産前産後のママに。継続ケアの選択肢を広げ、“My助産師”育成を

産前産後のママに。継続ケアの選択肢を広げ、“My助産師”育成を

支援総額

4,609,000

目標金額 1,500,000円

支援者
254人
募集終了日
2020年5月22日

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2020年04月17日 11:34

応援メッセージ vol.3:助産師 小森 彩加さん

みなさまのご支援をいただき、もうすぐ300万円に到達するところまできています。多くの励ましの中で、募集期間も折り返し地点です。


本日は、助産師の小森彩加さんからメッセージをいただきました。ご紹介させていただきます。

 

 

 

助産師ステーションが叶える”これから”

 

こんにちは。助産師の小森彩加と申します。宮川さんが描く道を、私なりの想いを込めて応援すべく投稿させていただきます。(注※長文です。ゆっくりできるときに読んでいただけると嬉しいです。)


いま私は助産師として産科医院での勤務、京都市の訪問指導員(赤ちゃん訪問、プレママ訪問)、助産師会館でのマタニティ・産後ヨガインストラクター、そして、まある助産院の自宅分娩アシスタントをさせてもらっています。

 

数年前、病院での毎日の緊張感に疲れていた私はひょんなきっかけで宮川さんと出逢いました。それから幸運にも研修をさせてもらうことになり、最初に同行した妊婦検診でそれまでの傷が癒えていく感覚を覚えました。

 

それは空気の澄んだ秋晴れの、御自宅での妊婦検診。

 

暖かいから縁側でしましょうか、ということになり、陽のあたる気持ちのいい縁側に座布団を並べて検診が始まりました。眩しいでしょう、とお母様が麦わら帽子を持ってきてくださってありがたやと皆でかぶります。体調や生活の変化などを話し胎児の状態を確認し、あははと笑いあい、穏やかな時間。これが妊婦検診!なんと楽しい!と私は静かに心震わせていたのでした。

 

それからは妊婦検診や自宅出産に同行させてもらう度にいろいろな選択を経て繋がったご家族にお会いし、それぞれに異なる人生観やお産観に触れ、彼らに影響を受け楽しんでいる自分に気がつきました。


そして、可能な限り彼らの思いを尊重したいと猛烈に走り回る宮川さんの姿をずっと見て参りました。

 


◇◇◇◇◇◇◇大切にしている言葉たち◇◇◇◇◇◇


 ある日。陣痛が始まったと連絡を受け向かう車内で、「赤ちゃんが問題なく生まれたら、すぐにおめでとうと言わないでね」と宮川さん。


なぜ???とハテナな私に、お母さんと赤ちゃんが出逢い触れる瞬間を大事にしたい。二度とない瞬間を、私たちの言葉で邪魔することなく味わって欲しい。と。
のちに観た映画(『オーガズミックバース』)では、この瞬間にふたりは「恋に落ち」、愛情ホルモンや幸福ホルモンと呼ばれるオキシトシンが人生で最も多く母の体内から湧き出るそう。このオキシトシンは産後に母乳を出したり、子宮が元の大きさに戻ることを促す役割を持っています。身体は何も言わずとも、流れが上手くいくように用意してくれているのです。

 

 また、あるお産のあとの振り返り会。アシスタント同士がどう動けば良かったか、反省点などを話し合い宮川さんに意見を求めると、

 

その場にいる全員が安心できていることが大切」「自分が準備しておいた方が安心なら、準備しておいたらいいよ

と。

 

出産は病気ではないけれど、母子ともに命をかけた大仕事です。あれやこれやと頭で考えてあたふたとしていることの多い私にとって、この言葉はすーっと心に染み渡りました。

 

産婦さん、御主人、上のお子さん、ご家族、医療者、その場に居合わせた「みんな」が「安心」しながらこの場に居られること。「安心」しているからこそ冷静に対応できるし、「安全」も確保できる。お産はリラックスが大事、というのは、産む本人だけのことではないのだと思います。

 

そんな命をかけた場でどうすれば皆がリラックスできるのか。

 

陣痛という未知の世界との対峙。自分の落ち着ける場所で、信頼する人と一緒にいること。深い呼吸。信じること。状況を冷静にみながら「大丈夫」と言ってくれる人がいること。。。。

