みなさんこんにちは!
残すところあと2日となりました。


本日はラストスパートの応援ということで、AfriMedicoがまさに生まれる過程を見守りご指導をいただいた、グロービス経営大学院教員の山中礼二氏からの温かい応援メッセージをいただきましたのでご紹介いたします。

 

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■AfriMedico代表理事町井との出会い
町井さんとの出会いは、グロービスで彼女のプレゼンテーションを聞いたのが最初です。アフリカで子どもを救えなかった痛切な思いをもってグロービスにきている人がいる、そのときの悔しさにに対して日本ならではのやり方で変えようとしているところが素晴らしいと感動しました。その後、ビジネスプランを作り上げ、事業の立ち上げに向けて目途をつける、というグロービスの研究プロジェクトで、彼女が率いるメンバーを6ヶ月間指導しました。これはなかなか苦労しまして、試行錯誤を繰り返す中で一回ゼロベースで考えよう、としたこともありました。教員は言うだけなのでひどいですよね(笑) あまりにも僕の要求が厳しかったので、町井さんは他の科目の単位や仕事との両立が大変だったでしょう。。(苦笑) 僕自身もそのプロセスから学ぶことがありました。僕はロジカルに考えた末のプランでないと納得がいかなかったのですが、実際にメンバーが一回ゼロベースに戻して100個以上のアイデアを出して、その中から一つを選んだときにはロジックだけでなくパッションが大事だ、ということに気づいたんです。


途上国では未知のことがあまりにも多いので、ロジックが完璧に詰まっていなくても、パッションを重視してまずは飛び込むほうが正しい、という考え方もありますが、町井さんたちのケースは、これを身をもって体験した時でした。
 

 

■AfriMedicoへの期待
僕からの期待は2つあります。

 

一つめは、『世界に対するソーシャルインパクト』を出してほしい。
いまAfriMedicoが目指しているのはタンザニアの医療への貢献ということですが、これが成功すれば、タンザニアだけに留まらず、アフリカ全体、ひょっとしたら世界全体の医療環境の改善へ貢献する、日本ならではの切り口が見つかるかもしれない。


それをぜひ見つけて、広げてほしい。

 

二つめの期待は、『プロボノの方々が力を注いで世界を変える事例』を作ってもらいたい

 

AfriMedicoの一つの特徴として、専従では無い、それぞれお仕事をもつ方々(プロボノ)が強くバックアップしている点が挙げられる。こういった事例はなかなかないので、そういう関わり方のすばらしさや楽しさを発信してもらいたい。そんな風に思いますね。世界に貢献する日本の非営利組織において、プロボノがここまで力を尽くし、人の命を沢山救えるところまで活動を持っていけるかもしれない、これは本当にわくわくする事例だと思う。そういう事例を作ってほしい。

 

■メッセージ
AfriMedicoは今、ものすごいハードルの高いチャレンジに向き合っていると思う。


日本の江戸時代に行われてきたビジネスが本当にアフリカで回るのか、やってみないとわからない。お金がちゃんと回るのかもまだまだ検証が必要で、日本や現地の都市で調達した薬を農村部に配置して、収益が生まれるのかもわからない。


わからないことだらけだけど、その多数のわからないを「分かる」に変えることができれば、ものすごいインパクトを世界の医療に与える可能性がある


日本から、タンザニアだけでなくアフリカの他の国、町井さんがもともと痛切な思いを持ったニジェールにも展開できるかもしれない。そう考えると、これは超ド級のソーシャルベンチャーだと思う。


ただ、その社会へのものすごいインパクトは現時点では未検証の部分が多いので、なかなか普通のお金、例えば財団や政府といったところからも、資金を得るのがたぶん難しいでしょう。 


超ド級ソーシャルベンチャーのそういう時期を支えるのは、クラウドファンディングなどの温かい善意です。


そういったまわりの支えてくれる人の熱い思いを結集して、高いハードルを乗り越えたい。そういう思いがありますね。
 

 


【プロフィール】
山中礼二氏

グロ―ビス経営大学院教員、インパクト投資家
キヤノン株式会社で新規事業の企画・戦略的提携に携わった後、2000年にグロービスに参加。グロービス・キャピタル・パートナーズでサービス分野、メディア・コンテンツ分野、及びヘルスケア分野の投資を担当。その後、医療ベンチャーのヘルス・ソリューション(専務取締役COO)、エス・エム・エス(事業開発)を経て、グロービス経営大学院の専任教員。2015年から、一般財団法人KIBOWのインパクト・インベストメント・チームのディレクターとして、社会起業家への投資を行っている。

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