

 

そんな思いから飲食店の開業を目指しました。

 

 

 

 

プロジェクトの内容

 

 限定公開武家屋敷の【三原邸】の台所部分を厨房へ、その隣の限定公開中の部屋の一部を改装することで、武家屋敷の空間を体験しながら食事が出来るレストランとしてオープンします。

 

 

 

鹿児島県出水市産の豊富な食材をふんだんに使用した、【鹿児島パスタ】や【出水チキンカレー】【鹿児島ジューシーハンバーグ】、こだわりの焙煎コーヒーや季節のドリンクやデザート等をを提供する事で、出水の「美味しい！楽しい！」を体験して頂きます。

 

 

 

 

地元出水の方はもちろん、観光で足を運んで下さった方々にもご来店頂きたいです。

 

地元の方には「自分たちの住む街ってこんなに素晴らしいんだ」と再発見・再認識して頂く。

 

観光でお越しの方には「残したい街・また戻ってきたい場所」と思ってもらう。

 

県内外の人と人。人と街を繋ぐきっかけになる空間を目指しています。

 

 

 

 

 

 

クラウドファンディングに挑戦する理由

 

NPOである出水麓街なみ保存会は、二つの武家屋敷の指定管理団体として市からの費用で武家屋敷の運営を行なっていますが、自主事業の財源としては会費と市の委託販売をしている入館料の売り上げの一部の手数料のみという厳しい状況ではあります。

 

そんな状況下でもクラウドファンディングを利用する事で、資金の調達のみでなくサイトを見て頂いた方々、ご支援を検討頂いている方々に、出水市や出水麓武家屋敷群の歴史や現状の素晴らしさ、気付いて居なかった溢れんばかりの魅力を知って頂ける良い機会になると考えました。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

通常のレストラン営業だけでは無く出水市に足を運んで頂いた方々の休憩スペース等文化交流の場所としてや、新たな出水市の特産品の開発を行う拠点として等、多方面に活用出来る場所にして行きます。

 

日本最大級の武家屋敷群ですが、まだまだ知名度が低いため、レストランを拠点として出水市の観光案内、情報発信の場として活用すると同時に、観光客のみではなく情報交換の場として地元のお客様にも来店頂いて麓や出水市を盛り上げていきたいと考えています。

 

地元の皆様も気軽に来店して頂き情報交換やアドバイスを頂ける場所とし、地元住民の方々と連携して運営を行い、皆が共に楽しめる様なイベントを開催したいです。

 

出水麓武家屋敷群は後世に残すべき重要な建造物や価値・景観を持ち合わせております。がしかし昨今の状況も加え、このままでは現状の維持・保全を行っていく事は年々難しくなっていくでしょう。

 

今後も鹿児島県や出水市、地元住民の方々の活気や笑顔を守る為、出水麓武家屋敷群の維持・保全や魅力の発信のために、皆様のご支援、ご協力をお願いしたいと思います。

 

そして、いつか出水麓部家屋敷群に足を運んでいただき是非この街と人の素晴らしさを体験して頂ければと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。