支援者の皆様

 

先日前半の研修の様子をリンクを張った報告書を通じて送らせていただきましたが、今回は、研修の中盤から終了時、そして駆け足にはなりましたが、研修生が地元に戻ってそれぞれの組合メンバーに教えているところの確認もしてきましたので併せて報告させていただきます。

 

1.研修期間中下旬の実施内容

● ランチョンマットサイズの織りの実践

機材のセットアップ、経糸のかけ方、織の基本をまずはティーマットサイズのマットを織って学びましたが、次は、ランチョンマットサイズ(35cm×45cm)を織っていきました。織る際、デザインのラインがまっすぐに織られかつ縦横の長さが揃うよう、定規を使い丁寧に織るよう指導をしていきました。

 

● 自然染色繊維(ターメリック、ユーカリーの葉)の活用

前半に玉ねぎの皮や紅茶を使った染色方法を実践しましたが、やはり入手しやすいターメリックやユーカリの葉を使った染色も実践し、黄色や鉄媒染によるカーキー色などを出していきました。

 

● 短いバナナ繊維くずを活用した糸づくりとマットの制作

 ティーマット及びランチョンマットを織り機で織り進めていく中で、使われなかった短いバナナの繊維くずの山ができていました。これを見て、今回指導いただいた染織家の稲垣有里さんが、これはもったいない、しかもいろいろな色で染まっているし、何か活用できないかと考えていた折、思いついたのが、これを小さな束にして櫛のような役割を果たすハンドカーダーで繊維を揃え、そのあと糸車で紡ぎ糸にして織物づくりに活用するというものでした。この繊維くずを「もじゃもじゃ糸」と名付けました。研修中、研修生に「もじゃもじゃ」を紡いで織ったら高く売れるよとはっぱをかけて、くずで服が汚れるとか埃っぽいと嫌がっていた研修生をやる気にさせてマット制作を進めました。(彼女たちもMojyamojyaと呼び親しみました!)

結果は、想像以上の出来具合。繊維を紡がないで織ったマットとは全く違う独特の風合いかつ足を置くと気持ちがよいマットができました!研修生もできたものを見て、ようやく納得がいった様子で、しかもこの実践ですべての機材の使い方をしっかり学ぶことができました。

 

 

 

 

 

2.終了時の様子

 1回の整経で約4枚ほどのマットが出来上がっていましたが、それを研修生それぞれが3回ほど繰り返しました。最初は、先生が逐一指導しないと難しかったものの、これを繰り返すことで最後は自分たちで整経ができるようになりました。

 織ったマットは1枚ずつ端をくくり縫いをして仕上げていきました。最後にこれまでに出来上がったすべてのマットをそれぞれの研修生が披露して講評を行い、機材の維持管理の仕方を学習して終了しました。

 

 

 

 

3.フォローアップ訪問

研修終了後、週明けの1.5日間の駆け足で3つの組合回りをし、トレーナーとなった研修生が、自分たちの組合の女性たちに技術を教えるのを確認しました。また、彼女たちが技学んだ技術を忘れず継続した生産活動ができるよう、さっそくいくつかのデザインマットの発注を行いました。

 

 

4.今後の展開

それぞれの組合にオーダーした商品(コースター、ランチョンマット、足置きマットなど)を外国人訪問者等をターゲットに国内販売していきながら、日本やアメリカなどの国際市場への販売に向けて製品の完成度を上げていき、継続した生産活動ができるよう販路開拓を図っていきます。

 

ルワンダにバナナ繊維を活かした織の文化が根付くよう生産者共々頑張っていきます。引き続き皆さんの応援をよろしくお願いいたします!

 

本件に関するお問い合わせは、ubuntuearth@gmail.comまでお願いいたします。

 

三戸優理

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