支援総額
目標金額 2,060,000円
- 支援者
- 85人
- 募集終了日
- 2022年5月31日
活動報告:事実質問を使った対話をする意味
現在ジンバブエで事業マネージャーをしております、
高橋です。
(サウィラマカンデ小学校で授業に使われている教室の一つ)
今回は4月半ばから学校開発支援に取り組んでいる
西マショナランド州ニャミニャミ地区を
訪問した際のご報告をさせていただきます。
私たちは、学校開発委員会の方々と話をする際に、
以下のことに注意をして会話する努力をしています。
1.ADRAの事業の話をしない
2.相手への敬意を示すことを忘れない
3.事実質問を使いつつ、尋問になるような会話はしない
現在Ready Forで実施しているクラウドファンディングでも
ご紹介している、私たちの現場での取り組みの一幕となりますので、
今日は、このときの学校開発委員会の
メンバーとの会話をご紹介させていただきます。
(学校開発委員会のメンバーに聞き込みをするADRAスタッフ)
学校開発委員会のメンバー(SDC)が自己紹介をした後…
高橋:さっきは自己紹介をするまえに質問をしちゃって失礼しました。
私はADRAから来たMutsumiと言います。
カリバ(ニャミニャミ地区がある地域)に来るのは
今回が初めてなんです。
今日はこのコミュニティや学校のことを知りたいと思って、
良かったらいくつか質問させてほしいのですが。
(学校が始まった経緯や先生たちの話を聞いた後、
少し雰囲気が和やかになる)
高橋:さっきの話で今週月曜日に保護者とMTGを
したって言ってましたよね~
校長:はい
高橋:保護者は何人集まったんですか?
校長:…何人かな…記録あったよね?
(学校開発委員会の書記メンバーに聞いて、
彼が記録を取りにいく)
書記:(記録を見ながら)105人ですね。
高橋・フィールドオフィサー:105人も集まったんですね!
(全校生徒は約450人なので、約4人に1人が参加したことになる)
高橋:保護者とはどんな話をしたのですか?
SDC:1年目・2年目に校舎を建てて、特別学級をしたり、
収入向上活動をしたりするADRAの活動について説明しました
(フィールドオフィサーが前の週に来てプロジェクト
1~3年目の内容を学校開発委員会に説明していた)
高橋:……なるほど~それ以外に何か話しました?
SDC:校舎建設に必要なリソース(水や砂利など)集めのお願いを
保護者たちにしました。すでに集まり始めています。
高橋:なるほど、なるほど…ADRAの事業以外の話はしましたか?
SDC:してないですね。もともとそのために
保護者に来てもらったミーティングだったので。
高橋:あ~そうだったんですね~月曜日の前は
いつミーティングをしたか覚えていますか?
SDC:4月28日ですね~ちょうどADRAのフィールドスタッフが話にくるまで学校開発委員会メンバーでミーティングをしていました。
高橋:へえ~その時は何を話し合ったんですか?
SDC:向こうにある建設中の校舎について、どう進めていくか話し合いました。
高橋:そうなんですね~ちなみにその前だと、いつMTGありましたか?
SDC:4月14日ですね
高橋:その時は何を話し合ったんですか?
SDC:28日と一緒で、建設中の校舎についてですね。
高橋:なるほど~その時、何か合意して決めたことはありますか?
SDC:校舎建設のモニタリングの当番を決めました。
高橋:モニタリングというと?
SDC:建設作業員が来て作業をするときは、学校開発委員会の誰かが監督しておく必要があります。なので、何曜日に誰が来るかを決めました。
高橋:へえ~じゃあ例えば今週の月曜の当番は誰だったんですか?
SDC:書記です。(本人もすぐ手を挙げる)
高橋:そうなんですね~昨日の当番は?
SDC:議長ですね。(即答)
高橋:今日は建設作業やってないみたいだけど、もう終わったんですか?
SDC:今日はやってないですね。
建設作業員に払えるお金や資材購入のお金がないから、
毎日作業するわけじゃないんですよ。
高橋:なるほどなるほど。そうなんですね~
いや、聞いていると、隔週くらいで学校開発委員会の
ミーティングを開いているみたいですが、ルールとかあるんですか?
SDC:…いや、特にないね…最近ミーティングがあったのは、
校舎建設の作業を進める必要があったからで…
高橋:あ~なるほどね~じゃあ、日々の学校開発委員会の
管理のルールなどを決めた規約なんかはあるんですか?
