カンコン村の学校が再開されました。

　支援者の皆さまへ（報告）

 

　ミャンマーの国内情勢がますます混沌としています。

　民主化勢力により樹立された国民統一政府（NUG）は今年9月7日、国軍に対する攻撃開始（D-Day）を宣言しました。それ以降、武器を手にした市民や学生による銃撃や爆破などの紛争がさらに頻発しています。

　一方、新型コロナウイルスの感染者は毎日1000人前後発表されており累計感染者は50万人、死者は約2万人に達しています。Covaxによるワクチン供給はまだ行われていません。感染対策として実施されている集会禁止措置及び夜間外出禁止令が現在も続いています。

　邦人のミャンマーへの渡航は２０２０年３月から、商用旅客航空便の着陸及び陸路での外国人の出入国も禁止されており不可能な状況です。

　

　現地スタッフのスノウさんから村の学校の様子の報告とともに、現地写真が送られてきました。浄水施設を建設した村の学校は昨年4月から閉鎖されていましたが、ようやく先週から一部授業が開始されました。

　

　浄化された水は小さなタンクに移し替えられ学生たちの飲み水として使用されています。既設の貯蔵タンクに亀裂が生じたが補修されたようです。殺菌タンクの基礎は写真のように草が生えている状況で雨天には滑りやすくなっているなど改良が必要なようです。

　現在、日本からミャンマーに安全に送金するのが困難な状況ですが、小切手を郵送することで現地の銀行口座から引き出すことを検討中です。