「今度は出るからね！」

　負けるのが嫌で、去年は大会にはでなかったK君。

チラシを配布した途端、『今年は俺、出るからね！』と決意表明。

クラウドファンディングに投稿している画像の中にいるM君と学校で同じ将棋部だそうです。「この間対戦したら、おれのほうが強かった！」と嬉しそうに伝えてくれました。

　実は、陰性であるにも関わらず、彼は、貰い濃厚接触者の疑いで数日間家にいなかればならなかったのです。住宅格差という言葉がありますが、彼のお家は庭などないアパートです。

　心配でお家に将棋盤を届けましたら、閉じ込められていた時間なんと！彼は将棋を指して研究していたのです！

　「学校に行ったら友達はなんていうかな？」と心配していた彼でしたが、誰も欠席の理由を聞く子はいなかったそうです。きっと先生方のご指導があったのでしょうねえ。

　一人ひとりがそれぞれドラマを抱えながら集まっています。震災から１０年経ちました。２０１４年瓦礫の中で始めた「石巻地区子ども将棋大会」を今年も応援宜しくおねがいします。