SDC:ありますよ…でも、古いやつだから
今新しくしようとしてるんですよ。
行政から学校開発委員会向けのワークショップを
するといわれていて、それを受けてから更新しようと思っているので…
高橋:あ~そうなんですね~じゃあ、まあ新しいのができるまでは古いのに従う感じですか?
SDC:そうですね~
高橋:その古い規約は書き記したものはあるんですか?
校長:……うちにありますよ……でも1枚紙の簡単なものだけどね…
高橋:あ~そうなんですね。(それまでずっと静かにしていた学校開発委員会議長に向かって)ところで、議長さんは今までにその規約見たことあります?
議長: はい…(とても小さい声で気まずそうに)
高橋:あ~そうなんですね~よくわかりました。ありがとうございました。そしたらここから学校の建物とか案内してもらってもいいですか?~
(学校開発委員会メンバーとの会話ででてきた建設中の校舎。資金が足りておらず、お金が集まったらその分だけ進める、という形で建設が進んでいる。)
この会話を見て、皆さまはどのような印象を受けたでしょうか?
私たちはこれから3年間で、学校開発委員会や
地域住民たちとパートナーシップ関係を構築して
いきたいと思っています。
そのためには用意された事業を持ち込む形で
開始するのではなく、事実質問をベースとした
会話を続けることで、パートナーとして事業を
共に実施していく、というところを目指しています。
今回私が訪問をする中で嬉しかったのは、
私が学校開発委員会に事実質問を使う中で、
それを聞いていたフィールドスタッフも同様に
事実質問を使うようになってきていることです。
私たちADRA Japanのスタッフが事業地に
出張できる回数は限られています。
最も学校との対話を行うのはADRA Zimbabweの
フィールドスタッフたちであり、彼らがこうした
事業の在り方を理解し、実施していけるように
なることがとても重要となります。
私自身もまだまだ事実質問を使った対話が
できるように励んでいるところですが、
これからも引き続きフィールドチームのスタッフと
ともに学校との丁寧な対話を続けてまいります。
皆さまのご理解と温かいご支援に心より感謝申し上げます。
リターン
5,000円+システム利用料
①5,000円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
- 支援者
- 46人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
5,000円+システム利用料
②報告会コース!オンライン報告会にご招待いたします
●本事業のオンライン活動報告会にご招待いたします!
※2022年8月に実施予定です。詳細は2022年7月上旬までにご連絡いたします。
また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
※本コースは税制優遇の対象ではありません。
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
10,000円+システム利用料
③10,000円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
- 支援者
- 27人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
20,000円+システム利用料
④映画「Poverty Inc~あなたの寄付の不都合な真実~」上映付き座談会コース!オンライン座談会にご招待いたします
●映画上映付き座談会にご招待いたします!
上映映画は『Poverty Inc~あなたの寄付の不都合な真実~』を予定しています。
※2022年8月に実施予定です。詳細は2022年7月上旬までにご連絡いたします。
また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
※本コースは税制優遇の対象ではありません。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 98
- 発送完了予定月
- 2022年9月
30,000円+システム利用料
⑤3万円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
✿報告会や座談会へのご参加は、②・④のリターンを別途ご購入いただけますようお願いいたします。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
50,000円+システム利用料
⑥5万円応援!|全額寄付コース【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
✿報告会や座談会へのご参加は、②・④のリターンを別途ご購入いただけますようお願いいたします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
100,000円+システム利用料
⑦10万円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】※現地からのポストカードが届きます
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
●現地の子どもたちが感謝を込めてお名前を書いたポストカードをお届けします(6月~7月にジンバブエより発送予定)
✿報告会や座談会へのご参加は、②・④のリターンを別途ご購入いただけますようお願いいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
300,000円+システム利用料
⑧30万円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】※現地からのポストカードが届きます
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下3つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
●現地の子どもたちが感謝を込めてお名前を書いたポストカードをお届けします(6月~7月にジンバブエより発送予定)
✿報告会や座談会へのご参加は、②・④のリターンを別途ご購入いただけますようお願いいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
500,000円+システム利用料
⑨50万円応援!全額寄付コース【寄付金控除対象】※現地からのポストカードが届きます
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付金控除に使える領収証を発行をいたします。また、以下4つのお礼をお届けいたします。
●心を込めたサンクスメール
●ADRAのメールマガジン(6月号から)
●活動内容を伝えるニュースレター(9月号から)
●現地の子どもたちが感謝を込めてお名前を書いたポストカードをお届けします(6月~7月にジンバブエより発送予定)
✿報告会や座談会へのご参加は、②・④のリターンを別途ご購入いただけますようお願いいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月