シリア国境に近い、トルコ南東部のシャンルウルファ県。2011年に勃発し、現在も収束の気配がないシリア危機を受け、多くの難民がここに逃れています。

AAR Japan[難民を助ける会]は祖国に戻る見通しが立たないシリア難民のために、コミュニティセンターを運営しています。

2015年9月2日に行われた2つ目のコミュニティセンターの開所式の様子をお伝えします。

 

開会のあいさつを述べるAAR理事長の長有紀枝

 

開所式には、シャンルウルファ県副知事のウフク氏をはじめとする行政関係者、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、NGO関係者などの来賓の方々、およびコミュニティセンターを利用するシリア人、トルコ人の方々、約40人が出席して下さいました。まず、当会理事長の長有紀枝が開会のスピーチを行い、トルコ政府とシャンルウルファ県政府に感謝の意を表明しました。トルコは2011年にシリア危機が始まって以降、多くのシリア難民を受け入れ多大な支援を提供してます。また、AARの活動にも理解を示し、積極的にサポートしてくれています。続いて長は、シリア難民の方々が避難先で直面している言葉の壁や孤独感などの困難に触れ、コミュニティセンターが彼らや地域の方々の支えになれば、と述べました。

 

コミュニティセンター利用者を代表して挨拶してくれた、16歳のシリア人女性

 

長とシャンルウルファ県行政関係者に続いてスピーチをしてくれたのは、センターを利用している16歳のシリア人女性です。「コミュニティセンターでは、トルコでの生活に欠かせないトルコ語や、国際語である英語を学ぶことができます。シリア人を代表して、日本の皆さんやAARにとても感謝していることを伝えたいです」と話してくれました。

 

アラビア語の歌を披露するシリアとトルコの子どもたち

 

セレモニーの最後を飾ったのは、子どもたちが歌うシリアの音楽です。シリア人の子どもと地域に住むトルコ人の子どもが元気いっぱいアラビア語の歌を合唱しました。練習を重ねてきた成果が発表でき、歌う子どもたちもとても楽しかったようです。また、トルコ人の子どもからは、「アラビア語で歌をうたうって、すごく楽しい!」という嬉しい感想も聞きました。今後もコミュニティセンターで、シリア人とトルコ人の交流を促すきっかけをもっと作っていきたいと思います。

 

コミュニティセンターでの活動を継続していくために、引き続き、どうか皆さまのご協力をお願いいたします。

新着情報一覧へ