湘南海岸、三浦半島、房総半島で打ち上るウミガメの死因調査をしているNPO法人エバーラスティングネイチャーで話をうかがうと、打ち上るウミガメの死体を解剖すると、多かれ少なかれ必ずプラスチックゴミが胃や腸から摘出されるという。クラゲと間違ってプラスチックゴミを誤食するという話もありますが、クラゲを好んで食べるのはタイマイという種類とのことで、普通のウミガメは、おそらく海藻の破片と間違えて食べてしまったのではないでしょうか? けっしてこのプラスチックゴミが胃や腸につまって死んだということではないらしいのですが、このことでウミガメも相当弱っていたことは間違いないでしょう。

先日、見せていただいたウミガメの胃腸内容物のサンプルには、湘南海岸に打ち上った体重およそ80キロのアオウミガメからは、スーパーのかご一杯ほどのプラスチックゴミでした。コンビニの袋、お菓子の包み、ロープの破片、黒いプラスチック袋の破片など。

おそらく私たちのカラダにも、すでに食べ物を通じてプラスチックゴミが体内に少しずつ入ってきているのではないかと海外からの警鐘が聞こえてきています。私たちのニッポンでは、まだのんきに構えているせいか、危機感を感じていない人たちがほとんどです。しかし、実際には事態はかなり深刻です。

私たちが気づかずに使っている歯磨き粉や洗顔料の中の一部には、歯を白くしたり、毛穴の汚れを取るために、1ミリ以下の小さなプラスチックの粒が入れられている製品もあります。マイクロプラスチックと呼ばれ、オーストラリアやニュージーランドではこの存在を大きな問題としてとらえています。このマイクロプラスチックが、生活排水から川に流れ、海に流出して、海のサカナたちが食べているのです。そのサカナを私たちが食べる。鳥もプラスチックを誤飲しています。森のイノシシやシカも、ハンターたちの話では解体すると、プラスチックゴミが胃や腸から出てくるという話です。おそらく、私たちを取り巻く環境に、すでにかなりの量のプラスチックゴミが蔓延していると思われます。

はたして、このままでいいのでしょうか?

私たちは、子どもたちと一緒にこの問題に対峙し、解決の糸口を一緒に考え、実行していきます。

みなさまのご支援をよろしくお願いします。

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