【コラム】子どもたちと音楽

ページをご覧いただきありがとうございます。
ここでは、日比谷音楽祭が目指すことのひとつである「子どもたちの音楽の芽を育てる」取組みについてお話しさせていただきます。

 

- - - - - - - - - 

 

日比谷音楽祭の目指す「ボーダーレス」を実現するために、大人から子どもまで、親子孫3世代が楽しめるステージコンテンツはもちろん、子どもたちが音楽に触れ、それぞれの持つ「音楽の芽」を育むことができるようにという願いから、子どもたちに本物の音楽体験を届けるさまざまな取り組みを行ってきました。

 

 

これまで行ってきた取り組みについてご紹介させていただきます。
 

◎Music for Childrenー子どもたちをYAONステージ（日比谷公園大音楽堂）のライブにご招待

 

日比谷音楽祭では、東京都内の児童福祉施設、児童養護施設を利用している子どもたちを2019年の初年度開催時より毎年、YAONステージ（日比谷公園大音楽堂）のライブにご招待しています。

 

普段はなかなかコンサートに出かけることがないという子どもたちが生のライブ体験をする機会の創出、そこで刺激された感性がそれぞれの持つ「音楽の芽」を育んでくれたらと願っています。

 

◎子ども向け・子どもも楽しめるワークショップの実施

 

日比谷音楽祭では、さまざまな子ども向けワークショップを実施しています。例としてその中からいくつかをご紹介します。

 

2019年は、和楽器グループ龍声〜Ryusei〜による事前ワークショップでお箏を練習し、本番当日は龍声〜Ryusei〜のみなさんと一緒にステージに立ち、「さくら」を披露していただきました。

2021年は、GAKU-MCさんをゲストに迎え行われた、ゲーム機を使って音楽を制作する子ども向けのワークショップを実施。

 

2022年は、日比谷音楽祭2022のステージでのアーティストのライブパフォーマンスを、ワークショップの参加者である子どもたちが、カメラマンやスイッチャーなどのスタッフとして、撮影/ディレクションを行い、映像を制作。その映像を「撮って出し」で、その日の音楽祭のライブ配信チャンネルにて配信するという企画を実施しました。プロの仕事を子どもたちが本番で実際に体験する機会となりました。また、大宮エリーさんによるワークショップでは、ミュージシャンの演奏する音を聴きながら大きなキャンバスに子どもたちが音のイメージを自由に描き、みんなでひとつの絵を完成させました。

 

その他にも、《聞かせ屋。けいたろう》の絵本の読み聞かせライブなど、大人も子どもも楽しめるコンテンツをお届けしております。