 

そしてあまり考慮されていないと思うのが、医療者側のリラックス。宮川さんは私にとって大先輩、空気を変えたくないと遠慮したり緊張し萎縮することがありました。
そんな私に、「あうんの呼吸で動けるのが理想でも、そうなるまではコミュニケーションをしていくしかないんだよ」と。


当たり前に聞こえますが、この言葉は、もっとシンプルに考え行動していいんだ。と考え方を変えてくれる優しいギフトでした。

 


「その人にとっての正常を知っているからこそ、異常に傾いた時に気がつくことができる」


継続ケアの重要性はここにもあります。


継続して関わることでひとりの人間をより深く知ることができ、必要な支援や時期がわかるようになるのです。身体や生活様式同様、お産は本当に人それぞれ。助産師はその方が持っている力を最大限引き出せるよう環境や諸々を整えます。


自由にしていいですよ、と言われた妊婦さんやご家族から出てくるアイディアは、それはもう自由です。


ホームである家でのお産は、これが顕著だと思います。自宅出産につかせてもらう度に、自分の中で固まってきていた助産観という「形」が壊され広がっていく感覚に、私はぴりりと背筋を正されます。また、あるものでどうすれば最適となるか工夫し試行錯誤する楽しさも発見しました。


私は驚くほどカラフルな経験や学びをさせてくれる助産師という役割に出逢えたことに感謝をするようになっていました。

 


○○○○○○○○未来を創るのは子どもたち○○○○○○○○


 妊婦検診に同行させてもらっていると、「今心配なことはないです」と楽しいお喋りだけで終わる回が少なからずあることに気がつきます。


最初は聞きたいことが山のようにあっても、悩みをいつでも聞けて不安が減った妊婦さんは、身体の声により耳を傾けるようになり、変化に対しても自分で答えを見つけていくようになる印象を受けています。こんな変化があったのだけれど、これがあったからだと思います、なんて朗らかに話してくれる妊婦さん。宮川さんは愛おしそうに「うん、そうだね」と聴かれています。


助産師の役割ってなんとなくお母さんと似ている要素があるのかもしれません。


不安で迷っている時期、必要とされる時にはしっかりと寄り添い安心の基地となる。守られ大事にされた経験が原動力となり、各自のぺースで自らの人生を歩んでいく。
自分の選択を応援してくれる人がいるということは、生きる勇気をもらうことなんだと感じています。

 

 病院の外に出た私は、地域にはもっと助産師にできることがある!と感じ、赤ちゃん訪問などで生活の中に入り多くの妊婦さんやお母さんたちに出逢いました。


そこで「こんなことで悩んでいるの私だけ?」「このやり方で間違っていないかな?」「みんなはどうしているの?」等、


様々な思いを抱えどこに持って行けばいいかわからず困惑している方にもたくさんお会いしました。

 

妊婦健診は流れ作業のようで気になっていることが聞けない、担当も毎回違う人、入院日数は短くなり退院後に聞きたいことがたくさん、助産師ってどこにいるのか何をしてくれるのかわからない。。。


気になる事はすぐにネットで調べられるけれど、情報が多すぎて今度はどれを信じていいのかわからず不安になる。

 

背景を見れば、現状の声は全く当たり前のものでした。

 

そんな彼女ら、彼ら家族を支援したい、親となる道のりを伴走したい、そのために助産師がここにいます!宮川さんの眼差しは真っ直ぐで、熱を帯びています。そして関わった方々は今度は、宮川さんを支援するべく、集まっています。


意志のあるところに人が集まり道が開けるのです。


 助産師ステーションができれば、まず出産場所の選択肢が増えます。my助産師制度が広まり、助産師も選ぶことができるようになれば、病院、助産院、自宅、産む場所はどこであれ、自分の価値観や経過を十分知ってくれている人にいつでも相談することができるようになります。

 

どこで、誰と、どんな風に産みたいか。こんな選択肢が広がれば、あなたならどうしたいですか。

 

 また、助産師ステーションはお産の場以外にも、様々な機能を持つ場です。ステーション=地域の拠点 と名前の通り、いろいろな人が集まれる場所になります。集った人が知恵や想い・企画などを持ち寄り、共有し交換する。受け取った方たちの生活にインスピレーションを与える。個々人が自分のできること、やりたいことを生産し前向きなエネルギーの循環を生み出すことが期待できます。

 

 最後に、my助産師制度実現のために必要なこと。これを書いている私を含めた、助産師の自立です。


助産師は正常な経過にある妊産婦さんのケアを独立して行える資格があります。そしてその正常の判断は自ら行うのです。どんな人・状況にも当てはまるケアマニュアルはないため、状況を冷静に観察分析しその都度自分で考え判断をしないと母子の命は守れません。もちろん必要であれば連携する医師に相談をしたり、手術等ができる施設へ搬送もします。


「業務」でも「医師の補助」でもなく、自らの内に規律を持ち行動する助産師によって、個人の価値観や生活背景に応じた個別のケアが可能になります。その訓練の場所としての役割も、ステーションは提示してくれているのです。

 

助産師が自立すれば、my助産師をもてる妊産婦さんたちが増えます。お産の形はその家族の在り方を反映するようになり、それぞれが自ら選択し自信と誇りを持てることに繋がるでしょう。それは子どもたちに伝わり、結果未来が、かわっていく。


なにより。
「ここでこの子を産みたい」「陣痛が来たら大好きなあの人と一緒にいたい」「どんな子が生まれてくるのかな」「出産はここじゃないけど、産後にまた来たいな」「あの時の助産師さん元気かな、この子連れて会いに行ってみよう」……♡♡♡ 
一緒にこんな楽しみを持てることって特別な幸せだな、と私は思います。


お産の主役は家族である。そんな当たり前のことを大切にできるこれからへ、わくわくしながら私は歩んでいきたいです。

 

リターン

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

支援者
62人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

10,000


【継続ケアを広げる!応援コース】

【継続ケアを広げる!応援コース】

■ 報告レポート(PDF)

■ サンクスボードにお名前(希望制)
感謝の気持ちを込めて、支援者さまのお名前を刻んだボードを「助産師ステーション」に飾ります。

■ 助産院ケア10%オフ(プレゼントもOKです)
*産前、産後、女性のからだに関するお悩みごとなどご相談いただけます。
*京都市左京区聖護院川原町から、電車・車で1時間半以内の範囲
*有効期限は発行より1年間は、何度でもお使いいただけます。

-----
■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

支援者
64人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

10,000


【一緒にお祝いコース】

【一緒にお祝いコース】

■ 達成お祝い会へご招待
*交通費は別途ご負担いただきます。
*ご夫婦とお子さまもご参加いただけます。
*開催は、9月または10月あたりを予定しております。

■ 報告レポート(PDF)

■ サンクスボードにお名前(希望制)
感謝の気持ちを込めて、支援者さまのお名前を刻んだボードを「助産師ステーション」に飾ります。

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■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

支援者
69人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

30,000


【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

■ HPにお名前掲載(希望制)

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■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

■ 報告レポート(PDF)

■ サンクスボードにお名前(希望制)
感謝の気持ちを込めて、支援者さまのお名前を刻んだボードを「助産師ステーション」に飾ります。

支援者
40人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

50,000


【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

※リターン内容は3万円の応援コースと同様ですが、その分いただいたご支援は大切に使わせていただきます。

■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

■ 報告レポート(PDF)

■ サンクスボードにお名前(希望制)
感謝の気持ちを込めて、支援者さまのお名前を刻んだボードを「助産師ステーション」に飾ります。

■ HPにお名前掲載(希望制)

支援者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

100,000


【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

【継続ケアを広げ、“My助産師”育成を応援】

※リターン内容は3万円の応援コースと同様ですが、その分いただいたご支援は大切に使わせていただきます。

■ 感謝の気持ちを込めて、御礼のメール

■ 報告レポート(PDF)

■ サンクスボードにお名前(希望制)
感謝の気持ちを込めて、支援者さまのお名前を刻んだボードを「助産師ステーション」に飾ります。

■ HPにお名前掲載(希望制)

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

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